ためし読み - 日本文学

三部作完結&『Change the World』舞台化記念 第三部『Across the Universe』冒頭試し読み

「哀しいな」「え? 私、幸せですよ?」「知ってるよ。俺は、それが哀しいんだ」 ―― 彼らはなぜ、人を殺すのか。人の心を蝕むのは、悪意か、愛か。渋谷爆弾テロ事件から3年。世界は、ついに、変わる……。三部作、堂々の完結。

Across the Universe
秦 建日子

 

主要登場人物

■世田志乃夫(せた・しのぶ)………警察官・本所南署刑事課強行犯係勤務
■天羽史(あもう・ふみ)……………警察官・世田の相棒・捜査中に失踪
■須永基樹(すなが・もとき)………スマホアプリを開発する会社の経営者
■高梨真奈美(たかなし・まなみ)…第一部の事件の被害者・右腕を切断する・泉大輝の元恋人
■印南綾乃(いんなみ・あやの)……高梨真奈美の友人・第一部の事件に巻き込まれ失明する
■安藤(あんどう)……………………警察官・江東警察署勤務・かつて捜査中に左肩を撃たれ障害が残る
■イサク…………………………………フランス在住のカリスマシンガー・ソング・ライター
■杉原和葉(すぎはら・かずは)……芸能事務所「織本プロダクション」マネジメント部勤務
■来栖公太(くるす・こうた)………フリーのジャーナリスト
■ヤマグチアイコ………………………?????

 

舞台『Change the World』情報

 

[公式HP]http://askcoltd.com/ctw-stage/
[出演]松岡 充
    辰巳雄大(ふぉ~ゆ~) ・剛力彩芽
[公演期間]2024年6月8日(土)~16日(日) 全11公演
[会場]サンシャイン劇場
[原作・脚本]秦建日子
[制作]Ask
[主催・製作]2024舞台Change the World製作委員会

 

 

 

 

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 2019年8月。東京ドーム。
 爆発音とともに引き起こされた群衆パニック。
 逃げ場を求めて人々は走り、転び、転んだ人を踏みつけにしてまた走り、また転ぶ。
 オーロラ・ビジョンには、爆破シミュレーション・アプリ「アイコ」の画面。
 Googleマップ上の東京ドームに、爆破済みを示すアイコンが、ピコンと一つ、追加される。
 そして最後に、外野フェンス上部のリボン・ビジョンに、メッセージ。
 レフト側には英語で。
 ライト側には日本語で。

 

 

 

D is the key
Dこそが重要だ

 

 

 

第一章

1

 

「命は、等しく尊い」
 というのは、ただの綺麗事である。
 命には、軽重がある。
 警察という特殊な組織に属していると、相棒や、同じ捜査本部の仲間の命を、特に重く感じるようになる。危険な現場になればなるほど、互いの命を守り合うという関係性になるからだ。

 

 世田志乃夫せたしのぶにとって、高梨真奈美たかはしまなみは特別な存在だった。
 彼女は警察官ではなかったが、かつて、渋谷ハチ公前広場で共に事件に遭遇した。
 爆発したハチ公の銅像。人々に襲いかかった数千の微小な破片。彼女の左腕には、鉤爪かぎづめで引き裂かれたような白い傷が今も残っている。
 あの連続爆弾テロ事件を短期間で解決出来たのは、真奈美からもたらされた手がかりが大きかった。その上彼女は、PTSDに苦しむ彼の相棒の心も救ってくれた。泉大輝いづみたいき。事件後、新宿の心療内科クリニックで再会した真奈美と泉は、やがて恋人関係になり、結婚を意識するようになった。それをふたりから報告された時、世田は、息子に婚約者が出来たかのようなくすぐったい喜びを感じたものだった。
「もう、一生分のアンラッキーは体験したので、あとは幸せになっていくばっかりですね!」
 そう笑顔で言っていた真奈美。まさか、そんな彼女が、わずか二年後にもう一度爆弾に吹き飛ばされる運命だと誰が想像しただろう。
 港区白金。レストラン・チェーンの社長染谷そめや家の爆破事件。たまたま、世田はその家のすぐ外にいて、真奈美は中にいた。家の中に飛び込んだ世田が見たのは、アップライト・ピアノに右腕を押し潰されていた真奈美の姿だった。
 高梨真奈美の入院は、二ヶ月にも及んだ。右腕切断以外にも、頭蓋骨陥没骨折と脳出血も併発していたからだ。世田は、可能な限り頻繁ひんぱんに、病院に彼女を見舞った。ようやく退院の目処がついてきたある日、真奈美は、世田にこんなことを言った。
「バチが当たったのかも、ですよね」
「は?」
 世田は、真奈美が何を言い出したのか理解出来なかった。
「世田さんも、覚えてるでしょう? 私の友達の、印南綾乃いんなみあやの。彼女、あの事件で目が見えなくなっちゃったじゃないですか。でもその後、彼女がテレビでインタビューされたり、SNSでたくさんの人から励まされたり、海外のロックスターみたいな人からも直接メッセージをもらったりして……私ね、心の中でちょっぴり『羨ましいな』って思ってたんです。ひどいですよね。有名になることより、目が見えてる方がずっと良いに決まってるのに。だからきっと」
 世田は、真奈美に最後まで言わせなかった。
「バカなことを言うな!」
 自分でも驚くほどの大声を世田は出した。
「渋谷の事件の後、君がどれだけ懸命に生きてきたか、俺は知っている。君の存在が、どれだけ泉を、そして間接的には俺や、あの事件に関わった多くの警官たちを救ってくれたことか。だから頼む。バチだなんて言わないでくれ」
「……」
「綾乃さんも、君も、泉も、ただの被害者だ。誰も、何も、悪くない」
「……」
 真奈美はしばらく黙っていたが、やがて呟くように「ありがとうございます」と言った。
 泉と真奈美が別れたと聞いたのは、それから少し後のことだった。

