【今すぐ冒頭ためし読み!】「アメトーーク!」【読書芸人】(4/20放映)で紹介された河出の本はこれ!『嫌いなら呼ぶなよ』『教育』『くもをさがす』『辺境の路地へ』
2023.04.21
今夜4/20放映、テレビ朝日「アメトーーク!」は、
2年ぶりの「本屋で読書芸人」特集回でした。
番組でご紹介いただいた河出の本を、試し読みとともにまとめてみました!
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Aマッソ加納さんご紹介
ホムパに行ったら、自分の不倫裁判だった!?
綿矢りさ『嫌いなら呼ぶなよ』
単行本 46 ● 212ページ/ISBN:978-4-309-03048-7
『嫌いなら呼ぶなよ』試し読みはこちら!
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ラランド ニシダさんご紹介
ハレンチ×超能力×ディストピア小説 あなたの「正しさ」が、きっとぐらつく超!話題作。
遠野遥『教育』
単行本 46 ● 248ページ/ISBN:978-4-309-03014-2
『教育』の試し読みはこちら!
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ヒコロヒーさんご紹介
祈りと決意に満ちた、西加奈子初のノンフィクション。
西加奈子『くもをさがす』
単行本 46変形 ● 256ページ/ISBN:978-4-309-03101-9
『くもをさがす』の試し読みはこちら!
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ビビる 大木さんご紹介
辺境の路地で拾った、人の話したがらない不幸話と己の恥。
上原善広『辺境の路地へ』
単行本 46 ● 192ページ/ISBN:978-4-309-02726-5
*********『辺境の路地へ』冒頭ためしよみちょっと公開!*********
一 八戸の女
すでに顔馴染みとなった「わが家」という居酒屋に顔を出すと、女が待っていた。女の顔は青白く、目だけがぐっと出ていた。
その日、店主であるママはいなかった。バイトの女の子と障害者の男が店を手伝っている。店を手伝うといっても、男は手や足が不自由なものだから、女の子が店を主に切り盛りしているので、そうたいしてやることもない。六人も入れば満席になる小さな店の中で、おでん鍋を時々、かきまわしている。それに震える手で熱燗を出すものだから、客が気を遣って立ちあがって受け取る。
どこでもそうだが、知らない場所に行くと、大体は馴染みの店を作るようにしている。「わが家」もそんな店で、誰の紹介もなく一見で入ったのだが、ママの気風の良さが気に入り、私はそこに入り浸るようになっていた。
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