『枯木灘』中上健次
河出文庫、2015年(新装新版)
「物語の野性を解放しながら、なお自然主義の伝統にとどまり、その可能性を最大限に拡張しようとする、近代小説の王道をいく作品である。」(奥泉光)
『愛人 ラマン』マルグリット・デュラス 清水徹訳
河出文庫、1992年
「『愛人 ラマン』が放つ構成の不思議さは、小説というジャンルが元来持つ魅力の中核に存するものを照らし出してくれる。」(奥泉光)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。