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【今すぐ冒頭ためし読み!】「アメトーーク!」【読書芸人】(12/2放映)で紹介された河出の本はこれ!『おもろい以外いらんねん』『いつか深い穴に落ちるまで』『十二月の十日』『短くて恐ろしいフィルの時代』

 今夜12/2放映テレビ朝日「アメトーーク!」は、実に4年ぶりの「読書芸人」回でした。本好きにはたまらない祭りでしたね! みなさんも好きな本への同意のうなずきが止まらなかったり、興味がなかった本もプレゼンを聞いているうちに無意識に購入リストに入れてしまったりの1時間だったのではないでしょうか。 番組

心の地下の扉が、その衝撃で開いてしまいそうだ──クォン・ヨソン『まだまだという言葉』書評│評・頭木弘樹

ここにいない人たちの大きさ  車にはねられて入院している人が「すごく痛かった」と体験を語ったとき、お見舞いの人がどんなに無神経だったとしても、「私もむこうずねをテーブルにぶつけて痛かったことがあるから、わかる」などと返事することはまずない。痛みの度合がはるかにちがうだろうくらいは誰でもわか

今野真二『日本語の教養100』(河出新書)刊行記念 往復書簡 「知識の沼――ことばで巨人の肩にのる」第9回 山本貴光→今野真二

10年以上にわたって多彩な視点から日本語をめぐる著作を発表しつづけてきた今野真二さん。その日本語学のエッセンスを凝縮した一冊とも言える『日本語の教養100』が刊行されました。これを機に、今野日本語学の「年季の入った読者」と自任する山本貴光さんとの往復書簡が実現。日本語についてのみならず、世界をとらえ

『完全版ピーナッツ全集』、待望の電子版が11月30日(火)より全巻同時配信開始!

世界中で愛されるスヌーピーたちが活躍する不朽の名作漫画『ピーナッツ』。その生誕70周年を記念して、詩人の谷川俊太郎個人全訳による集大成『完全版ピーナッツ全集』(紙書籍版)が刊行され、2020年、大好評のうちに完結を迎えました。そしてシュルツ生誕100周年を迎える2022年を目前に控えた今、ついに電子

『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』プロローグ無料公開 経済と女性の話をしよう

とびきり刺激的な経済学の本が届きました。『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』。本書を刊行後、著者はBBCの選ぶ「今年の女性1​0​0人」に選出。本書自体もガーディアン紙のブックオブ・ザ・イヤーに選出され、今や世界20カ国で翻訳されています。 ついに今月、邦訳が刊行されましたが、従来の経済学の不

医療人類学の不滅の古典、待望の復刊 『臨床人類学:文化のなかの病者と治療者』

医療人類学の草分け的存在として知られる、アーサー・クラインマン氏の記念すべきデビュー作『臨床人類学』が12月2日に復刊されます。本作は、1992年に邦訳が刊行されたものの、長らく絶版状態が続き、復刊を希望する声が絶えない作品でした。『臨床人類学』の刊行に先駆けて、本作の復刊を誰よりも熱望されていた、

「こんなに真面目に働いてるのに、おかしい」と思ったら→『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』から訳者あとがき公開

 Q.アダム・スミスが「立派な研究」に勤しんでいた間、食事や身の回りの世話をしていたのは?  とびきり刺激的な経済学の本が届きました。『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』。本書を刊行後、著者はBBCの選ぶ「今年の女性1​0​0人」に選出。本書自体もガーディアン紙のブックオブ

カンザキイオリ『親愛なるあなたへ』サイン本取扱い店舗

【著者サイン本取扱店舗】『親愛なるあなたへ』刊行を記念して、著者サイン本を「全都道府県」で販売します。お取り扱い書店様は下記よりご確認いただけます。それぞれの書店店頭に出るタイミングにつきましては、お店によって異なります。また、サイン本はなくなり次第終了です。何卒ご容赦ください。  ※転売

幼児期、学校、就職、出産、老い……生まれてから老いるまでの間に、ASDの女の子はどんな体験をするのか。サラ・ヘンドリックス『自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界──幼児期から老年期まで』訳者あとがき

 私には、現在公立小学校の特別支援学級に通っている自閉スペクトラム症(以下、ASD)の次女(九歳)がいる。一人でごきげんにしている手のかからない赤ちゃんだった次女が心身の発達の遅れを指摘されたのは、三歳児健診のときだった。病院や療育センターを紹介されたものの、診断がつくまでの道のりは長かった。会話が

尾崎世界観が読む、人生に影を抱えた二人の物語。木村紅美『あなたに安全な人』

 手洗いうがい、こまめな消毒、定期的な検温、それらによって、近頃はすっかり体調を崩すことが減った。もしも発熱してしまえば周囲にも大きな迷惑がかかるし、風邪はおろか、風邪気味すら許されない。この「気味」というのは、とても大事だ。感染症対策によって真っ先に奪われるのはそんな「気味」の中にある気配で、時に

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