お知らせ - 河出文庫
米軍射爆場建設計画に分断される島──50年以上前の作品が軒並み大ヒット!! 有吉佐和子作品の強さの秘密とは。その謎の一端にふれる問題作
有吉佐和子
2026.04.08
「これはほんとうに60年近くも前に書かれた小説なのだろうか。
この小さな島の混乱、人びとの困惑は、いまわたしたちが感じているものと同じではないか。
そして、これこそが、有吉佐和子の文学の本質なのだ」高橋源一郎(解説より)
『青い壺』(文春文庫)、『非色』、『女二人のニューギニア』(河出文庫)など、近年の復刊が軒並み大ヒットしている有吉佐和子。
発表から半世紀以上を経た作品群が、今もなお、多くの読者の共感を集めるのはなぜなのでしょう? 人種問題、環境問題、地域社会、価値観の衝突など、1人の作家が手掛けるテーマとしては驚くほど幅広い。
ですが、多くの作品に共通しているのは、時代や社会の歪みを描いていること。そして、いまだ根強く切実な問題として現代に横たわるテーマばかり。それがあたかも予言のように、我々の胸を突くのかもしれません。

●有吉佐和子 最大級の問題作と言われる『海暗』
このたび河出文庫で復刊した『海暗』は、伊豆の御蔵島に突如持ち上がった米軍射爆場計画に、翻弄される島民たちの現実を描いた長編小説。
やがて各自の立場により島民の心が分裂していくさまは、現代の”分断”を予感させ、私たちへ切実なリアリティをもって迫ります。
また、御蔵島の「合宿」取材を活かした真に迫る自然、歴史描写や、島民たちの逞しく生き抜く姿も魅力的で、人々の人間ドラマが時にユーモラスに描かれ、根強い人気のある作品です。
またひとつ甦った、現代人必読の傑作。
ぜひお手にとってみてください。
●書誌詳細

『海暗』(河出文庫)
著者:有吉佐和子
解説:高橋源一郎
仕様:文庫判/並製 /402頁
発売日:2026年4月7日
税込定価:1,210円(本体1,100円)
ISBN:978-4-309-42255-8
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309422558/
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●ベストセラー既刊

『非色』(河出文庫)
著者:有吉佐和子
仕様:文庫判/並製 /424頁
発売日:2020年11月6日
税込定価:990円(本体900円)
ISBN:978-4-309-41781-3
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309417813/
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『女二人のニューギニア』(河出文庫)
著者:有吉佐和子
仕様:文庫判/並製 /288頁
発売日:2023年1月10日
税込定価:990円(本体900円)
ISBN:978-4-309-41939-8
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309419398/
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