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【応募数4,176作から選ばれた逸材】第60回文藝賞〈短篇部門〉優秀作に輝いた気鋭の作家、才谷景『海を吸う/庭に接ぐ』
2026.05.18

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第60回文藝賞〈短篇部門〉応募総数4,176作品の中から選ばれた逸材、才谷景。
このたび、優秀作に選ばれた作品と、その後「文藝」で発表された作品を収録した『海を吸う/庭に接ぐ』が本になりました。
身体の感覚と心の内とを具体的な手触りや光景が直接感じられるような言葉で書かれ、
それを追い求めていく力のある書き手
柴崎友香(第60回文藝賞〈短篇部門〉選考委員)
“目覚め”る前の、八方塞がりで終わりのない感情や自らの体への絶望がテンションを下げることなくラストまで到達している
松田青子(第60回文藝賞〈短篇部門〉選考委員)
登場人物の肉体は傷つき、溶解して、得体の知れない何かにメタモルフォーゼする。その過程は息を呑むほどおぞましく、それでいて蠱惑的だ
朝宮運河(怪奇幻想書評家)
体中に開いた穴に液体が溜まっていく少女の移ろう意識の描写「海を吸う」、〈森〉に侵食された父と娘、変容する世界が綴られる「庭に接ぐ」。
発売早々に、本のプロ、全国の書店員さんから、この異類の才能に絶賛の声が届いています。
そんなつもりではなかった。この物語に気軽に土足で踏み入ってしまった事を悔やんでしまう。著者が育み堕とした独自の聖域じみた世界に、足跡を残してしまったかもしれないことが本当に。
幻想的かつ不気味な雰囲気を持つ作品のなかでも、自身の想像の箱を押し広げる力が飛び抜けて強いと思わされた!
豊永大(紀伊國屋書店 グランフロント大阪店)
どろっとしたナニカの表現が、文字だけなのに触ってしまったのかと思うくらいに巧みで、読みながらナニカを触ってしまったのかと錯覚した。
中沢雅(くまざわ書店 西新井店)
強く「身体」がある。
身体から出るものへの感覚が研ぎ澄まされていて、暴力的なまでのにおいと液体。
吸われる。接がれる。曖昧になっても残る強烈な身体感覚。
ゾクゾクとしてどこかに連れ去られそうになった。
海老原眞紀(リブロ 福生店)
気持ち悪い、でも目が、意識が逸らせない、見届けなければならないという気持ちがどこから来るのか分からないままにページを捲っていました。
迫彩子(蔦屋書店 熊本三年坂)
他者の言葉や世界の重さが、静かに侵入してくる。
独特の湿り気を帯びた文体は、読む者の感覚をじわりと叩き起こし、曖昧だった内面と外界の境界をあらわにする。
いったい何を意味しているのかと考えるうちに、未知の世界観へと深く引き込まれ、気づけば何度もページをめくっている。
ぞくりとする読書体験。癖になる一作だ。
新井沙佑里(紀伊國屋書店 新宿本店)
甘美でしなやかなこの物語を咀嚼する幸福にしばらく浸っていたかった。
山本亮(大盛堂書店 駅前店)
著者紹介
才谷景 (さいたに・けい)
2000年生まれ。東京都出身。2023年、「海を吸う」で第60回文藝賞〈短篇部門〉優秀作を受賞。
書名:海を吸う/庭に接ぐ
著者:才谷景
仕様:46判/上製/128ページ
発売日:2026年4月28日
税込定価:1,870円(本体1,700円)
ISBN:978-4-309-03264-1
装丁:名久井直子
装画:榎本マリコ
書誌URL:
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032641/
※電子書籍も近日中に発売予定です。
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