
お知らせ - プレスリリース
〈脚本・バカリズム×主演・山田裕貴×共演・古田新太〉作家・かげはら史帆による衝撃的歴史ノンフィクション『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』が映画化決定!
かげはら史帆
2025.04.23
音楽史上最大のスキャンダルに迫る
映画『ベートーヴェン捏造』(企画・配給:松竹)は9月12日公開
作家・かげはら史帆による衝撃的歴史ノンフィクション『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(河出文庫刊)を原作とする映画『ベートーヴェン捏造』(企画・配給:松竹)が、2025年9月12日より公開されることが決定しました。
刊行以来、各紙誌で絶賛を浴び、音楽ファン、ミステリーファンまで幅広い読者を驚愕させた傑作が、脚本・バカリズム×主演・山田裕貴×共演・古田新太という第一級の制作、キャスト陣で映画化。19世紀ウィーンで起こった音楽史上最大のスキャンダルに迫る衝撃のストーリーが、今秋スクリーンでお楽しみいただけます。
傑作ノンフィクション『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』
ぜひ、この驚きを分かち合いたい。徹夜本です。
―― 宮部みゆき(作家)
(河出文庫版帯文より/読売新聞2018年11月25日)
問答無用でおもしろい。それが本書の感想だ。
―― 栗原康(政治学者/アナキズム研究)
(河出文庫版「解説」より)
1977年、ベートーヴェン没後150年のアニヴァーサリー・イヤーに発覚した、ベートーヴェンに関する史実の捏造「会話帳改竄事件」。『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』は、その犯人とされる、晩年のベートーヴェンに秘書として仕えた、アントン・フェリックス・シンドラーの人物像と事件の核心に迫った傑作ノンフィクション。2018年10月、柏書房より単行本が刊行され、2023年11月に河出文庫として文庫化いたしました。
なぜ、シンドラーは捏造に手を染めたのか――。
ベートーヴェンが聴力を失って以降、周囲の人々との筆談に用いた実際の「会話帳」をはじめ、数多くの文献をひも解き、シンドラーのまなざしに憑依することで、「現実」から「嘘」が生まれる瞬間を見極めた本書は、刊行から十余年を経た今もなお、ベートーヴェンと、遺された数々の名曲へのイメージをことごとく打ち崩しながら、読者を魅了し続けています。
暴走する愛が、歴史を変える ―― 映画『ベートーヴェン捏造』が9月公開!
映画『ベートーヴェン捏造』の脚本は、現在進行形で話題作を世に送り出し続けるバカリズムが手掛け、原作を丁寧にひも解きながら、さらに緻密な取材を加え見事に脚本化。監督は、星野源、藤井風、PerfumeなどのMVや多くの話題CMを手掛け、バカリズムとは3作目のタッグとなる関和亮。
出演は、楽聖ベートーヴェンを偏愛し、忠義を尽くす秘書・シンドラーを演じる山田裕貴。そして、シンドラーから熱烈に敬愛されるベートーヴェンを演じる古田新太。
現在最も注目を浴びる制作陣、日本を代表する実力派俳優が結集し、19世紀ウィーンで起こった音楽史上最大のスキャンダルを描いたまさかの実話!?、『ベートーヴェン捏造』は9月12日公開です。
【作品概要】
タイトル:ベートーヴェン捏造
原作:かげはら史帆『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(河出文庫刊)
主演:山田裕貴
出演:古田新太 ほか
脚本:バカリズム
監督:関和亮
製作:Amazon MGMスタジオ 松竹
制作プロダクション:松竹
制作協力:ソケット
企画・配給:松竹
撮影期間:2025年2月~3月
公開:2025年9月12日
公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/beethoven‐netsuzou/
公式X/Instagram:@beethoven_movie
かげはら史帆さん、映画キャスト、制作陣よりコメントが到着!
