お知らせ - プレスリリース
【全巻予約で豪華特典】ノーベル文学賞作家ハン・ガンが生まれた土壌、戦後韓国の巨匠作家を集成した決定版コレクション「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」が10月刊行開始&ラインナップ一挙公開!
編訳 斎藤真理子
2026.06.10
全巻予約購入者には、編訳者による書き下ろしエッセイ集『斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス 別巻』(非売品)を進呈!
これまで数多くの韓国文学作品を翻訳し、第一線でその魅力を紹介してきた翻訳家、斎藤真理子が作家とその作品をセレクトし、全作品を訳し下ろす決定版コレクション「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」(全5巻)を2026年10月より刊行開始いたします。
全巻(定価17,930円)予約購入者には、編訳者による書き下ろしエッセイ集『斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス 別巻』(非売品)を特典として進呈(申込締切:2026年12月31日)。全国書店、一部ネット書店にて絶賛受付中です。詳細は下記特設ページをご覧ください。
「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」特設ページ
https://www.kawade.co.jp/kankokubungaku/
世界から注目を浴びる韓国文学、その魅力の根源に迫る画期的シリーズが誕生!

2024年、韓国の作家、ハン・ガンがアジア人女性初となるノーベル文学賞を受賞したことが契機となり、世界中からかつてないほどの熱い視線を注がれている韓国文学。
こと日本においては、2015年に第1回日本翻訳大賞を受賞したパク・ミンギョ『カステラ』(ヒョン・ジェフン/斎藤真理子訳、クレイン刊)をはじめ、韓国で社会現象となり映画化もされたチョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(斎藤真理子訳、筑摩書房刊)、2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位に輝いたソン・ウォンピョン『アーモンド』(矢島暁子訳、祥伝社刊)など話題作が次々と刊行され、過去10年以上にわたり読者の輪は広がり続けています。
とりわけ、ハン・ガンのノーベル文学賞受賞発表後は、『菜食主義者』(きむ ふな訳、クオン刊)、『すべての、白いものたちの』(斎藤真理子訳、小社刊)といったハン・ガン代表作が全国書店ランキングをたちまち席巻。それぞれが現在も版を重ねるベストセラーとなっています。
「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」は、日本からの解放、南北分断、朝鮮戦争、軍事独裁政権、急激な経済成長など、激動の時代を生き抜きながら、現代韓国文学の土壌を築いていった戦後作家たちに焦点を当て、韓国文学の魅力の根源に迫る画期的なシリーズ。
韓国文学界にその名を燦然と輝かせる巨匠作家4人の作品から精選された第1巻~第4巻、珠玉の短編作品が集成されたアンソロジー第5巻。その全収録作品が「個人編訳」をつとめる翻訳家、斎藤真理子独自の視点によってセレクトされ、自らの手で訳し下ろされた、未曽有の決定版コレクションです。
モノクロームで力強く描かれたシバタリョウによる装画、作品それぞれの強烈な個性が色彩となって表現された川名潤によるこだわりの装幀も見どころの一つ。10月の刊行開始を楽しみにお待ちください。

「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」刊行に寄せて
初めて原語で読んだ韓国文学は、朴婉緒(パク・ ワン ソ)の短編「盗まれた貧しさ」でした。まるで歯が立たなかったにもかかわらず、その吸引力は凄まじく、ここに何かとてつもないものがあると予感したものです。
そして40年以上経った今、その存在感はいよいよ鮮明です。湧き上がる生命力、凄絶な悲しみと怒り、不条理に向き合う強靭な倫理、そして人の情。これは朴婉緒一人のものではありません。「韓国文学クラシックス」はそのような、韓国文学の土壌をとことん鍛えた巨匠作家たちの短編アンソロジーです。
植民地時代に生まれ、分断と朝鮮戦争を経験し、軍事独裁政権下で検閲と戦いながら書きつづけ、民主化を見届けた先達らの結実を凝縮させました
ハン・ガンは一夜にして生まれたわけではなく、この土壌から生まれて花開いたのです。今、世界に読者を持つに至った韓国文学の根に触れ、生きることのすべてが詰まった韓国文学のエッセンスを浴びてください。
――斎藤真理子
「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」刊行ラインナップを一挙公開!
1.『親切な福姫(ポッキ)さん』パク・ワンソ
毛細血管のすみずみまで喜怒哀楽が行き渡り、旺盛な活力と深い悲しみをたたえたパク・ワンソの小説。その湯気が上がるほどの人間臭さに魅了されました。(斎藤)
韓国文学の至宝
市井に暮らす人の感情を描き、数々のベストセラーを生んだ国民的作家であり、時代を超えて愛される、韓国フェミニズム文学の先駆者。最初期から遺作まで、生きるエネルギーと哀しみに満ちた怒濤の作品群。
〈第1回配本〉2026年10月刊/定価2,970円/304ページ/ISBN 978-4-309-61911-8
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309619118/
パク・ワンソ 朴婉緒
1931-2011年。5人の子を産み育て、39歳「裸木」でデビュー。李箱文学賞をはじめ韓国の主な文学賞を多数受賞。著書『あんなにあった酸葉をだれがみんな食べたのか/あの山は本当にそこにあったのか』他。
2.『虫の話』イ・チョンジュン
哲人の面影があるイ・チョンジュン。『カラマーゾフの兄弟』のように、ミステリー小説としての性格を色濃く備えた語りの魔術は実に鮮やかで、くらくらするほどです。(斎藤)
「私」という迷宮
絶望や葛藤を繰り返す人間の必死の営みを描いた、韓国純文学の巨匠中の巨匠。イ・チャンドン監督により映画化された表題作(映題「シークレット・サンシャイン」)をはじめ、苦悩を極めた先に深い情へと辿り着く、魅惑の物語群。
〈第2回配本〉20227年1月刊/定価3,520円/320ページ/ISBN 978-4-309-61912-5
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309619125/

