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70歳、突如「太った」ことに気づいた作家・高橋源一郎が、成功したダイエット方法

70歳、突如「太った」ことに気づいた作家・高橋源一郎が、成功したダイエット方法

この本を読み通せば(「食べ」通せば)、あなたはからだの健康を取り戻した上に、こころの健康まで得ることができるだろう。なぜなら、わたしがそうだったから。

──高橋源一郎

*『食べる本 読むダイエット』「はじめに」より

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309632018/
amazon楽天ブックスほか全国書店・ネット書店で販売中

 人気小説家、高橋源一郎さん。
 現在『ぼくたちはどう老いるか』(朝日新書)が大変な話題です。
 哲学者・鶴見俊輔氏をはじめ、先人たちが残した「老いのことば」をたどったその本の執筆中、高橋さんは実は、ある悩みを抱えていました。

 

七十歳近くなったある日、突然わたしは気づいた。太っていたのである。半世紀近く、ほとんど変化することがなかった体重の急激な変動に、わたしはショックを受けた。というか家族からの「パパ、太ったね」という視線におののいた。そして、わたしは「ダイエット」というものを始めた。

『食べる本 読むダイエット』「はじめに」より

 すぐさまダイエットを始めた高橋さんは自分の「からだ」がいかに劣化していたかに気づきます。
 そして、「からだ」の劣化はすべての劣化の象徴であることにも──。

 

人間は「食べる」生きものだ。それがなければ「からだ」は死んでしまうから。
同時に、人間には「こころ」がある。「精神」がある。そして、「こころ」や「精神」も「食べる」のである。なにを。もちろん「ことば」を。そして、「ことば」を食べなくなったとき、「こころ」や「精神」も衰え、死んでゆくのである。わたしが分け入ったのはそんな世界だった。

『食べる本 読むダイエット』「はじめに」より

 

 ごめんね「からだ」、ごめんね「こころ」。いままで放っておいて──。健康な「からだ」と「こころ」を求め、まずは本屋へ赴き、書物の山へ身を投じた高橋さん。

食べ順、睡眠、炭水化物抜き、断食……、最初の1か月で80冊ものダイエット本を読み漁り(!)、減量に精を出す一方で、私たちを真の健康へと導く原石を求め「ことば」を食べ続ける日々を送ります。

 古くは中世ヨーロッパの講話録『無病法』、貝原益軒『養生訓』から、ジャック・アタリ『食の歴史』、滝沢カレン『カレンの台所』、はたまた、『三島由紀夫スポーツ論集』、カフカ『変身』まで、古今東西の「食」をめぐる「本」と対峙し、そして──。

 

 そうして書かれたのが、今回刊行された『食べる本 読むダイエット』(河出新書)。
高橋源一郎さん自身のダイエットをきっかけにはじまった、「こころ」と「からだ」を巡る思考の軌跡が克明につづられた手記であり、世界に類のない「本(ことば)」を食べるリーディング・ダイアリーズです。

 

 家族や周囲に「終わってるな、この人」と思われたくないあなた、「からだ」と「こころ」の真の健康を手に入れたいあなたも、高橋さんと一緒に「ことば」を読み、「食べる」旅へ出てみませんか?

 かつて類のない「本(ことば)」も食べる本を、どうぞご賞味ください。

*著者註:本書は「ダイエットの本」としても活用していただけます。

 

