単行本 - 芸術

小さくてモフモフ、そして、とってもせっかちな雪の妖精――大人気の「シマエナガ」写真集『シマエナガさんの12カ月』

みなさん「シマエナガ」ってご存知ですか?

「雪の妖精」とも呼ばれる白くてモフモフとした小さな野鳥で、体長14センチの日本で2番目に小さい野鳥です。シマエナガの「シマ」は「島」の意味。つまり北海道にしか生息していなエナガの亜種なんです。

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白くて丸くてモフモフ。雪の妖精・シマエナガさん!

 

シマエナガさんは雪だるまのような、真っ白でころんとした姿からは想像もできないくらいとっても機敏なので、自然の中で暮らす姿を撮影するのは、技術と根気と自然の知識を必要となってきます。今回、北海道在住で、地元の自然を知り尽くした山本光一さん、河瀬幸さん、三浦大輔さんの3人の自然カメラマンが結集して、シマエナガさんを1年かけて撮影しました。

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シマエナガさんは、とっても機敏で社会性も高いんです!

そのカメラマンのひとり、山本光一さんがシマエナガさんに初めて出会ったのは、もう20年も前のことだそう。マイナス25度を下回る極寒の朝の阿寒湖でのことだったそうです。霜の花が咲き乱れるなか、雪だるまのようにまん丸になった愛らしい姿に一目ぼれ。以来、冬だけでなく四季を通じてその姿を追い続けてきたとのこと。

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極寒の中にたたずむシマエナガさん。どこにいるのかな?

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桜とシマエナガさん。白とピンクの組み合わせは、さらにラブリーです。

雪の妖精の名が付くように、白くてモフモフで冬のイメージが強いシマエナガさんですが、もちろん他の季節も元気に暮らしています。シマエナガさんのイメージ通りの可愛らしい姿はもちろんのこと、1年を通し大自然のなかで暮らす姿を追うことで、意外な(?)たくましさや忍耐強さなど違った一面がみられ、その姿にさらにキュンとしてしまいます。季節ごとに刻々と変化するシマエナガさん、あなたのお気に入りの表情をぜひ見つけてください!

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苔や地衣類、そしてクモの糸を接着剤にクチバシを使って、まるで布を編むように巣を作ります。素敵なお家に、子どもたちも大喜び!?

(編集部I)

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