ためし読み

娘が人を殺した。父親は警察官だったーー発売直後より話題! 連続ドラマ『パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜』の原作者・中村啓が贈る最高の警察小説!

池袋で連続殺人事件が発生。厳しく箝口令が敷かれていたが、殺害された被害者の額には刃物で「×」印が刻まれていた。反社ばかりを狙った犯行から、マスコミは犯人を、街をきれいにする清掃車にかけて“聖掃者”と命名。池袋署には特別捜査本部が設置され、刑事課強行犯係の警部補・薬師丸遼一をはじめとした捜査員は、日夜

絶望的な状況を笑い飛ばす「絞首台のユーモア」──『マーリ・アルメイダの七つの月』訳者あとがき先行公開

1990年、スリランカ内戦の混乱を舞台にしたゴースト・ミステリ『マーリ・アルメイダの七つの月(上・下)』は、その新時代の魔術的想像力、鋭い政治的諷刺、そして悲しく燃えたぎる笑いによって高く評価され、2022年ブッカー賞を受賞しました。グロテスクな惨状を貫く愛と笑いの物語はどのように書かれたのか。本書

西加奈子さんによる『ハイファに戻って/太陽の男たち』(河出文庫)への文庫版解説を特別公開! 爆殺された伝説のパレスチナ人作家が遺した不朽の名作。

2023年10月7日に行われたイスラム組織ハマスのイスラエルへの奇襲攻撃。そしてこれに対抗するイスラエルの報復攻撃。現在も激しい戦闘が続いており、日々痛ましいニュースが世界に伝えられています。特に被害が大きく出ているのはパレスチナのガザ地区ですが、1948年のイスラエル建国以来70年以上、パレスチナ

ハードな仕事を与えられ、自分の持つ才能を発揮して太く短く生きるのと、座敷犬として平和に長生きするのと、どちらが犬にとって幸せなのだろうかーー登山家・服部文祥『山旅犬のナツ』はじめに 試し読み

北海道の野良犬から生まれた子犬・ナツが、登山家・服部文祥のもとにやってきて7年。狩猟や沢釣り、雪山登山から、古民家での自力生活まで、共に過ごす姿をとらえた初めてのフォトエッセイ『山旅犬のナツ』が刊行されました。服部氏が最も多くの旅を共にした相棒・ナツへの思いを論じた本書の、「はじめに」を公開します。

ボードゲームは、「個人の属性」も「能力の違い」もリセットし、誰もが一緒に楽しめる場をつくっていくーー與那覇潤・小野卓也『ボードゲームで社会が変わる;遊戯するケアへ』まえがき 試し読み

自身が鬱から回復する中でボードゲームを楽しむようになり、社会におけるボードゲームの価値について深く考えるようになった気鋭の評論家・與那覇潤氏と、1996年にボードゲームサイトを開設・2009年以降ボードゲームに関するニュースを毎日更新し続ける、普及活動のパイオニア・小野卓也氏の二人が、ボードゲームか

初小説が読売文学賞受賞の快挙の話題作が待望の文庫化! 川本直『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』試し読み

作風は優雅にして猥雑、生涯は華麗にしてスキャンダラス。トルーマン・カポーティ、ゴア・ヴィダル、ノーマン・メイラーと並び称された、アメリカ文学史上に燦然と輝く伝説の小説家ジュリアン・バトラー。その生涯は長きにわたって謎に包まれていた。しかし、2017年、覆面作家アンソニー・アンダーソンによる回想録『ジ

最果タヒさんの最新エッセイ集『恋できみが死なない理由』刊行記念・試し読み第3弾!

===試し読みはこちら=== 『恋できみが死なない理由』最果 タヒ 好きのシンプル 最近、まつ毛の色を変えるのが好きだ。アイシャドウの色に合わせてアイラインを変えるようになってから、じゃあまつ毛もじゃないか? と思い始めて、いろんな色のマスカラを揃えるようになった。まつ毛が少しファンタジー

最果タヒさんの最新エッセイ集『恋できみが死なない理由』刊行記念・試し読み第2弾!

 ===試し読みはこちら=== 『恋できみが死なない理由』最果 タヒ 必ずきみが愛さなくちゃいけない人なんて、いない。と、愛して、伝えたい。 必ずきみが愛さなくちゃいけない人なんて、いない。と、伝えてくれる人はあまりいない。愛は素晴らしいと言われるし、それはそうかもしれないけれど

最果タヒさんの最新エッセイ集『恋できみが死なない理由』刊行記念・試し読み第1弾!

 ===試し読みはこちら=== 『恋できみが死なない理由』最果 タヒ マイ・スイート・派手 私は感情の起伏が激しくてなんでも気持ちが強まりやすく深まりやすいのだけど、最近これは「心が派手」ということなんだなと思うようになった。ド派手なハート。心が派手なので詩人をやってい

なぜ怖い? 人気作家陣の新作ホラーにジャンル解説がついた最恐アンソロジー 『ジャンル特化型 ホラーの扉』(株式会社闇・編著) 「はじめに」&解説パートを試し読み!

 『ジャンル特化型 ホラーの扉』は、心霊、オカルト、サスペンス……などホラーをジャンルで分類し、「なぜ怖いのか」を考察しながら、その抗いがたい魅力を紐解くアンソロジー集です。 ホラーの世界で素晴らしい作品を生み出し、活躍している作家陣が各ジャンルに特化した恐ろしい短篇を新規に書き

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