創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【萩尾望都さん】
萩尾望都
2016.04.22
『帰ってきたヒトラー』(上下)ティムール・ヴェルメシュ 森内薫訳
河出文庫、2016年
「この本は読んではいけない。面白いからだ。だが本当は恐ろしいからだ。独裁者もまた人間だ。過去が見落としてきた何かが、現代に浮かび上がってくる。」(萩尾望都)
『希望のかたわれ』メヒティルト・ボルマン 赤坂桃子訳
2015年
「戦争があった。チェルノブイリの事故があった。過去を振り返りながら今を生きる人々。勇気と希望を持って。戦争を体験し、福島を体験した我々もまた、長い時間のつながりの果てにある今を考えずにはいられない。」(萩尾望都)
『ルポ風営法改正』神庭亮介
2015年
「時代に合ってない法律を変えるとき、どのように考え、どう行動し、誰に相談し、いつ効果的にやるか。という手順が地味だが丁寧に書かれている。民主主義には時間と根気がいる。それを教えてくれる本だ。」(萩尾望都)
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萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく
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