創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【羽田圭介さん】
羽田圭介
2016.03.29
『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』中原昌也
河出文庫、2000年
「純文学小説は、自由に書かれなければならない。話の筋を読めてしまってもいいが、書かれる文章の数行先に、常に細かな意外性を散りばめなければ駄目だ。本書は小説の運動性のお手本のような高コストな文章で書かれており、それでいて笑いながら読めてしまう。」(羽田圭介)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。