創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【内田樹さん】
内田樹
2016.03.18
池澤夏樹=個人編集 日本文学全集
『日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集』福永武彦/町田康/伊藤比呂美訳
2015年
「とにかく町田康訳の「宇治捨遺物語」の「そこまでやってよいのか」的な突き抜け方と言葉の豊かさに圧倒されました。」(内田樹)
『服従』ミシェル・ウエルベック 大塚桃訳、佐藤優解説
2015年
「フランスの「こわいもの知らず」と言えばウエルベック。フランス社会がイスラームのパワーに屈服するとき、フランスの知性が経験する倒錯的な愉悦を描き出した予言的傑作。」(内田樹)
『民主主義ってなんだ?』高橋源一郎/SEALDs
2015年
「2015年の夏の若者たちの劇的な登場に僕は驚かされました。この本での高橋さんとの対話が明らかにした、彼らが登場してきた文脈の意外さにはさらに驚かされました。」(内田樹)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。