文庫 - 随筆・エッセイ

2016年のあなたの運気をみるみるアップさせるDr.コパ秘伝の風水格言集!

『Dr.コパの読むだけでツキを呼ぶ ことば風水』『Dr.コパの読むだけでツキを呼ぶ ことば風水』

Dr.コパの読むだけでツキを呼ぶ ことば風水
小林祥晃

 

「風水で環境を整えればだれでも幸せになれる」

 

実はこの原稿を書いている前日に、東京の大井競馬場で愛馬コパノリッキーが武豊(たけゆたか)ジョッキーを背に、ダート競走馬の最高峰を決めるJBCクラシック(ダート2000m)を、悠々と逃げ切って優勝しました。
「リッキー、優勝おめでとうございます」「どうもありがとうございます」
レース後は、楽しく愉快に仲間と祝いのお酒を飲みました。
さらに今朝からお祝いの花がどんどん届き、銀座のコパビルの書斎やショップは日本一気分の良い開運空間になっています。「仕事始めは縁起の良い日から、縁起の良い空間で始める」という風水格言に従って、お祝いのお花であふれている開運空間(今もどんどんお花が届いています)でまえがきを執筆することにいたしました。
本書は、コパの風水の師である父・昇太郎が長男のコパに風水を教えるために説いてくれた開運フレーズ(風水格言)を中心に、「ことば風水」 として構成してあります。皆さんもコパをこんなに幸せにした、父から施された「幸せになる風水」の授業を受けているつもりで本書をお目通しください。
父は、大工の棟梁だった父・源治郎(コパからみると祖父)に育てられ、その職を継いだ二代目棟梁です。
長男コパも三代目として跡を継ぐために、子どもの頃から家相、方位などの風水を伝授されたのは当然のこと。しかし始めは大工仕事のイロハでした。小学校高学年にもなると、休日は現場に一緒に行き、道具の使い方や家の様々なことを見聞きし、学びました。
「しかし棟梁の倅(せがれ)はぶきっちょだなぁ~」と大工仲間や父が率いる若い衆から言われるほどで、恥ずかしながらコパは手先が器用ではありませんでした。
「道具を持って大工仕事をするのは(コパには)無理かな」と父は考えたようです。それからは、風水の家相、方位などを教え始めてくれました。
明治生まれで尋常小学校しか出ていないのに、独学で一級建築士の資格をとった父は、迷信といわれていた風水や家相を理論的に解説できる人でした。大工仲間も、若い衆も父に神社仏閣の建築の話や風水家相の話、そして神仏の話までも聞きに来ていました。小学生のコパも父の隣に座り、当時は理解できないながらもその話を聞いていたものでした。「鬼門さえ吉相にしていれば健康に過ごせる」というのも、当時聞いたフレーズです。
鬼門とは何を指すのか分からなかったのですが、「鬼門は大事なんだ」と子ども心にインプットされました。鬼門は丑寅、裏鬼門は未申などと各方位を十二支で父や皆は話していましたね。1間や1寸5分などと寸法は尺貫法で話していましたから、単位をはじめとする古い日本建築の用語も中学の頃にはだいたい理解できていました。
自宅には古い建築の本もありましたから、それを読むのにも苦労はしませんでした。建築や風水のことも、背景となる歴史も含め、興味のあることは何でも父に質問し、教えてもらったものです。コパは父の建築と風水の知識に尊敬の念を抱いていました。その上、遊びも上手で、粋ないい男でしたから、とても父親は超えられない! と感じていました。そんな父がコパの風水の師であり、人生の師でもあるのです。
「幸せになるには幸せになるための法則がある。風水で環境を整えればだれでも幸せになれる」「人は幸せになるために生まれてきた。幸せになる準備に遅すぎることはない」「最初にする努力は開運の努力だ」「人生の目的はどれくらい幸せになれるか確かめること」
これらが父の基本の教えであり、開運のベースとなる考え方です。ベースとなる格言のほかにもコパを幸せにしてくれた風水格言は本当にたくさんあります。
格言は、もちろん本を読むように黙読するだけでいいのですが、ときには声に出して読んでください。なぜなら声に出すことで幸せの気(声)があなたのからだを包み込み、さらにあなたの部屋にも聞いてもらえるからです。すると住まいがより開運のパワーを高める道具になります。
住まいに関する格言でいちばん皆さんに浸透していることと言えば、もちろん「西に黄色」でしょう。風水という言葉を知らない方でも知っていらっしゃいます。そのほかに「東に赤」や「鬼門に白」などもあります。各方位と相性のよい色を使うことで方位のもつ力を最大限に引き出すことができることを説いた風水格言です。住まいの西に行き、または西を向き、「西に黄色で金運アップ」と声にし、東では「東に赤で仕事運とやる気アップ」とつぶやいて、住まいの開運度チェックをしていただくのもおすすめです。
日常生活における開運格言も分かりやすく、心に響くものばかりです。コパは父から、「幸せになるのは簡単だ。幸せになるための才能さえ身に付ければね」とよく言われたものです。幸せになる才能はだれにでもあります。その才能をタイミングよく引き出せるかどうかだけです。
幸せになるための才能やヒントをむずかしい言葉で説明してもなかなか伝わりません。短いフレーズに込めた開運のヒントだからこそ、心やからだに残り、実践できるのです。
「過去が未来を決定する」とも父は常々言っていました。コパにとって「先祖が子孫を決定する」という格言は仕事や進路を考える上で大きな指針となりました。
風水には日本の伝統文化や日本の行事の考え方が多く含まれています。ご先祖様はしっかりやっていたことでしょうが、あなたには受け継がれず、忘れてしまっていただけです(笑)。
「忘れてしまった過去は未来である」という開運格言もあります。過去を素晴らしかった、とただ懐かしむ人になるのではなく、あの過去が今のこの素晴らしい現在を作ってくれた、と思える人生を送ることです。過去をムダにしている人には今以上の素晴らしい人生はやってきません。つまるところ、幸せになる才能とは、過去を活かすことができる才能のことです。「過去はおまえを幸せにする才能の宝庫だからしっかり活かしなさい」と父から言われたものです。
さまざまな運を高めたいという欲望の強い方もいらっしゃいます。それ自体は悪いことではありません。そんな方には、「まず金運を上げて下さい」とお伝えしています。「金運は運の王様」で、すべての運気を改革して高める勇気の源になるからです。勇気を持って行動するにもその勇気を支えるお金が必要です。まず金運を上げる努力をしましょう。 金運格言もたくさんありますよ。
また、ふだん生活している上で必要不可欠となるのが厄落としです。日常厄は毛穴からあなたのからだの中に入り込みます。日常厄が好きなのは「仕事しているつもり」「掃除しているつもり」「勉強しているつもり」「まじめにやっているつもり」という「○○しているつもり」発言や行動。「つもり」が厄をため込み、努力を忘れ、せっかく授かった幸運体質をムダにします。
喜びとお祝いにあふれた日に、幸せあふれる空間でスタートさせた本書には、「決心して人生を歩む気」が込められています。本書を開いた今日から、決心して幸せになりましょう。

 

Dr.コパ

(「まえがき」より)

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小林祥晃

日本の建築家で、実業家、神主、作家。日本に古くから伝わる風水をわかりやすく説明し「西に黄色」で絶大な人気を得る。明るいキャラクターと経営者としての実績などから講演会も多数。日本の風水・家相の第一人者。

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