イ・チョンジュン 李清俊
1939-2008年。多様な技法で多くの作品を残し、李箱文学賞をはじめ韓国の主な文学賞を多数受賞。1993年の大ヒット映画『風の丘を越えて/西便制』など映画化作品も多い。著書『あなたたちの天国』『うわさの壁』他。
3.『副市長は馬山(マサン)に赴任しない』イ・ホチョル
血だらけの、あるいは生乾きの歴史と自分の「今」とを接続させるために想像力を鍛え、言葉と向き合ってきた作家。頼もしくて悲しくて、忘れがたい作家です。(斎藤)
分断のマジック・リアリズム
一兵卒として北から南へ渡り、その後生涯をかけて「失郷民」を描きつづけた作家。南北分断と一家離散という、市民の日常生活の根底で不穏に蠢きつづける不条理に根底から向き合った、珠玉の作品集。
〈第3回配本〉2027年4月刊/定価3,520円/320ページ/ISBN 978-4-309-61913-2
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309619132/

イ・ホチョル 李浩哲
1932-2016年。1950年に北朝鮮軍に入隊、捕虜として韓国へ渡る。1955年「脱郷」で作家デビュー。現代文学賞、東仁文学賞等を受賞するほか、民主化運動にも尽力。著書『板門店』他。2017年には李浩哲統一路文学賞が創設。
4.『銅鏡』オ・ジョンヒ
女性の生き方を問いつづけ、激しい時代の変化を身体で受け止めたオ・ジョンヒ。しんと静かなその世界に足を踏み入れると、脳の中に風が吹いてきます。(斎藤)
女性文学の金字塔
社会や家族のなかでもがきながら生きる女性の姿を、研ぎ澄まされた五感の表現と、濃密な物語で描き、韓国文学を世界へと拓いた金字塔。「短編文学の頂点」とも言われる精緻な作品群に新たな光をあてる。
〈第4回配本〉2027年10月刊/定価3,960円/336ページ/ISBN 978-4-309-61914-9
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309619149/

オ・ジョンヒ 呉貞姫
1947年生まれ。1968年にデビュー。李箱文学賞をはじめ韓国の主な文学賞を多数受賞するほか、韓国人として初の海外文学賞となる独リベラトゥール賞を受賞。著書『夜のゲーム』『鳥』『幼年の庭』他。
5.『九足の靴で居残った男』ユン・フンギル ほか
中産階級の自己懐疑を描く「九足の靴で居残った男」をはじめ、いずれも一人で十分に一冊を編めるきら星のような作家たちの欲張りな一冊です。(斎藤)
「戦後」文学アンソロジー
植民地支配の傷、済州島4.3事件、朝鮮戦争とPTSD、ベトナム派兵、アメリカ文化の席巻、都市化・産業化……。20世紀後半、日本とはまったく異なる「戦後」を歩んだ韓国における、メルクマール的作品を集めた画期的アンソロジー。
〈第5回配本〉2028年1月刊/定価3,960円/352ページ/ISBN 978-4-309-61915-6
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309619156/
*タイトル、刊行月、定価はいずれも予定です。変更する場合がございます。
斎藤真理子「書き下ろしエッセイ集」(非売品)が全巻予約購入特典!

「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」の全巻予約購入者には、斎藤真理子書き下ろしエッセイ集『斎藤真理子=個人編集 韓国文学クラシックス 別巻』(非売品)を特典としてプレゼントいたします。
全5巻に収録された作家、作品との出会い、読みどころ、翻訳についてなどなど、読めばシリーズ全体への理解が深まることはもちろん、時代背景やシーンの変遷を知ることで、韓国文学がさらに楽しく読めるようになる貴重な一冊。
ぜひこの機会をお見逃しなく。
「斎藤真理子=個人編訳 韓国文学クラシックス」特設ページ
https://www.kawade.co.jp/kankokubungaku/
■申込締切:2026年12月31日
■〈全5巻〉定価:17,930円
■全国書店、一部ネット書店へお申込ください。
■特典は第3回配本時(2027年4月予定)にご購入書店様経由でお届けいたします。























