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「今年のベストではおさまりきらない。個人的には人生のベストにはいりこむ作品。」書店員さんから感動の声、続々すぎて第2弾! 西加奈子初のノンフィクション『くもをさがす』

西加奈子 初のノンフィクション『くもをさがす』。
事前に読んでいただいた書店員・出版関係者の皆様から、続々と絶賛の感想が届き、先日、感想をまとめた記事をアップいたしました。

が、一旦締め切ってからも、ますます数多くの感想が寄せられ、それがまた、読者の皆さんに読んでいただきたい熱いものばかり…! 私達だけで拝見するのはもったいないので、シェアいたします。

この本がどうしても必要な、「あなた」にも、届きますように。

 

忘れたくない言葉で付箋がいっぱい。
なんて的確に表現してくれるのだろう。
私のバイブルとなる1冊です。

山本智子 文真堂書店ビバモール本庄店

 

恐怖も不安も怒りも喜びもさらけ出して綴ってくれる、その愛をこれでもかと感じる。
著作でしか知らない西さんが隣で語り続けてくれるような、本当にハグされているような、不思議で優しい安心感。
エッセイとも違う、小説でもない、唯一無二の本。

伊勢川詩織 紀伊國屋書店鶴見大学ブックセンター

 

ああ、いつだってわたしたちには西加奈子がいる。
だから人の強さとやさしさを、そして愛を信じてみたくなる。
今作ほどその事実に励まされたことはありません。
今日まで生きてきて、この作品と出合えてほんとうによかった。

田中沙季 紀伊國屋書店小田急町田店

 

もし自分だったら。
誰もがそう思わずにはいられないと思います。
この1冊の中には本当に多くのことがつまっています。
自分を見つめ直すきっかけになる本。

須藤紀子 星野書店

 

これまでの西さんの小説の、繊細なのにどこか鷹揚で懐深い作風はなりを潜め、混乱と恐怖で小さくなって震えている姿は言葉にならないくらい痛々しかった。
でも、そんな姿もなんだか西さんらしく率直で、やっぱり私が想像する西さんのまま。
泣いたり、落ち込んだり、答えの出ない考え事をぐるぐるしたり、そんなことさえ「生きてる」証左なのだ。

中村美穂 喜久屋書店豊岡店

 

「私は弱い」と認められることこそが強さであり、だからこそ素晴らしい人々に巡り合え、助けられ、共に嵐を乗り越えてこられたのだろう。
これは西加奈子という一人の作家が送る、ニシカナコという一人の人間の生きる姿を描いた”物語”だ。

山本明広 アマノ有玉店

 

一時の話題性で終わらせず、事あるごとに布教していきたいと思える本に出合いました。
今、持病を抱えている方にもそうでない方にも幅広く読まれてほしい。西さんの強さとパワーを直に感じてほしい。
どんな人にもこの本は生きていく上でのお守りの一冊となるのではないかと思います。

加藤理沙 有隣堂ららぽーと海老名店

 

わたしは読み物で病気のものは苦手。
でもやめられなかった。グイグイ読んだ
ええかっこは誰にでもできるけど、素の自分をさらけだすのは勇気がいる。
加奈子さん、本当にあなたは勇敢だ。
いまあなたを抱きしめたいです。

枡田愛 水嶋書房くずは駅店

 

すごい。色んなものが、本当に色んなものが詰まっている。
誰かの体温を、自分に流れる血を感じるような作品。
私は、自分が小説ばかり読むのは現実逃避の為ばかりと思っていた。でもそれだけじゃない。本を読むことは体験だ、出会いなのだ。
私が本を読んで感じたこと、想いは、ちゃんと私のものなのだ。

小池 佐知子 宮脇書店 韮崎店

 

私には、私たちには、西加奈子がいる。だから今日も、明日も生きていけるのだ。

今年のベストではおさまりきらない。個人的には人生のベストにはいりこむ作品。たくさんの人に届いてほしい。

國本ゆい奈 宮脇書店新広田店

 

今生きているということ。何気ない日常。その素晴らしさと幸福を改めて感じるとともに、
怖い、辛い、嬉しい、悲しい、楽しい。
そんな感情も捨てなくていい、自分が感じることなんだから。
それでいいと、背中を押してもらえました。
『くもをさがす』に出会えて私はとても幸運です。

浦野愛 BOOKSえみたすラスパ西大和店

 

患者当事者でない私の胸にストンと落ちてきたのは、日頃何となく感じている生きにくさに対する一つの答えでした。「見え」という日本人特有のある種の呪縛。西さんの言葉から、その鎖が少しほどけた気がします。

清宮久雄 ブックスページワンイトーヨーカドー赤羽店

 