目次

はじめに 本は「読む」ものではない。「食べる」ものだ
第一回 食べなくっても大丈夫
ジーンズがはけなくなった日/戦闘、開始/食べるな/江戸時代のダイエット本/少食万歳! 老人万歳!
第二回 明智光秀と忍者ダイエット
何でもやってみた/「食べ順ダイエット」と若者たち/忍者には肥満者がいない/忍者へのロング&ワインディングロード
第三回 コロナと『養生訓』と『論語』
コロナ下でダイエット/こんなダイエット法があったとは/留置場ダイエット/貝原益軒の『養生訓』を読んだことがありますか?
第四回 科学的か、愛か、それが問題だ……
アナーキー・イン・ザ・スリープ/科学的か、科学的ではないか、それが問題だ……/愛のダイエット
第五回 「料理」という物語
「料理」とわたし/「料理」という物語/コロナ自粛下、サヴァラン先生の『美味礼讃』を読む
第六回 グルメ小説家の悲劇
こんな日もある/グルメが見つけたコンビニというユートピア/コンビニ・ワンダーランド/明治の大ベストセラー作家
第七回 肉か、野菜か、それが問題だ……
鎌倉ベジタリアンマップ/戦いの日々/わたしは「これ」で肉食をやめました/肉よ、去れ!
第八回 メシ喰うな
オートミール襲来/「不食」な人びと/食べること、やめました/「不食」の彼方に
第九回 この世界の片隅に
人間ドックに行ってきた/長生きするなら、ばあばの知恵/糖尿病からの生還/早寝早起き、お日さまと一緒に/死んだらそれまで/この世界の片隅に
第十回 食事はどこから来たのか、食事とはなにか、食事はどこへ行くのか
流れゆく日々/人類はなにを食べてきたのか/食べること、食べもの、その前に、口!/「2001年宇宙の旅」的ななにか?/健康法もダイエットもベジタリアンも大昔から/ヨーロッパの食文化について、アタリ先生と一緒に考えてみる/世界の食の中心で、愛を叫ぶ/我々はいま、なにを食べているのか? そして、食べることとはなにか?/そしていま、我々の食事の風景、それから、未来へ
第十一回 筋肉ってなんだ
「バズーカさん」/ スクワットという神秘/バズーカさんと「筋肉」への道/三島由紀夫と反ダイエット
第十二回 なんでも食べてやろう……かな
キャメロンディアス丼/「ゲテモノ」と「反知性主義」/目に青葉山ほととぎす初鰹/天皇と「煮アメフラシ」/ カフカの『変身』と「クロゴキブリのソテー」/セミとファーブルとアリストテレス
第十三回 最後の晩餐
「食べる」以上のなにか/中華スープ、リンゴを煮る/人生最後のご馳走/素麵/余命3カ月、お鮨
第十四回 ひとりで食べる、誰かと食べる
キャンベルの缶スープ、エトセトラ/いままで食べたなかで一番おいしかったもの/ひとりで食べる
第十五回 戦争と味噌汁
アナーキズムとしての味噌汁/戦下のレシピ/追憶の「すいとん」
第十六回 失われた「食べる」を求めて
初詣に行く/ トースターの「ポン!」という音と「朝の匂い」/「悲しさ」を食べる/あの頃、「食べもの」たちには魔法がかかっていた
第十七回 食べる本
最後の聖戦/食べることは人生だ/晩餐会にて/もう一皿を
第十八回 世界の果てで食べる
四月になって、長男が戻ってきた/天皇の食事/刑務所の食事/残飯、そして……
おわりに

 

高橋源一郎(たかはし・げんいちろう)

1951年生まれ。作家。81年『さようなら、ギャングたち』で群像新人長篇小説賞を受賞しデビュー。88年『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、12年『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎潤一郎賞を受賞。新書の著書に『ぼくらの民主主義なんだぜ』『一 億三千万人のための「論語」教室』『ぼくたちはどう老いるか』ほか多数。

 

書名:食べる本 読むダイエット(河出新書)
著者:高橋源一郎
仕様:新書判/並製/608頁
発売日:2026年4月28日
税込定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN:978-4-309-63201-8
装幀:木庭貴信(オクターヴ)
帯写真:中野義樹
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309632018/
amazon楽天ブックスほか全国書店・ネット書店で販売中

※電子書籍も近日中に発売予定です。
詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。

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著者

高橋 源一郎

1951年生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』で群像新人賞長篇小説賞を受賞しデビュー。三島賞、伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞他各賞を受賞。近著に『ぼくたちはどう老いるか』(朝日新書)他多数。

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