「演劇やミュージカルでは、日本のキャスト陣が西洋を舞台にした作品を演じるのは当たり前。実写映画でそれをやったっていいと思う」──
映画の企画案をいただいた6年前、担当者さんからそんな熱い想いを伺ったのを思い出します。たしかに、と膝を打ちました。考えてみたら、私の頭のなかでも、シンドラーやベートーヴェンは日本語でしゃべっているような気がするのです。しかも、古めかしくない、生き生きとした現代の言葉を。
ベートーヴェンは、人生半ばで聴覚を失いました。彼が直面した言葉の困難は、やがて誰も想像しなかった大事件に発展します。日本語の魔術師・バカリズムさんと、音楽映像の奇才・関和亮監督、そして第一級のキャストとスタッフのみなさまが、その一部始終を世に放ちます。
すごい挑戦をやってのけた。それだけは確実な作品です。完成作をスクリーンで観る日を心待ちにしています。
―― かげはら史帆(原作)
ベートーヴェンの秘書
シンドラーを皆様は知っていますか?
歴史だけでなく、
ベートーヴェンとシンドラーに何が起こったか本当の意味の理解としては
わかりません
とやかく言うのは
僕は間違っていると思いますが
もし、
きっとこのお話が本当であったとしたら
自分が演じたシンドラーという男の
ベートーヴェンを想う気持ちと
その歪んだ感情を敬愛だと正義だと
勘違いし本質を見失った
現代にもあるようなお話
バカリズムさんの脚本、そして、
監督、スタッフ、キャストみんなで
楽しく笑い合いながら作りました
古田新太さんの演じるベートーヴェンを
日に日に愛おしく想いながら
毎日撮影していました
―― 山田裕貴(アントン・フェリックス・シンドラー役:ベートーヴェンの忠実なる秘書)
バカリちゃん(バカリズム)の作品は何本かやっていますが、脚本を読んで、セリフのセンテンスが短く、会話劇になってて面白いなと思いました。(山田)裕貴と以前共演した時に芝居がうまいと褒めたらとても喜んでくれて、「なんて可愛い奴なんだろう」と。撮影中に一緒に飲みにも行けてよかったです。ベートーヴェンは、短気で癇癪持ちで情緒不安定な部分もあった人だったんだろうけど、だからこそ素晴らしい曲が書けたのだと思いますし、いい意味でも悪い意味でも天才だったのだと思うので演じていて楽しかったです。バカリちゃんの脚本も面白いし、監督の撮り方も面白いし、主演の裕貴もとても面白いお芝居をしています。ぜひ劇場に来てください。
―― 古田新太(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン役:耳の聞こえない天才音楽家)
かげはら先生の原作がとてもおもしろくて、この壮大な物語をどうやって1本の映画に収めるか試行錯誤しながら書きました。
あとは関監督の演出と役者さんたちの表現で素晴らしい作品になっていると思います。
―― バカリズム(脚本)
バカリズムがベートーヴェンを描く!
驚きと共に、その映像化はどうなるんだと僕自身ワクワクしました。
実在する人物を描く難しさと面白さ、山田裕貴さん古田新太さんはじめ
多くのキャストと、我々スタッフが頭を悩ませ200年前のウィーンそして
ベートーヴェンを取り巻く人々を映像化しました。
秘書シンドラーの偏愛、SNSなんて存在しない時代の情報戦、様々な実在するキャラクター、そして全曲ベートーヴェンによる楽曲。
ぜひスクリーンでお楽しみ頂けたらと思います。
―― 関和亮(監督)
著者紹介
かげはら史帆(かげはら・しほ)
1982年、東京郊外生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業、一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。著書に『ベートーヴェンの愛弟子 フェルディナント・リースの数奇なる運命』(春秋社、2020年)、『ニジンスキーは銀橋で踊らない』(河出書房新社、2023年)がある。
書名:ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく(河出文庫)
著者:かげはら史帆
仕様:文庫版/並製/368ページ
発売⽇:2023年11月7日
税込定価:990円(本体900円)
ISBN:978-4-309-42015-8
カバーデザイン:
坂野公一+吉田友美(well design)
カバーイラスト:芳崎せいむ
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420158/
※電子書籍も発売中です。
詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。