創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【鈴木創士さん】
鈴木創士
2016.04.01
『裸のランチ』ウィリアム・バロウズ 鮎川信夫訳
河出文庫、2003年
「モロッコのタンジェでこの本を書いていた時、著者の腕には注射の針が刺さっていたが、この本がもたらす影響については知る由もなかった。20世紀とびきりの奇書である。」(鈴木創士)
『オン・ザ・ロード』ジャック・ケルアック 青山南訳
河出文庫、2010年
「若者が旅をしなくなったと言われる。著者はバロウズと同じビートニクの詩人だが、この本を読めば、ここにいながら旅に巻き込まれるはず。遠くへ出かけよう! それが先決だ。」(鈴木創士)
『フランシス・ベーコン 感覚の論理学』ジル・ドゥルーズ 宇野邦一訳
2016年
「豊かで、精緻で、ぶっ飛んだ、驚くべき美術評論。凡百の美術評論など、どんなに有名なやつも、ただの井戸端会議に思えてくる。我々も画布の中にいる。画家だけじゃない。」(鈴木創士)
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※河出書房新社創業130周年を記念して、河出の本をコメント付きでご推薦いただきます。週2回(火・金)配信予定。