 

 世田志乃夫にとって、泉大輝も特別な存在だった。
 かつて、渋谷署でコンビを組み、ともに渋谷ハチ公前広場の爆弾テロ事件の捜査に当たった彼の相棒。彼は捜査中、犯人が爆弾のトラップを仕掛けたドアを開け、轟音ごうおんとともに吹きとばされた。世田は今でもあの時のことを、スローモーション再生のように思い出す。死んだかもしれない。そう感じた時の、あの、胃がギュッと固まる感じ。背中に走った寒け。あの時は、分厚いドア板が防風壁となって泉を救った。泉が立っていた位置が左に五十センチほどずれていたら、彼は本当に死んでいただろう。
 その後、泉はPTSDに悩まされ、刑事の仕事を続けられなくなった。警察での泉の最後の仕事は、池袋署の署長車の運転手だった。そして、それすらも、あの「第二の事件」のせいで泉は続けられなくなった。
 世田に一言の連絡もせず、泉は警察を辞めた。
 風の噂では、彼はうつ病だったとか、東京の住居を引き払ってどこか田舎の方に引っ込んだらしいとか、聞いた。それが正確な情報なのか、世田は知らない。

 

 世田志乃夫にとって、今、最も重たい命は、天羽史あもうふみの命である。
 本所南署に異動になった世田が組むことになった、新たなバディ。青いカラコンに、巨大な付け睫毛まつげ。真っ赤な口紅。背中の真ん中まで伸びたパープル・ピンクのウェービーヘア。しかし、ド派手な外見にもかかわらず、彼女は常識人であり、子供思いであり、捜査においては、機転が利く上にとても地道かつ粘り強いタイプだった。良い刑事になる資質を持っていた。しかし、それでも彼女は、サイバー課から刑事課に異動になってまだ半年のヒヨッコだった。単独行動の危険性をきちんとわかっていなかった。そこをきちんと教えることは、バディである世田の責任だった。
 2019年7月25日。彼女は失踪した。
 失踪の翌々日、西五反田にあるマクドナルドの防犯カメラ映像から、天羽が、事件関係者である少年とふたりでいたのが発見された。
 やがて、男がふたり、階段を上って来た。ひとりはガリガリに痩せていて、黒い半袖のポロシャツから棒きれのような腕が伸びていた。もうひとりは背が高く、奇妙な地図がプリントされた白いTシャツを着ていた。その後の調査で、それは『ロード・オブ・ザ・リング』の『なかくに』の地図だと判明したが、そのTシャツ自体は珍しいものではなかったので、そこから彼らの身元に辿り着くことは出来なかった。ふたりとも、帽子を被り、マスクもしていた。その時、天羽は呑気のんきにビッグマックをかじっていたが、すぐにその若いふたりが、自分が今相対している少年の仲間だと気づいたようだった。
 その後、天羽が彼らとどんな会話をしたのかはわからない。しばらくすると、天羽は小さく肩をすくめて席から立ち、彼らと一緒に店から出て行った。そして、神隠しにでもあったかのように、彼女は消えた。
 捜査中の刑事の失踪というのは、警察にとって、最もあってはならないことだ。警視庁は天羽の失踪を当初は公表しなかったが、通常の殺人事件よりも多くの捜査員を投入して彼女の行方を探した。
 が、見つからなかった。< /br>  その後、一部の週刊誌が『ツリー・ブランチ事件の影で、女性刑事が謎の失踪』というスクープ記事を出した。進展しない捜査にごうやした警察内部の誰かがリークしたのだと世田は想像した。事件が報道されれば、それだけ集まる情報は多くなる。世田はそれに期待した。
 が、やはり天羽は見つからなかった。
 警察は、今も組織の威信をかけて探している。しかし……
 天羽史刑事が失踪してからもうすぐ百日。
 彼女は未だに見つかっていない。

