創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【伊藤比呂美さん】
伊藤比呂美
2016.03.18
古井由吉自撰作品 六
『仮往生伝試文』古井由吉
2012年
「菊地信義さんの講演会に行って『仮往生伝試文』にまつわる話を聞いた。すごく読みたくなって、最初の装幀の1989年の再版本を古本で買った。それ以来、古井さんラブ‼」(伊藤比呂美)
『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』若松英輔
『君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた』若松英輔
2014年
「『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』。でもすぐ後に『君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた』を読んだら、これも河出だった。文章の美しさに溺れるかと思った。」(伊藤比呂美)
『自己流園芸ベランダ派』いとうせいこう
河出文庫、2014年
「『自己流園芸ベランダ派』で会いたい人と会えた。ずっと同志と思っていた人だったから感激ひとしおだった。園芸の同志だけじゃなくて、語りの同志、命の同志とも思えた。」(伊藤比呂美)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。