創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【谷川直子さん】
谷川直子
2016.02.23
『東京プリズン』赤坂真理
河出文庫、2014年
「16歳の少女が天皇の戦争責任について語る衝撃作。人と群れなくても正論を紡ぎ出し戦うことができるということ、論理的であることの意味を教えてくれる。何度でも読みたい。」(谷川直子)
『ピン・ザ・キャットの優美な叛乱』荻世いをら
2013年
「猫と暮らしてどこまで人は深淵に触れることができるか。どんな猫物語にも満足できなかったすべての猫好きにぜひ読んでもらいたい。そしてギクリとしてほしい。」(谷川直子)
『モデラート・カンタービレ』マルグリット・デュラス 田中倫郎訳
河出文庫、1985年
「何かに捉えられて出口が見えない、動けなくて息が詰まりそう、そんなあなたの奥に眠るパッションを、この小説は呼び覚ましてくれるだろう。退屈な主婦必読の書。」(谷川直子)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。