お知らせ - 海外文学

【柴田元幸×岸本佐知子 選】愛書家垂涎の奇書、怪作が続々復刊「海外文学の屋根裏部屋」シリーズ開始。海外文学好き夢の企画。『チャイナタウンの女武者』、『ミッドナイト・ミートトレイン』など

【柴田元幸×岸本佐知子 選】愛書家垂涎の奇書、怪作が続々復刊「海外文学の屋根裏部屋」シリーズ開始。海外文学好き夢の企画。『チャイナタウンの女武者』、『ミッドナイト・ミートトレイン』など

河出文庫で、海外文学好きの、夢の企画がスタートします。

翻訳家として大人気、かつ、その目利き力に、読者から厚い信頼をおかれる、柴田元幸さん、岸本佐知子さん両名を選者に迎え、厳選した海外文学作品を6点ずつを、毎月1点ずつ復刊するシリーズです。

題して「海外文学の屋根裏部屋」。

 

海外文学案内の最前線で活躍しつづけるお二人の屋根裏部屋から飛び出してくるラインナップは『チャイナタウンの女武者』、『ミッドナイト・ミートトレイン』など、海外文学好きが唸るものばかり。

本日、情報解禁第1弾として、2027年2月刊行までの4作品を公開します。

 

日本で長らく読めなかった作品を、最高のお二人のリコメンドとともに刊行します。
厳選された知られざる傑作・怪作満載の、今後のラインナップにも、ぜひご注目ください。
最新情報は随時、web河出、河出書房新社公式SNSにてお知らせいたします。

 

 

柴田元幸さん、岸本佐知子さんリコメンドコメントつき!
「海外文学の屋根裏部屋」ラインナップ第1弾

【11月】マキシーン・ホン・キングストン
チャイナタウンの女武者』(藤本和子 訳)

アメリカ生まれの中国人女性が生きる複雑な文化の網の目をときほぐし、家族の記憶と生活のありようを見事に捉えた名作

【柴田さんセレクト/この作品を選んだ理由】

同じ著者の『チャイナ・メン』は主にアメリカが舞台、男性の話が中心、物語は(やや)写実的ですが、こちらは主に中国、女性中心、話は神話的。かつては何となくあっちが主でこっちが従という気がしていたのですが、それは全然間違いだったと思い知りつつあります。

 

【12月】クライヴ・バーカー
ミッドナイト・ミートトレイン』(宮脇孝雄 訳)

ニューヨーク地下鉄連続殺人事件をはじめ、死神、幽霊、怪物などが跋扈するホラー短篇集

©︎有村蓮

【岸本さんセレクト/この作品を選んだ理由】

80年代に全6冊で刊行された「血の本」シリーズの、これが第1弾。タイトルに違わぬ血みどろ・グロテスク・不気味満載の短編集ですが、どこかリリカルさも漂います。とにかく最後の「丘に、町が」を読んでほしい!

【1月】ポール・ラファージ
失踪者たちの画家』(柴田元幸 訳)

変容する街とその暗部に潜む者たちを描く、見えない都市の物語

【柴田さんセレクト/この作品を選んだ理由】

結局立ち消えになりましたがこの小説の翻訳を新聞連載で、という案が一時期浮上していました。それくらい、次々に、間断なく、不思議なエピソードや着想が出てくるのです。ラファージは毎回不思議な本を書く人ですが、やっぱり第一作のこれが一番不思議。

 

【2月】ジュディ・バドニッツ
空中スキップ』(岸本佐知子 訳)

現実と異界の境界を軽々と飛び越える想像力とユーモア溢れる傑作短篇集

©︎有村蓮

【岸本さんセレクト/この作品を選んだ理由】

奇想って、思いつくまではけっこう誰でもできるんです。バドニッツのすごさは、その奇想にとことん食らいついて肉付けし、職人の手で焼き上げられた赤ん坊の耳たぶの柔らかさや、犬の着ぐるみを着た男の毛皮の匂いまで現出させてしまう、その執念にあるんだと思います。

 

編者略歴

柴田元幸 しばた・もとゆき

1954年、東京都生まれ。アメリカ文学研究者、翻訳家、東京大学名誉教授。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。訳書に、ポール・オースター『幽霊たち』『バウムガードナー』、スティーヴン・ミルハウザー『ナイフ投げ師』、J・D・サリンジャー『サリンジャー初期短篇全集』など多数。

岸本佐知子 きしもと・さちこ

翻訳家。訳書に、ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、ミランダ・ジュライ『はいつくばって』、ショーン・タン『内なる町から来た話』、スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、アリ・スミス『五月 その他の短篇』など多数。『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞受賞。2026年に伊丹十三賞を受賞。

 

詳細・予約は下記リンクから!

書名:チャイナタウンの女武者(河出文庫)
著者:マキシーン・ホン・キングストン
訳者:藤本和子
仕様予定:文庫判/352ページ
発売予定日:2026年11月6日
予価:1,650円(本体1,500円)
ISBN:978-4-309-46836-5
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309468365/

 

書名:ミッドナイト・ミートトレイン(河出文庫)
著者:クライヴ・バーカー
訳者:宮脇孝雄
仕様予定:文庫判/336ページ
発売予定日:2026年12月8日
予価:1,540円(本体1,400円)
ISBN:978-4-309-46837-2
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309468372/

 

書名:失踪者たちの画家(河出文庫)
著者:ポール・ラファージ
訳者:柴田元幸
仕様予定:文庫判/368ページ
発売予定日:2027年1月7日
予価:1,760円(本体1,600円)
ISBN:978-4-309-46838-9
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309468389/

 

書名:空中スキップ(河出文庫)
著者:ジュディ・バドニッツ
訳者:岸本佐知子
仕様予定:文庫判/400ページ
発売予定日:2027年2月8日
予価:1,650円(本体1,500円)
ISBN:978-4-309-46839-6
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309468396/

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