
話題の新刊『オリンピック・デザイン・マーケティング』著者・加島卓氏インタビュー――「エンブレム問題」とはいったい何だったのか、いまだから問い直す
加島卓
——『オリンピック・デザイン・マーケティング:エンブレム問題からオープンデザインへ』、タイトルはビジネス書のように見えますが、実はデザインや広告の歴史を踏まえた社会学になっており、一般読者から研究者まで広く読まれるように思います。なぜいまこの本を書かれたのでしょうか? そもそものきっかけは
2017.11.24人文書
加島卓
——『オリンピック・デザイン・マーケティング:エンブレム問題からオープンデザインへ』、タイトルはビジネス書のように見えますが、実はデザインや広告の歴史を踏まえた社会学になっており、一般読者から研究者まで広く読まれるように思います。なぜいまこの本を書かれたのでしょうか? そもそものきっかけは
2017.11.24大澤 聡
死なない九〇年代の歴史化へ――序文にかえて大澤 聡九〇年代の亡霊たちが日本社会を徘徊している。……どころの話ではない。あの時代に背負わされた社会的なトラウマなり負債なり宿題なりのリストを私たちはいまだに大量にひきずったままだし、なにより当時のキーパーソンのかなりの部分は変わらず現役であり続けている。
2017.08.29ユヴァル・ノア・ハラリ
世界500万人に読まれ、もはや人類の必読書との呼び声高い『サピエンス全史』。我々人類が、他の人類種を根絶やしにし、力の強い他の生物を押しのけて、この地球の頂点に君臨できたのはなぜか。その謎をホモ・サピエンスだけが持つ「虚構を信じる」という特殊な能力から読み解き、全人類史を俯瞰し、その性質ゆえにこれか
2017.07.03ユヴァル・ノア・ハラリ
全世界500万部突破!ビジネス書大賞2017大賞受賞!世界中の著名人が絶賛した新しい人類史。サピエンス全史──文明の構造と人類の幸福ユヴァル・ノア・ハラリ著 柴田裕之訳アフリカで暮らしていた取るに足りない生物であったホモ・サピエンスは、なぜ食物連鎖の頂点に立ち、文明を打ち立て、地球を支配するまでに至
2017.05.25金田淳子(やおい・ボーイズラブ・同人誌研究/社会学研究)
結論から書くが、本書は、音楽鑑賞、読書、アニメの鑑賞、スポーツ、ファッション等々……の、いわゆる娯楽的に行われる「趣味(hobby)」について、なんらかの学術的な方法で分析をしたいと思っている人なら、迷わず読むべきものである。本書の優れた点は大まかに三つある。一つめは、社会学の領域で趣味を分析するに
2017.05.16北田暁大
いよいよ発売の、北田暁大+解体研[編著]『社会にとって趣味とは何か』。一見わかりにくいタイトルの本書は、いったいどんな書物なのか。北田暁大さんに訊いてみた。前篇・後篇、2回に分けてお届けする。(前篇はこちら)::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::3◇「差異化
2017.03.29北田暁大
いよいよ発売の、北田暁大+解体研[編著]『社会にとって趣味とは何か』。一見わかりにくいタイトルの本書は、いったいどんな書物なのか。北田暁大さんに訊いてみた。前篇・後篇、2回に分けてお届けする。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::1◇「『サブカルチャー神話
2017.03.27[レビュアー]今福龍太
『四つのエコロジー フェリックス・ガタリの思考』上野俊哉 著 「ガタリになること」への挑発 [レビュアー]今福龍太 フェリックス・ガタリ。異形の精神科医にして哲学者。たえず突然変異体のようにその姿を変え、分裂・増殖しながら自己と他者の固定的な境界を越え出てゆ
2017.03.15渡部直己
『日本批評大全』渡部直己『日本小説技術史』の批評家が、江戸後期より蓮實重彦、柄谷行人まで──近現代の批評から70編を精選し解題、日本批評の全貌を俯瞰・総括する初の個人編集による批評集生。前人未到の比類なき偉業。——————
2017.02.162009年10月に創刊した<河出ブックス>は、おかげさまをもちまして、刊行点数100点に到達いたしました。創刊当初より「つながる教養」ということを意識し、1冊の河出ブックスを手にした好奇心がまた次の1冊の読書へと連鎖していく。そのイメージをこれからも大切にしていきたいと考えています。No.100は佐
2017.01.24