創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【宇野邦一さん】
宇野邦一
2016.02.09
『知の考古学』ミシェル・フーコー 慎改康之訳
河出文庫、2012年
「現代思想の重要課題は、西欧の歴史的思考の批判的省察であったにちがいない。歴史を語る言葉の体制をこれほど犀利に、完膚なきまでに分析・批判した本はあまり例がない。」(宇野邦一)
『批評と臨床』ジル・ドゥルーズ 守中高明/谷昌親訳
河出文庫、2010年
「ドゥルーズとガタリの書物はもちろん全部お薦めしたいが、重要な作家論を含むこの批評的エッセー集では、ドゥルーズの思考の〈身振り〉がストレートに感じられて貴重だ。」(宇野邦一)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。