単行本 - 芸術
累計800万部の世界的ベストセラー!NHK「あさイチ」で紹介され話題の『美術の物語』、待望の重版出来
エルンスト・H・ゴンブリッチ
2022.06.22
『美術の物語』
エルンスト・H・ゴンブリッチ 天野衛他訳 田中正之協力
NHK「あさイチ」で 原田マハさんが紹介!(2022/1/21放送)
「アートは君の友だちなんだよ。
私にそう教えてくれたのは、 この本だった。」
──原田マハ氏
「歴史の流れのなかに、作品の魅力をくっきりと浮かび上らせる」
──高階秀爾氏(東京大学名誉教授)推薦!
◉カラー376点 ◉モノクロ64点
◉観音開きによる大きな図版6点収録
『美術の物語』は、世界でもっとも有名で広く読まれた美術書であるといっても過言ではない。原始の洞窟壁画から現代の実験的な芸術にいたるまで壮大なスケールで見通し、先史から現代までの美術史を一つの物語として捉えることができる。 その文体は率直かつシンプルで、物語をくっきりと浮かび上がらせる。「ピラミッドの時代から現代美術にまで延々とつらなる」美術史をまさに目にみえるように物語として描き出している。
美術界の権威から称賛多数!
考える読者にも、目で見る読者にも純粋な喜びを与えてくれる書物だ。
──ニューヨーク大学元教授 H.W.ジャンソンモナリザに負けないほど有名で、学ぶことが喜びであるような本である。
──ルーヴル美術館元館長 ピエール・ロザンベール同世代の美術史家と同じく、絵に関する私の考え方はゴンブリッチに多くを負っている。
──ロンドン・ナショナル・ギャラリー元館長 ニール・マクレガー一般の人びとと美術とを結びつける大事業の要ともいうべき書物の新版が出た。
私の感激を言葉にするのはむずかしい。
──ワシントン・ナショナル・ギャラリー名誉館長、米国美術委員会元議長 J・カーターブラウン美術史家、美大生、学者を問わず、美術の世界に人びとを引き入れるのに、ゴンブリッチの『美術の物語』ほど大きな力をもった本はほかにない。
すばらしい物語を書いた偉大なる歴史家ゴンブリッチの、専門語に頼らぬ率直な語り口と情熱は、今後も広く受け入れられていくだろう。
──ロンドン王立美術大学文化史元教授 クリストファー・フレイリング
世界中で絶賛! 今世紀最高の美術入門書!
◉ラスコーの洞窟壁画から現代アートまで、絶えず変化しながらも繋がっている壮大な美術史のすべてを網羅した決定版!
◉豊富な図版を鑑賞しながら、平易な文体で物語を読むように美術史を楽しめる。入門・基本書として最高の一冊!
◉歴史の流れにそった章立てで、時代毎に美術様式や芸術運動を整理。圧倒的な知識を持つ美術史家による充実した解説!
■目次より ※全28章より抜粋
不思議な始まり── 先史、未開の人びと、そしてアメリカ大陸の旧文明
永遠を求めて── エジプト、メソポタミア、クレタ
美の王国── ギリシャとその広がり〈前4世紀-後1世紀〉
歴史の分かれ道── ローマとビザンティン〈5世紀-13世紀〉
東方を見てみると── イスラム、中国〈2世紀-13世紀〉
伝統と変革── イタリア〈15世紀後半〉
光と色彩── ヴェネチアと北イタリア〈16世紀初頭〉
新しい知の波及── ドイツとネーデルランド〈16世紀初頭〉
自然の鏡── オランダ〈17世紀〉
権力と栄光── イタリア、フランス、ドイツ、オーストリア〈17世紀後半-18世紀〉
理性の時代── イギリスとフランス〈18世紀〉
伝統の解体── イギリス、アメリカ、フランス〈18世紀末-19世紀初頭〉
新しい基準を求めて──〈 19世紀末〉
実験的な美術──〈 20世紀前半〉
終わりのない物語── モダニズムの勝利と退潮、変わりつづける過去
参考文献/年表/地図/国別図版リスト/索引
【書誌情報】
書名:美術の物語
著者名:エルンスト・H・ゴンブリッチ 天野衛他訳 田中正之協力
体裁:B5変形/上製本/688ページ
初版発行日:2019/07/30
ISBN:9784309256283
定価:9350円(税込)