 
語り、語られる「間」 いしいしんじーー『北野武第一短篇集 純、文学』書評
いしいしんじ(小説家)
語り、語られる「間」いしいしんじ(小説家) あらゆる「語り」でこの国の文化をつぎつぎと刷新してきた著者による初の小説集。 五つの短編が収められている。そして、小説自身が、喋る、走る、語る。とちゅうから著者自身、余裕で手綱を放し、作品たちが突っ走るがままにまかせている。 「ホールド・ラップ」では、売れ
2019.11.21単行本
 
いしいしんじ(小説家)
語り、語られる「間」いしいしんじ(小説家) あらゆる「語り」でこの国の文化をつぎつぎと刷新してきた著者による初の小説集。 五つの短編が収められている。そして、小説自身が、喋る、走る、語る。とちゅうから著者自身、余裕で手綱を放し、作品たちが突っ走るがままにまかせている。 「ホールド・ラップ」では、売れ
2019.11.21 
増田彰久【写真・文】 中島智章【解説】
歴史の舞台となった壮麗な館が今、眼前に広がる本邦初公開多数!イングランド、スコットランドの名館厳選42館!大英帝国の繁栄と富の象徴——様々な映画やドラマの舞台としても使われる豪華絢爛な英国貴族のカントリー・ハウスを一挙公開!英国貴族の城館増田彰久【写真・文】 中島智章【解説】「本場の貴族の住まい方を
2019.11.15 
宇佐見りん 村田沙耶香
写真:宇壽山貴久子第56回文藝賞受賞作『かか』(宇佐見りん著)が、11月15日に単行本として刊行されました。20歳の宇佐見さんが、単純な”母と娘”という関係にはくくれない、複雑で激しい愛憎を体当たりで描いた本作。受賞を記念し、選考委員のひとりである村田沙耶香さんと、『かか』が生まれたきっかけやこれか
2019.11.15 
遠野遥 磯﨑憲一郎
写真:宇壽山貴久子第56回文藝賞受賞作『改良』(遠野遥著)が、11月15日に単行本として刊行されました。異性装をモチーフに男女の性差以前の生のあり方を、極限の絶望で描き出した本作。受賞を記念し、選考委員のひとりである磯﨑憲一郎さんと、その創作の背景について語り合いました。 自分自身をも疑う
2019.11.15 
陣野俊史(小説家・文芸評論家・フランス文学者)
ラップと小説の語り陣野俊史(小説家・文芸評論家・フランス文学者) 北野武名義での、初の短篇集である。五つの作品が収録されている。「ホールド・ラップ」、「実録小説 ゴルフの悪魔」、「誘拐犯」、「粗忽飲み屋」、そして「居酒屋ツァラトゥストラ」。書き方もリズムもかなり異なる小説たちだ。その点だ
2019.11.13 
評者・樋口恭介
『セロトニン』は、〈黄色いベスト運動〉を予言した物語として話題になった。左右を問わず絶賛をもって迎えられ、初版の在庫がたちまち尽きた。〈黄色いベスト運動〉は、今なお国境を超えて拡大を続けている。 ウエルベックは予言的な作家として知られる。多くの人は虚構と事実の類似の関係をして予言と呼ぶが、しかしなが
2019.11.12評者・夏帆
「文藝2019年冬季号」に掲載掲載された書評です。『某』川上弘美 著(幻冬舎) 最近は、小説を読むよりも、実際に起こった出来事を掘り下げていくことに興味がある。それでもすこし心がくたびれたとき、ここではないどこかへ行きたいとき、小説を手にとりたくなる。なかでも、川上弘美さんは特別だ。ユーモラスで優し
2019.11.11 
評者・朝吹真理子
わたしたちはみえないものをとりかわして生きている。誰かと向きあって話しているとき、いくばくかの菌を交換している。自家製の味噌やぬか漬けは、かき混ぜているひとの手の常在菌が乳酸菌とむすびついて発酵しているからできあがる。○○さんのぬか漬けおいしい、おいしいです、そう言いながら食べているとき、そのひと
2019.11.08 
ルーシー・ワーズリー
『WOMEN 女性たちの世界史 大図鑑』はじめに 奇妙な真実──ジョージ王朝時代(18‒19世紀)、女性は〈本をたくさん読んだ〉だけで精神病院に入れられた。本が社会の脅威となりうることを思えば、なんら不思議なことではない。読書は女性の目を開かせ、期待をあおり、自分たちが男性以下の扱
2019.10.31 
大人気!トムとジェリーのさがし絵本&迷路絵本!子どもはもちろん、大人もハマる、遊んで学べる絵本を一挙紹介!見ているだけでワクワクするトムとジェリーの楽しい世界はプレゼントにもぴったり!時間を忘れて遊んじゃおう! トムとジェリーをさがせ!いってみよう!日本一周のたび大好評のトムとジェリーのさ
2019.10.29