創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【星野智幸さん】
星野智幸
2016.04.05
『父が消えた』尾辻克彦
河出文庫、2005年
「尾辻克彦こと赤瀬川原平が小説を書いて芥川賞を取ってしまった作品集。この人の手にかかると、ありきたりの光景がまるで生き物のようにうごめく。ぜひ読んでみてほしい。」(星野智幸)
『第二次世界大戦 1・2・3・4』W・S・チャーチル 佐藤亮一訳
河出文庫、2015年
「第二次大戦期の英国首相チャーチルが、大戦の回想録を書いてノーベル文学賞を取ってしまった作品。人間洞察力がすごすぎて、しばらくロンメル将軍の幻影に悩まされた。」(星野智幸)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。