お知らせ - プレスリリース
書けなくなった作家の女、消えた年上の男、殺人事件の加害者を家族にもつ宗教二世の青年──”恋愛小説の枠におさまらない”島本理生最新刊
2026.05.22
私がコロナ禍以降に書いた小説の中で、おそらくは最も重要な作品になりました。
この小説でぜひ彼らと世界の果てまで旅してください。島本理生
2001年のデビュー以来、人々の繊細な感情の機微を描き続け、直木賞をはじめ数々の文学賞を受賞してきた島本理生さん。恋愛や孤独、人間の内面に深く迫る作品は、多くが映像化されています。
最新長編小説『ノスタルジア』は、書けなくなった作家の女が、殺人事件の加害者を家族にもつ宗教二世の青年と出会い、喪失や罪、言葉にできない空白を抱えた者同士として互いの過去と痛みに触れながら、惹かれあっていきます。
先の見えない時代を生き抜くいくつもの姿が読む者を惹きつける。
加害と被害とに二分できない世界は文学でしか描けない。
加害と被害、愛と赦し、重層的なテーマに向き合い、人間の存在を問う島本作品。
特に本作は、「文学でしか描けない」(信田さよ子)など、各界から驚嘆の声を集めています。
今週【5/24 (日)】『ノスタルジア』刊行記念
島本理生×小林エリカ トーク&サイン会 開催決定!
『ノスタルジア』(河出書房新社)の刊行を記念し、トーク&サイン会を開催いたします。
ゲストは、作家の小林エリカさん。
小林エリカさんの近刊『女の子たち風船爆弾をつくる』(文藝春秋)は、戦時中に勤労奉仕で「風船爆弾」を作る労働に従事した女学生たちについて、膨大なリサーチを経て紡がれた長篇作品。
人は果たして、変えられない過去の記憶とどう向き合い、どう折り合いをつけて生きていくのか。
時代の価値観が変遷しつつあるこの時代、それぞれの信念を持って書き続けるおふたりに「創作と記憶」の関わりについてお話しいただきます。
皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。
お申込みはこちら ➡ https://peatix.com/event/4989716/
🎁有料イベントご参加のクラブ三省堂会員様には受講料(税抜)の10%をポイントバック。
あらすじ

小説家の紗文(さあや)は、知人の紹介で、東京に出てきたばかりの「創(そう)」という若者と知り合った。殺人事件の加害者を母に持つ創は、住む場所も職場も失っており、紗文が一時的に家に泊めることに。
当初は順調に見えた共同生活だったが、紗文の周りで常識を超えた不可思議な現象が起こり始める。創は「たぶん、俺のせいだと思う」と話し、今まで誰にも話したことのない、実家の信仰や母の力について語った。
一方で、紗文は自分の家族や最愛の人の死、自身の心の空白について、創になら話ができることに気がつく。二人は、お互いが持つ影に惹かれ始めていた――。
●島本理生ファン必読。孤独な魂が惹かれあう愛の物語、珠玉の言葉たち。
「自分にとっての愛とは、指先が触れたと思った瞬間にはもう離れていて」
「はい」
「なにか、一瞬の点滅のような、常に失われていく、ノスタルジアみたいなものかもしれません」
ノスタルジア、と私は呟いた。
街のどこかから歓声が聞こえた。
死んだ星が流れて消えたのだろう。
(本文より)
●各界の著名人から、熱い応援コメントが続々!
苛烈だった。救いたいし、救われたかった。
どうしたらいいんだろう、とずっと考えていた。
高瀬隼子氏(作家)
先の見えない時代を生き抜くいくつもの姿が読む者を惹きつける。
加害と被害とに二分できない世界は文学でしか描けない。
静かなようで不思議な熱量を感じさせる一冊だ。
信田さよ子氏(臨床心理士)
痛みの中で立ち上る一瞬の“楽園”。壊れてしまうほどに刺す、逃れられない光だ。
――Derek Jarmanを思い出した。
三島有紀子氏(映画監督)
あの時、もしあんなことが起こらなければ……
恋愛を通じ「if」の想像力を描き続けてきた島本作品の決定版。
吉田大助氏(ライター)
●書店員の皆さんからも、多数の感動の声
これまでたくさんの“歪な関係性”を描いてきた著者だからこそ辿り着くことのできた、
「信仰」も「祈り」も超えた新境地の物語!
未来屋書店 北戸田店 野口雅也さん
何度も何度も読み返したくなる物語。
宮脇書店 境港店 林雅子さん
どうにも出来ない過去と選ぶことのできた過去、そしてこれから選ぶことのできる未来。
たぶん若い時にはたどり着けない大人の恋愛小説です。
未来屋書店 水戸内原店 大谷典永さん
読み終えるまで心なのか身体なのかずっと鈍い痛みを感じて、
読むのが辛くもありながら、かといって読まずにいられない稀有な読書体験でした。
六本松 蔦屋書店 峯多美子さん
人は何度でも生まれ直すことができる、この物語を読んでそう思いました。
丸善 ヒルズウォーク徳重店 熊谷由佳さん
島本理生さんの作品のなかで 今作がいちばん好きです。
福岡金文堂 志摩店 伊賀理江子さん
長い旅から帰ってきたような優しい安堵感に満たされました。
紀伊國屋書店 天王寺ミオ店 西澤しおりさん

●島本 理生(しまもと・りお)
撮影:藤澤由加1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞し、デビュー。
03年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞、15年『Red』で島清恋愛文学賞、18年『ファーストラヴ』で直木賞をそれぞれ受賞。近著に『天使は見えないから、描かない』、『一撃のお姫さま』など。
●新刊情報
ノスタルジア
著者:島本理生
仕様:四六判/上製 /256頁
発売日:2026年4月23日
税込定価:1,870円(本体1,700円)
ISBN:978-4-309-03261-0
装画:安藤巨樹
装丁 アルビレオ
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032610/
※電子書籍あり。詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。





















