創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【北代美和子さん】
北代美和子
2016.02.16
『夢の宇宙誌』澁澤龍彦
河出文庫、2006年
「今から半世紀前、魅力的な表題と奇妙な挿絵に惹かれて読み始めたこの本で、私は足穂を、バルテュスを、ダレルを、そして人生で偏愛してきた多くの芸術家の名を知ったのである」(北代美和子)
『アレクサンドリア四重奏(全4巻)』ロレンス・ダレル 高松雄一訳
2007年
「地中海文明の記憶を紡いで織りなされる愛の悲喜劇。重層的なプロットと錯綜する文体。潮騒の響くこの物語を高松雄一の名訳で読めることに、私たちは感謝しなければならない。」(北代美和子)
『家庭で作れるロシア料理』萩野恭子・沼野恭子
2006年
「コンパクトなレシピと親切な写真解説。ふたりの恭子さんが紹介するロシア料理の数々を手がかりに、私たちはロシア文化の森の奥深くに分け入って、お菓子の家を見つけるのだ。」(北代美和子)