創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【大石圭さん】
大石圭
2016.02.23
『愛人 ラマン』マルグリット・デュラス 清水徹訳
河出文庫、1992年
「22年前、文藝賞でデビューした直後に読みました。訳が美しいのです。まだ自分の文体というものが定まっていなかったということもあって、この翻訳には強く影響されました。」(大石圭)
『O嬢の物語』ポーリーヌ・レアージュ 澁澤龍彦訳
河出文庫、1992年
「デビュー前に読んだのですが、大石圭という作家はこの作品の影響をまともに受けています。この本を読まなかったら、『履き忘れたもう片方の靴』は書けなかったでしょう。」(大石圭)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。