「文藝」2017年夏号・書評
合わせ鏡のアイロニー
[レビュアー]豊﨑由美
『成功者K』羽田 圭介 著書評も小説で書かないといけない小説[レビュアー]豊﨑由美 ゾンビ映画の枠組みを用いて、「文学」や「文壇」ひいては「世間」に流通しているバカバカしくも重苦しい「文脈」を露わにし、叩き斬った快作にして怪作『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』。そこに作者本人を彷彿させるK
2017.06.02「加藤千恵」の検索結果 : 4件
[レビュアー]豊﨑由美
『成功者K』羽田 圭介 著書評も小説で書かないといけない小説[レビュアー]豊﨑由美 ゾンビ映画の枠組みを用いて、「文学」や「文壇」ひいては「世間」に流通しているバカバカしくも重苦しい「文脈」を露わにし、叩き斬った快作にして怪作『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』。そこに作者本人を彷彿させるK
2017.06.02加藤千恵
『ラジオラジオラジオ!』加藤千恵 【評者】倉本さおり「いま」がほどけていく場所で 深夜、自室のパソコンの画面を前に、両親が寝静まってから啜るカップヌードル。物音は極力たてないよう、けれど座椅子の上であぐらをかいた状態で、行儀の悪さはめいっぱい満喫する─。いま思えば、なんて傲慢で、
2016.08.10【全集】「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」第Ⅱ期 刊行中★作家古典新訳の刊行予定2016年6月 『松尾芭蕉/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙』訳・選 松浦寿輝 選・辻原登 選・長谷川櫂 丸谷才一ほか2016年10月 『能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/仮名手本忠臣蔵/菅原伝授手習鑑/義経千
2016.05.02加藤千恵
『いつも異国の空の下』石井好子河出文庫、2012年「自分の人生なんだから、ここにとどまったっていいし、別の場所に行ってもいい。同じことをしても違うことをしてもいい。読むたびに、それを思い出させてくれる。」(加藤千恵)『夏休み』中村航河出文庫、2006年「大人になったからこそ、子どもじみた真似をするの
2016.03.01