創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【永江朗さん】
永江朗
2016.04.05
『旅と移動(鶴見俊輔コレクション3)』鶴見俊輔著 黒川創編
河出文庫、2013年
「去年の秋、下北沢のB&Bで、この本の読書会をひらいた。それぞれの感想の多様さに驚いた。「この人は文章が下手だ」なんて発言する人もいて、大いに盛り上がった。」(永江朗)
『サラダ記念日』俵万智
河出文庫、1989年
「ぼくはこの本を発売日に買った。そのときは、大ベストセラーになるとは予想してなかった。ぼく自身と近い感覚を、短歌という型のなかに発見して、嬉しかった。」(永江朗)
『東京プリズン』赤坂真理
河出文庫、2014年
「雑誌連載中も、そして単行本刊行直後も、まさか憲法問題が社会でこんなに前面化するとは予想していなかった。すぐれた文学は時代を先取りするってほんとうなんだ。」(永江朗)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。