 

 

2

 

 2016年の12月31日。
 渋谷ハチ公前広場で日本史上最悪の爆弾テロ事件が起きた年の、その大晦日おおみそか
 須永基樹すながもときは、中野の東京警察病院に入院中の印南綾乃を見舞った。
 白い壁に囲まれた小さな個室。窓辺のクリーム色のカーテンが、半分開いた窓から入ってくる風に、ふわりふわりと揺れていた。洗面ボウルと鏡。冷蔵庫付きの床頭台しょうとうだいと縦長のロッカー。そして、白いベッド。午後の三時を少し回っていた。窓から射し込む淡黄色の光が、ベッドテーブルの上の青いマグカップと、白い花柄の化粧ポーチに、淡い影を作っていた。
 綾乃は、ベッドの上に半身を起こし、窓を向いて座っていた。
「こんにちは」
「え? 須永、さん?」
 須永が声をかけると、綾乃は驚いたような声で応えた。両目を覆うように巻かれた白い包帯。さらに、額、左のこめかみ、右の頬には、別に白い大きなガーゼがテープで留められている。あまりジロジロ見てはいけない気がして、須永はベッドサイドにあった丸椅子に視線を落とした。
 手前に引き、それに腰をかける。
「びっくりしました」
 綾乃が明るい声で言った。
「とっても嬉しいです」

 

 最初の見舞いは、時間的には15分くらいだった。
 他愛もない話を少し。最初に出会った時に話した小説のこととか。すぐに会話は途切れ、最後の方は、ふたりともじっと黙っていた。それは、いたたまれないような静けさではなく、どちらかというと、互いの傷んだ心をゆっくりと癒すような沈黙だった。
 その後、須永は連日のように彼女を見舞った。しばらくはベッドサイドで短時間話をして帰るだけだったが、やがて、一緒に病室の外にも出るようになった。目の見えない綾乃と腕を組み、彼女を壁側にしてゆっくり歩く。
「あと二歩で、小さな段差があるよ」
「エレベーターに乗るよ」
 入院しているフロアの看護師たちにはすぐに顔を覚えられた。ナース・ステーションのカウンターで面会記録を書いていると、
「これ、良かったらどうぞ」
 と、看護師から、正月の帰省旅行土産の温泉饅頭おんせんまんじゅうをもらったこともある。それをそのまま病室に持っていくと、綾乃はフフフと微笑ほほえみ、
「須永さん、ナースの皆さんからすっごく注目されてるみたいですよ」
 と言った。
「注目? なんで?」
「誰かが、須永さんが載ってる雑誌、病院に持ってきたみたい。実はすごい有名人だったって」
「全然、有名じゃないよ。アプリ開発なんて、裏方も良いところだよ」
「須永さんに自覚無いのは知ってるけど、私たちからしたら有名人なんです。だって、みんなのスマホの中に、須永さんの作ったアプリ、入ってるんですよ?」
 そんな会話をしながら、温泉饅頭を真ん中で割って、綾乃と半分ずつ食べた。ほんのり甘くてしっとりしていて、とても美味おいしい饅頭だった。
 晴れて暖かい日には、中庭まで足を延ばした。陽当たりの良いベンチに並んで座ると、綾乃は、今日の昼ご飯がクリーム・コロッケだったことや、担当の理療士さんが新しい人になり、その人はいつも甘い香りがすることや、他の入院患者たちとたくさん仲良しになったことを教えてくれた。

 

