「斎藤 真理子(さいとう・まりこ)訳」の検索結果 : 39件

「私と友人たちは以前から、ゆっくり、死につづけてきたみたいだ」ーーアジアの作家たちは新型コロナ禍にどう向き合うのか。「文藝」夏季号の緊急特集を無料公開。韓国のシンガーソングライターにして作家、イ・ラン「コロスウイルス」。

4月7日に発売された「文藝」夏季号での緊急特集「アジアの作家たちは新型コロナ禍にどう向き合うのか」。発売前の公開が話題となった、閻連科さん「厄災に向き合って――文学の無力、頼りなさとやるせなさ」に続き、中国の陸秋槎さん、韓国のイ・ランさん、台湾の呉明益さん、タイのウティット・ヘーマムーンさん、日本の

『完全版 韓国・フェミニズム・日本』責任編集・斎藤真理子さんによる「巻頭言」全文公開

  未来から見られている 斎藤真理子 雑誌は生きものとよく言われるが、その通りだった。二〇一九年七月に発売された『文藝』秋季号(特集「韓国・フェミニズム・日本」)が異例の増刷となり、とうとう創刊以来八六年ぶりの三刷が決まったとき、私も驚いたが編集部も驚いていた。生きものなのでその勢いを予測

朝吹真理子が読む、村田沙耶香の“まじめに狂った“最新自選短編集『生命式』

わたしたちはみえないものをとりかわして生きている。誰かと向きあって話しているとき、いくばくかの菌を交換している。自家製の味噌やぬか漬けは、かき混ぜているひとの手の常在菌が乳酸菌とむすびついて発酵しているからできあがる。○○さんのぬか漬けおいしい、おいしいです、そう言いながら食べているとき、そのひとを

友達に代わっての生活──ハン・ガン『すべての、白いものたちの』書評/評者=イ・ラン

この本は、一二八週間前の二〇一六年六月一二日に死んだ私の友達が最後まで読んでいた本だ。主(あるじ)なく部屋に残されたかばんを、友達をずっと記憶しておくためにそのまま持ってきた。その中には、病んだ自分の体調を記録した紙や、半透明の薬の袋などが転がっていた。そしてハン・ガンの小説『すべての、白いものたち

文芸季評 山本貴光「文態百版」:2018年6月〜2018年8月

初出=「文藝」2018年冬季号 (第1回/第2回) 1 技術 今日の文学は技術を書いていなければ十分ではない。かつてそのような意味のことを述べた作家がいた。 なぜ技術かといえば、事実として現在私たちが生きている環境の少なからぬ部分が技術によってできているからだ。居住、食事、移動、通信、労働、娯楽、創

世界でひとつだけの花──山内マリコ『選んだ孤独はよい孤独』書評

孤独はカッコいい。なんだかハードボイルドだ。闇を背負っている雰囲気があるし、それだけですごい特別な存在っていう感じがする。思春期はとくに孤独を好みがちだけど、思春期マインドにあふれた中年のぼくも、いまだ孤独の大ファンだ。十代の頃、孤独に酔いたいがために家出して、駅前で物乞いをしたことがある。あれはす

天才翻訳家が遺した、『ユリシーズ航海記』(柳瀬尚紀)刊行記念 第二回 朝吹真理子によるエッセイ公開

昨年7月、ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀さんが逝去されました。1993年、翻訳不可能と言われていた『フィネガンズ・ウェイク』を個人で初めて完訳して話題を集め、亡くなる直前まで、ジョイスの最高傑作『ユリシーズ』の完訳を目指して翻訳中でした。 そんな天才

1980年代ってどんな時代だったの?

…【国際情勢】アジアの中の八〇年代、世界の中の八〇年代(姜尚中) 【政治】対米従属第二世代としての中曽根政権(白井聡) [フード]グルメ化、無国籍化、そしてヘルシー化(畑中三応子) [音楽]「みんなのうた」が存在した最後の時代(兵庫慎司) 【社会意識】あやふやな「総中流」とゆるぎない近代

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  5. ノーベル文学賞受賞記念! ハン・ガン『すべての、白いものたちの』無料公開

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