地下鉄サリンから23年──逆さに吊るされた女 田口ランディ『逆さに吊るされた男』書評
レビュアー:吉村萬壱
逆さに吊るされた女 本作は「私小説」と銘打たれている。地下鉄サリン事件の確定死刑囚Yとの十年を超える交流は、作者である田口ランディに、安全地帯にいて客観的なノンフィクションを書くことも、事実を離れた心地よいフィクションを書くことも許さなかった。それは彼女が田口ランディだったからと言うほかな
2018.03.20文藝
レビュアー:吉村萬壱
逆さに吊るされた女 本作は「私小説」と銘打たれている。地下鉄サリン事件の確定死刑囚Yとの十年を超える交流は、作者である田口ランディに、安全地帯にいて客観的なノンフィクションを書くことも、事実を離れた心地よいフィクションを書くことも許さなかった。それは彼女が田口ランディだったからと言うほかな
2018.03.20第158回芥川賞受賞作 若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社 東京都渋谷区・代表取締役社長小野寺優)が発行50万部を突破しました。同賞の過去10年においては、又吉直樹『火花』、村田沙耶香『コンビニ人間』に次ぐ部数です(出版科学研究所調査による)。若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』は2
2018.02.09写真:小林紀晴【63歳・主婦が突如、芥川賞作家になるまで。】2017年10月、1つの作品が発表されました。若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』。岩手県遠野市出身の専業主婦・若竹千佐子さんが書いたデビュー作となる小説で、選考委員の藤沢周さん、保坂和志さん、斎藤美奈子さん、町田康さんが絶賛し第54回文藝
2018.01.17エブリスタ
25 いよいよ「5分シリーズ」第2弾が発売!エブリスタと河出書房新社が贈る短編小説シリーズ(特設サイトはこちら)。投稿作品累計200万
2017.07.26エブリスタ
いよいよ「5分シリーズ」第2弾が発売!エブリスタと河出書房新社が贈る短編小説シリーズ(特設サイトはこちら)。投稿作品累計200万作品
2017.07.25エブリスタ
いよいよ「5分シリーズ」第2弾が発売!エブリスタと河出書房新社が贈る短編小説シリーズ(特設サイトはこちら)。投稿作品累計200万作品
2017.07.24エブリスタ
いよいよ刊行スタート!エブリスタと河出書房新社が贈る短編小説シリーズ「5分シリーズ」(特設サイトはこちら)。投稿作品累計200万作品、コンテスト応募総数20000作品以上から厳選された短編は、すぐ読める短さなのに、衝撃的に面白いものばかりです。刊行スタートを記念して、3日連続で試し読みを
2017.04.27エブリスタ
いよいよ刊行スタート!エブリスタと河出書房新社が贈る短編小説シリーズ「5分シリーズ」(特設サイトはこちら)。投稿作品累計200万作品、コンテスト応募総数20000作品以上から厳選された短編は、すぐ読める短さなのに、衝撃的に面白いものばかりです。刊行スタートを記念して、3日連続で試し読みを
2017.04.25ドナ・タート
『ゴールドフィンチ』 (全四巻)ドナ・タート 著 岡真知子訳 【評者】豊﨑由美人生ありのままじゃいられない 「風が吹けば桶屋が儲かる」式に、わたしたちは何らかの結果には、さかのぼってみれば必ず原因があるはずだと考えたがる。A→B→C→……Z。しかし、Aが悪しき行為でZ
2016.11.28松田青子
『ワイルドフラワーの見えない一年』 河出書房新社松田青子 著 【評者】山崎ナオコーラ違和感を文学に ショートショートのみで構成された自由な世界。すごいのは一文だけの作品でも「小説を読んだ」という感覚が湧くところだ。まったく雰囲気が違う作家だが、澁澤龍彥を思い出した。現実から変換さ
2016.11.25