この本をこれから手にする「あなた」へ
読み進めていくと
時に涙を浮かべ
時に声を出して笑い
憤りや傷み
たくさんの感情が生まれてくるでしょう
でもそんな本だからこそ読んでもらいたい
わたしも「あなた」と同じとは言わないけれど
この本に出逢えて良かったと感じています

小川由起 紀伊國屋書店 笹塚店

 

感動、という一言に落とし込みたくない、緻密で痛切な「人間」のルポルタージュ。
与えられた出来事のひとつひとつを大切に受け止め、歩みゆくその軌跡は厳しくも美しく、
雨上がりの露の明かりをじっと見つめるような心持がしました。

重光友夏 書原 つつじヶ丘店

 

強い人だ。

戦争に巻き込まれるとか、自分がガンになるとか、普段全く想像すらしていない私達一人一人に届けられた、魂を込めたメッセージ。強く心を打たれました。

安直美 蔦屋書店 ひたちなか店

 

病は洪水のように視界を一変させる。
バンクーバーのやまない雨を見つめながら、この文章を紡いだ西さんの心中を想像する。
怖かっただろう。
辛かっただろう。
西さんの気持ちに寄り添って、私は、あなたは、その涙をすくい上げる。
そして気付くのだ。
その涙は西さんが振り絞った勇気であることに。

西さんの凜とした作家としてのまなざしは、揺らぐことなく、ただまっすぐ未来へと向かっている。

竹田勇生 紀伊國屋書店 浦和パルコ店

 

彼女の強さを感じた。
今度お会いする機会があれば絶対ハグしていいか聞いてみようと思います!!

松岡 ジュンク堂書店 難波店

 

「なんで、関西弁やねん」
異国の地のバンクーバーでの会話がすべて関西弁で展開されることに、まずは笑ってしまいました。
しかし読み終わったときには、この嵐、いや大嵐のような状況をサバイブした先生が読者が比較的読みやすいようにしてくれたのかとも感じてしまう位、壮絶なノンフィクションでした。

この本は、西先生がそうだったようにこれから治療を受ける人間たちの背中を押してくれる1冊になると思います。

尼子慎太 ページ薬局

 

驚きながら読み始め、読み終わると、「西さん、ありがとう」という感謝の気持ちで満ちていた。

實山美穂 文信堂書店長岡店

 

「私は弱い」とおっしゃっていましたが、家族そして多くの友人たちに愛されて
たくさんのパワーをもらっている西さんは最強です。

 郡司 ジュンク堂書店 郡山店

 

西さんのありのままの事が書かれたこの一冊にどれだけの人が共感し勇気を貰えたであろう。
人は1人じゃないんだ。寄り添ってくれ、支えてくれ悲しみも喜びも共にしてくれる。闇を希望にだって変えることを教えてくれる。

望月美保子 あおい書店富士店

 

手術直前の描写がたまらない。
ツッコミどころ満載の笑いの中で「私は私だ」と地に足がつく。
それは著者に起こった人生の美しい瞬間の一つなのではないか。
それを惜しみなく読み手に明かしてくれたことに深い感動を覚える。

松村 ジュンク堂書店 旭川店

 

ノンフィクションなのに表紙に「「あなた」への物語」と書かれていることに少し疑問を持ちました。
しかし拝読後には、これは確かに私への物語であり、あらゆる読者のための物語だと強く感じました。
ご家族やご友人、医療従事者の方々の言葉や支え合いのあたたかさが文章を通して私にも確かに伝わってきて、まるで隣で手を握ってもらっているような優しさがありました。
人生への向き合い方が変わる一冊でした。

福島 本のがんこ堂 石山駅前店

 

とにかくカッコいい。
まっすぐな言葉たちに愛が溢れていて、当たり前に息をしていることの尊さを教えられた気がします。
決して押しつけがましくない、やさしさと愛に包まれた西加奈子さんからの魂のメッセージが胸に響いて離れません。
辛いとき、心が折れそうなときに何度も読み返したい、お守りとして持っておきたい

新家かほり 未来屋書店 りんくう泉南店

 

受け入れること、抗うこと、手を借りること、祈ること。

変わってしまった世界のなかで、自分にとって本当に大切なもの、存在を確認できた事は
西さんが病から勝ち取った成果なのかもしれない。

齊藤一弥 紀伊國屋書店 仙台店

 

すべての人の生を祝福する一冊。あんなに惨めだったはずの自分が、今はとてもいとおしい。

村上恵利香 長崎書店

 

この記録は、あなたのものでもあるはずだ。

西加奈子は身を削りながら、
綴ることをやめない。
それが彼女の支えだから。

田中 明林堂書店 フジ西宇部店

 

