創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【石井光太さん】
石井光太
2016.02.26
『黒檀』リシャルト・カプシチンスキ 工藤幸雄/阿部優子/武井摩利訳
池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集、2010年
「日本で刊行される世界文学全集に、カプシチンスキの著作が入ることは、文学、そしてノンフィクションの世界の幅を大きく広げるものだと思う。」(石井光太)
『緑色の濁ったお茶あるいは幸福の散歩道』山本昌代
河出文庫、1997年
「大学時代に、山本昌代さんの本を読んで、宙に浮き上がりそうなほどやわらかな感覚に魂を奪われた記憶がある。自分が真逆のタイプだと思いつつ、いまだにどこかで憧れている。」(石井光太)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。