創業130周年記念 - 私が薦める河出の本
私が薦める河出の本【日暮雅通さん】
日暮雅通
2016.07.26
『オン・ザ・ロード』ジャック・ケルアック 青山南訳
河出文庫、2010年
「新しいジェネレーションや新たな価値観が生まれ、台頭するびに、この作品がもっと話題になってもいいはずだと思う。あの時代だけのものではない、不滅の書。新訳もすばらしい。」(日暮雅通)
『屍者の帝国』伊藤計劃/円城塔
河出文庫、2014年
「この小説を推すのと自分がシャーロッキアンであることは、まったく関係ない。歴史改変SFという枠を超えた傑作であり、天才・伊藤の未完作品をみごとに完成させた円城塔の腕に感心したからである。」(日暮雅通)
『狐狸庵人生論』遠藤周作
河出文庫、2009年
「遠藤周作、北杜夫、なだいなだのエッセイ本には、悩み多き高校時代にかなり影響された覚えがある。だから若い人たちにお勧め。この本だけでなく、遠藤周作のエッセイ集全部を。」(日暮雅通)