私たちが生きている中でないがしろにしてしまいがちな自分自身へのいたわり、優しさ、愛を、背中を押す小さいけれど温かい手のように、この本は力強く肯定してくれた。

河出真美 梅田 蔦屋書店

 

生きることとは愛し愛されること。そんなシンプルな力強さが鮮やかに描き出され、ぐいぐいと迫ってくるような読書でした。
家族、友達、行く先々で出会う人々、目の前にいる人、いない人。まだ会ったことのない人。
そういう大勢の人を愛する才能が文章を書くという才能と同じくらいある、それが西加奈子という作家なのだと思います。

私には作者のような愛し愛される才能はないけれど、この本を読んだことが自分のお守りになるような気がしています。

石澤 紀伊國屋書店 上智大学店

 

病気に限らず、他人に助けを求めることが苦手なひと、ぜひこの作品を読んでほしい。
西さんのやさしさでつつみこまれ読み進めていくうちに、あたたかい場所へと導いていってくれる「愛と祈りに満ちた」作品。

杉野原愛 株式会社トーハン 特販第二部 第二グループ

 

重い重いページをめくるたび、もうここでやめようと思い、でもまた次の日にめくる。
今、読んでよかったと思う。
物理的に助けたり支えたりしてくれた人とは別に、本を読んだり音楽を聴いたりする、直接の治療とは無関係なものも、静かに励ましたり力になったりもしていたのだな。
この本もいつか私にその時がきたら、力になってくれるだろうか。
なってくれるといいなと思う。

永嶋 水嶋書房くずは駅店

 

読み終えて顔を上げたとき、私に見える景色は、今までより少しクリアに、少し美しくなった。
この本を読む人の数だけ物語が生まれる、なんてカラフルで、なんて最高なことだろう。

どこかにいる名前も知らない誰かにも届けたいし、すぐ近くにいる名前を知っている誰かにも届けたい。
私ができる全力で届けたいし、届けなくてはいけない1冊。

樋口麻衣 勝木書店 新二の宮店

 

カナダについての話も日本についての話も、西さんらしい切り口。やはり、ひとを描く人なのだ。
この作品は、まだ見ぬ娘たちや妹たちへの想いのかたちであり、母たちや姉たちへの共感と慰撫なのだと思った。

中目太郎 HMV&BOOKS OKINAWA

 

読後、様々な思いが溢れてどうしようもなかった。
とても美しく、力強く、愛に満ち、弱さもさらけ出してよいのだと、肯定してくれる世界があった。
彼女の紡ぐ言葉が、今の私に突き刺さったり、救ってくれたりしたように、それぞれの人の今に必要な言葉が届いて欲しいと強く願う。

 髙野典子 八重洲ブックセンター宇都宮パセオ店

 

バンクーバーという土地と人々の価値観、ままならない環境下における闘病生活、世界の情勢と心身の機微が淡々と綴られる日記。それらと呼応するように引用される文学の言葉は、著者を通過してわれわれをも照らしてくれる。そしてこの本自体もまた、暗黒に満ちたこの世界を生きていくための一筋の光となるだろう。

高橋豪太 往来堂書店

 

可愛らしいタイトルから想像していた内容を開始早々良い意味で裏切ってくれた一冊。
読みながら、あああの人に、あの人にも読んでもらいたい、届けたい、と思い浮かぶ顔がいくつもあった。
コロナ禍で外国滞在中にがんになるということ。ずっしり感満載かと思いきや……関西弁のカナダ人がおもろすぎるで!!

鶴見真緒 紀伊國屋書店 武蔵小杉店

 

『私の「全て」は、結局、私が決めたものだ。』という作中の言葉、とても深く心に残りました。誰かがどう思うか?ではなく、自分のことは自分で決める。当たり前だけど見失いがちなこと。この言葉はずっと忘れたくない。
自分にもいつ訪れるか分からない嵐が来た時、側にいて欲しい大切な一冊になりました。

水上舞 未来屋書店 春日部店

 

応援の言葉をくれた書店員さんたちがいるお店の場所は、こちらからご覧いただけます。
応援店ではこの、黄色が目にもあざやかな予約ポスター掲出中です。ぜひお近くのお店を訪ねてみてください。
 
 
西加奈子『くもをさがす』応援の言葉をくれた書店員さんたちのお店
 
感想まとめ第1弾!
書店員さんから感動の声、続々! 人生でこんな原稿は、誰からも、もう二度ともらえない。編集者が確信した、西加奈子初のノンフィクション『くもをさがす』
 
『くもをさがす』公式サイト

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