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「文豪とアルケミスト」実装で話題! 注目が集まる大泉黒石の傑作選『黄夫人の手 黒石怪奇物語集』(河出文庫)、文アルコラボ帯で刊行決定!!

「昔はもう少し明るい人間だったはずなんだが……
前世の墓に落としてきてしまったらしい」
──”国際的の居候” 大泉黒石が物した怪奇小説の傑作をこの一冊で!

 

コラボ帯付き表紙画像

 

近代日本文豪をキャラクター化した大人気ゲーム「文豪とアルケミスト」。
同作に新キャラクターとして登場し、大変な話題を呼んでいる、大泉黒石(おおいずみ・こくせき)の作品『黄夫人の手 黒石怪奇物語集』(河出文庫)の新装復刊が決定いたしました。

 

大泉黒石は1893年、長崎県生まれ。ロシア人の父と日本人の母をもち、本名の清に加え、ロシア名アレクサンドル・ステパノヴィチ・キヨスキーも父から与えられていました。自称「国際的の居候」。
上京し、職を転々としたのち、『俺の自叙伝』を発表し脚光を浴び、多彩な活動を見せましたが、だんだんに文壇から疎外されるようになったといいます。
主な著書に『老子』『人間廃業』『ロシア文学史』などがあります。

 

『黄夫人の手』は多方面で活躍した黒石の「怪奇」ジャンルの主要作品を集めた傑作集。
切れ味鋭い「エンタメ黒石」をお楽しみいただけます。

2013年の刊行以来、好評を博していましたが、10年以上が経過し、2024年には電子書籍のみの刊行となっておりました。
このたび、「文豪とアルケミスト」で新文豪としての登場が決まったことで、ゲームプレイヤーの方々から大変多くの「紙の本でほしい」とのリクエストをいただき、新装復刊の運びとなりました。

 

発売は2025年5月8日予定。
この復刊に感謝し、初版はすべて「文豪とアルケミスト」コラボ帯付きとなります。
お早めにご予約・ご入手ください。

 

 

『黄夫人の手 黒石怪奇物語集』
大泉黒石

大正文壇の寵児にして、追放され忘れ去られた異端の国際的無頼派作家、大泉黒石。死んだ女の手が怪事件を引き起こす「黄夫人の手」ほか、黒石怪奇小説の傑作・主要作8篇を精選。新装復刊。

定価:990円(本体900円)
河出文庫/280ページ
ISBN:978-4-309-42183-4
装画:春日井さゆり「衣服」
カバーデザイン:山田和寛(nipponia)
発売日:2025.05.08
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309421834/

 

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著者

大泉 黒石(おおいずみ・こくせき)

1893-1957。作家。ロシア人の父と日本人の母をもつ。自称「国際的の居候」。各国を漂泊したのち帰国、上京、『俺の自叙伝』を発表し脚光を浴びる。主な著書に『老子』『人間廃業』『ロシア文学史』など。

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