お知らせ - 芸術
実はジェンダーレスなオフィス服だった!? 女性に闊歩する自由をもたらした、画期的ファッション”女袴”の歴史! 女学生、働く女性、タカラジェンヌも
中川春香 編著
2026.02.13
3月29日(日)まで、東京 弥生美術館にて展覧会開催中!

中川春香編著
『はいからモダン袴スタイル』(税込定価2,200円)
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女性たちの”闊歩”を可能にした新ファッション「女袴」!
今では大学の卒業式のスタイルとして定着している女性の袴姿。近年は小学校の卒業式でも袴を着用することが増え、注目を集めています。それではなぜ卒業式に袴を穿くのだろう、と思ったことはありませんか。
袴は明治・大正の女学生や小学生の通学服でした。女学生の袴姿はこの時代を象徴する装いとして、現代でも魅力を放ち続けています。しかし、近代教育の幕開けとともに登場した当初は、男装的な姿が「醜い」「国辱」とまでの非難を浴び着用が禁止され、その後襠の無いスカート状の「女袴」が考案されたことで広まっていった、という紆余曲折がありました。
また、今では女学生のイメージが強い袴ですが、かつての宮中の女官の装束に由来し、教師、工女、医者、事務員、電話交換手など、むしろ女学生が着用していた期間よりも長く「働く女性」の装いでもありました。袴にはジェンダーレスで活動的な衣服としての側面もうかがえるのです。
女学生の袴が通学服として一般的だったのは、明治30年代から昭和初期のわずかな期間でした。
このほど刊行した『はいからモダン袴スタイル』は、和装から洋装へ移り行くはざまに花開いた袴姿の歴史を辿り、明治から現代までの絵、写真や袴実物等の資料を展示、その魅力や意義を紐解きます。
収録内容を紹介!
・東京女子師範学校(現 お茶ノ水女子大学)男袴➜和装➜洋装➜和装➜女袴の変遷

・女袴の普及により、女学生たちが活発に動けるように。
袴の着用により体操やダンス、運動会など、アクティビティが可能になりました。
当時の女学生たちの笑顔が写真で数多記録されています。

・工員、教師、医者、電話交換手、商社ウーマンなど、働く女性たちの勇姿の数々
当時少数派だった、職業婦人。
メディアや世間が揶揄するような表現の記事もあわせて紹介。

・竹久夢二、高畠華宵、蕗谷虹児… 画家たちが描いた、少女たちの袴姿
大正時代に入ると、短い袴の登場など、モダンでお洒落な着こなしも増えてきます。

・現代にも続く、大阪・樟蔭学園の袴の歴史を4ページで特集!
1917年設立、最新の設備を備え「東洋一の女学校」と称された樟蔭高等女学校。スクールカラーでもある深緑色の袴は、今も伝統として引き継がれています。

・元タカラジェンヌ、天真みちるさん所蔵の黒紋付×緑の袴×インタビューを掲載!!
・タカラジェンヌの「緑の袴」は、いつから制服になったのか?
・昭和初期に宝塚ファンの間で流行った「ヅカる」着こなし。どんな着こなし?
・ほかの袴とは違う、タカラジェンヌの「緑の袴」の特徴とは?
・生徒それぞれの家紋入りの黒紋付と緑の袴は、どのようにして発注されるのか?
・タカラジェンヌの卒業のときの、袴の着付けの舞台裏
…などなど、ファン必読のエピソードが満載!!
<目次>
第一章◆「女袴」登場
第二章◆時代の象徴 袴姿の女学生達
第三章◆「活動する女性の装い」としての袴
第四章◆描かれた袴姿
第五章◆現代へ続く袴姿
●展覧会「はいからモダン袴スタイル ―「女袴」の近現代―」開催!

会期:2026年1月3日(土)~3月29日(日)
開館時間:10時~17時 ※入館は16:30まで
詳細:弥生美術館 https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/next.html
●書籍情報
書名:はいからモダン袴スタイル
編著:中川春香
仕様:A5判/並製/160ページ
発売日:2026年1月14日
税込定価:2,200円(本体価格2,000円)
ISBN:9784309750613
出版社:河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309750613/
※電子書籍の発売予定はありません。













