創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【成田龍一さん】
成田龍一
2016.04.01
『まなざしの地獄』見田宗介
2008年
「1973年の論文の単行本化。高度経済成長を、都市空間論として描くとともに、ひとりの青年の内面の軌跡を探り存在論的でもある。大澤真幸の「解説」も付されていて、お買い得の一冊。」(成田龍一)
『井上ひさし×赤塚不二夫の笑劇場』井上ひさし/赤塚不二夫
2015年
「なんとも不可思議。読みだしたらやめられないだけでなく、その余韻―毒が頭のなかをぐるぐる回りつづける本。高度経済成長のただなかでの不条理が、ふたりの超絶者によって繰り広げられる。」(成田龍一)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。