 1月5日。
 いつものようにエレベーターを降りてナース・ステーションに向かうと、ピンクのガウンを着た年配の女性が須永に近寄って来た。
「あなた、綾乃ちゃんの彼氏さんよね? 昨日のこと、彼女から聞いた?」
「え?」
「今はあれでしょう? 何でもやっちゃったもの勝ち、みたいな嫌な世の中でしょう? 彼氏ならちゃんとそういうところまで気を配って、守ってあげなければダメよ?」
「?」
 老婦人は言いたいことだけ言うと、去っていった。しかし、彼女が何を言いたかったのかはさっぱりわからなかった。綾乃は須永からその話を聞くと、
「あー、昨日のマスコミの……」
 と苦笑した。
「マスコミ?」
「うん。昨日、フリーのジャーナリストとかいう人が、無断で病棟に入って来たの」
「え?」
「ほら、ここって外科病棟だから、あの事件の被害者がたくさん入院してるでしょ、それでね」
 その頃、綾乃は須永に対して、既に敬語は使わないようになっていた。そう須永が希望したからだった。
「それでねって……ここ、警察病院だよね? セキュリティとかどうなってるんだろう」
「うん。昨日はそのあと、ちょっとした騒ぎになってた」
「……」
 綾乃の話と、その後、ナース・ステーションで看護師から教えてもらった情報を合わせると、おおよそ、次のようなことだった。
 その自称ジャーナリストは、三十代くらいの、小太りで、縁なしのメガネをかけた男だった。首からIDパスのようなものを下げていたのと、あまりにも堂々と廊下などを歩いていたので、最初は誰も不審に思わなかったのだという。アクションカメラと呼ばれる小型のカメラをずっと回していて、音声はスマホの録音アプリで録っていたらしい。入院患者に親しげに話しかけ、それから、
「もしかして、そのお怪我、渋谷のハチ公前の事件でですか?」
 と質問するのがパターンだったらしい。
「今日は良い天気ですね」
 男は、目の見えない綾乃にも声をかけてきた。
「そうみたいですね」
 綾乃は答えた。
 それから男はいくつか綾乃に質問をし、綾乃は警戒もせずに正直な返答を続けた。と、その時、看護師が数値チェックをしに綾乃の病室に入ってきた。その瞬間、男は綾乃の前にそっと置いていたカメラとスマホをスッとバッグに入れた。その動きを逆に怪しいと思った看護師が、
「どちら様ですか? お見舞いの方ですか? ナース・ステーションで受付は済まされていますか?」
 矢継やつばやに尋ねると、男は逃げるように部屋から出ていった。看護師は即座にセキュリティに連絡をし、セキュリティから警察に通報が行った。

 

 その日の夜、須永のスマホに、綾乃の友人の高梨真奈美から着信があった。
「須永さん。YouTube、見ました?」
「YouTube?」
「綾乃のインタビュー動画がアップされてるんですよ」
「え?」
 すぐに教えてもらったURLを開いてみる。『渋谷ハチ公前爆破事件の被害者は語る』という動画のタイトルがすぐに出てきた。サムネイルは、爆発する前のハチ公像だ。
「今日は良い天気ですね」
 カメラを操作している男の方は、声だけだ。被害者を探して複数の人たちに声をかける。やがて、
「今日は良い天気ですね」
「そうみたいですね」
 そう答えながら振り返る綾乃の映像が現れた。ベージュの病衣の上に青いガウン。両目に包帯。額、左のこめかみ、右の頬には大きな白いガーゼ。若い女性の、それも怪我人の無防備な外見が、こんなに簡単に世界に向かってさらされて良いのかと須永はいきどおった。
「もしかして、そのお怪我、渋谷のハチ公前の事件でですか?」
「はい」
「うわあ。本当に、大変な体験でしたねぇ」
 大袈裟おおげさに、同情の言葉を口にする男。なんとも言えない嫌らしいおもねりのトーン。
「悔しいですよね? 本当に、犯人は許せませんよね? 今、犯人に対してどんなお気持ちですか?」
「そうですね……」
 綾乃が言葉を選んでいると、男は誘導するかのように言葉を重ねてきた。
「当たり前ですけど、やはり、犯人は憎いですよね? 犯人は自殺したと言われてますけど、本当は裁判できちんと死刑判決を受けて欲しかったんじゃないですか? どうですか?」
 綾乃は困ったような微笑みを浮かべ、それから言った。
「私は、犯人を憎みません」
「え?」
 自称ジャーナリストの男は、初めて「素」の声を出した。そう須永には思えた。
「犯人を、憎まない?」
「はい」
「本当に?」
「はい。私は、犯人を憎みません」
「どうして、ですか? あなた、その傷、目、なんですよね? 目を奪った犯人を憎まないだなんて、そんなこと、あり得ますか? 今回のことは、事故じゃないんですよ? 犯人が、わざと起こした『事件』なんですよ?」
 その時、綾乃の担当の看護師が病室に入ってきた。
 そこで、映像は切れた。

 

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続きは2024年6月11日発売
単行本『Across the Universe』にてお楽しみください
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著者

秦 建日子(はた・たけひこ)

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

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