
愚かな人間を演じ続ける「奴隷」ジムの逃走劇――ピュリツァー賞&全米図書賞受賞の話題作、パーシヴァル・エヴェレット『ジェイムズ』書評
評者:中村隆之(フランス語圏文学、環太平洋文化研究、翻訳者)
『ジェイムズ』パーシヴァル・エヴェレット 著木原善彦 訳 評:中村隆之 (フランス語圏文学、環太平洋文化研究、翻訳者) 全米図書賞、ピュリツァー賞ほか、驚異の5冠受賞!アメリカ現代文学を転覆させた怪物的作家、パーシヴァル・エヴェレット『ジェイ
2025.08.30書評
評者:中村隆之(フランス語圏文学、環太平洋文化研究、翻訳者)
『ジェイムズ』パーシヴァル・エヴェレット 著木原善彦 訳 評:中村隆之 (フランス語圏文学、環太平洋文化研究、翻訳者) 全米図書賞、ピュリツァー賞ほか、驚異の5冠受賞!アメリカ現代文学を転覆させた怪物的作家、パーシヴァル・エヴェレット『ジェイ
2025.08.30評者:伊藤亜和(文筆家)
『踊れ、愛より痛いほうへ』向坂くじら 著 評:伊藤亜和(文筆家) 小説第2作にして第173回芥川賞候補作となった、向坂くじら『踊れ、愛より痛い方へ』が刊行。本作について文筆家の伊藤亜和さんが語る。 ***
2025.08.29評者:小野絵里華(詩人)
『人形のアルファベット』カミラ・グルドーヴァ 著 上田麻由子 訳 評:小野絵里華(詩人) 「スコットランドの鬼才」と称され英語圏でいま最も注目される若手作家、カミラ・グルドーヴァのデビュー短編集『人形のアルファベット』(上田麻由子訳)が
2025.08.28燃え殻(作家・エッセイスト)
『バックミラー』羽田圭介 著 評:燃え殻(作家・エッセイスト) 羽田圭介の初の短編集となる最新刊『バックミラー』が刊行。本作の魅力を作家でエッセイストの燃え殻さんが語る。 *** 羽田さんにはいままで二度お会いしたことがある。どちら
2025.05.21評者:小川公代(英文学研究)
『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』金子薫 著 評:小川公代(英文学研究) 野間文芸新人賞受賞の鬼才・金子薫の最新刊『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』が刊行。本作の魅力を英文学研究者・小川公代が語る。 *** “道化”や“愚者”と呼ばれる人たちは
2025.05.20評者:小森はるか(映像作家)
『わたしハ強ク・歌ウ』 山下澄人 著 評:小森はるか(映像作家) 執筆開始から4年をかけた山下澄人の最新小説『わたしハ強ク・歌ウ』が刊行。本作の魅力を映像作家の小森はるかさんが語る。 *** 日々は、生きている限り過ぎていく。その日
2025.05.19評者:東直子(歌人・作家)
『たのしい保育園』滝口悠生 著 評:東直子(歌人・作家) 芥川賞作家・滝口悠生、初めての「父」小説となる最新刊『たのしい保育園』が刊行。本作の魅力を歌人で作家の東直子さんが語る。 *** こんなに不穏な世の中だけど、子どもはそんなこ
2025.05.16評者:星野概念(精神科医)
『物語じゃないただの傷』大前粟生 著 評:星野概念(精神科医) 『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の著者・大前粟生による最新作『物語じゃないただの傷』が刊行。本作の魅力を精神科医の星野概念さんが語る。 *** 自分は、
2025.05.15評者:木村紅美(作家)
『影犬は時間の約束を破らない』パク・ソルメ 著斎藤真理子訳 評:木村紅美(作家) 韓国・光州生まれの作家パク・ソルメの小説『影犬は時間の約束を破らない』が斎藤真理子による翻訳で刊行。本作の魅力を作家の木村紅美さんが語る。 *** フィッシュマンズのアル
2025.03.04評者:荻堂顕(作家)
『鹽津城』飛浩隆 著 評:荻堂顕(作家) 日本SF大賞2冠の巨匠・飛浩隆による8年ぶりの作品集『鹽津城』が刊行。本作の魅力を作家の荻堂顕さんが語る。 *** アンリ・マティスが「黒によって光を表現することができる」と言っているが、小説にも余白という光が存在する
2025.02.26