
〈令和の没落小説〉都会に住む、どこか残念な男たちの欲望と哀愁。羽田圭介、初の短編集『バックミラー』書評
燃え殻(作家・エッセイスト)
『バックミラー』羽田圭介 著 評:燃え殻(作家・エッセイスト) 羽田圭介の初の短編集となる最新刊『バックミラー』が刊行。本作の魅力を作家でエッセイストの燃え殻さんが語る。 *** 羽田さんにはいままで二度お会いしたことがある。どちら
2025.05.21文藝
燃え殻(作家・エッセイスト)
『バックミラー』羽田圭介 著 評:燃え殻(作家・エッセイスト) 羽田圭介の初の短編集となる最新刊『バックミラー』が刊行。本作の魅力を作家でエッセイストの燃え殻さんが語る。 *** 羽田さんにはいままで二度お会いしたことがある。どちら
2025.05.21評者:小川公代(英文学研究)
『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』金子薫 著 評:小川公代(英文学研究) 野間文芸新人賞受賞の鬼才・金子薫の最新刊『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』が刊行。本作の魅力を英文学研究者・小川公代が語る。 *** “道化”や“愚者”と呼ばれる人たちは
2025.05.20評者:小森はるか(映像作家)
『わたしハ強ク・歌ウ』 山下澄人 著 評:小森はるか(映像作家) 執筆開始から4年をかけた山下澄人の最新小説『わたしハ強ク・歌ウ』が刊行。本作の魅力を映像作家の小森はるかさんが語る。 *** 日々は、生きている限り過ぎていく。その日
2025.05.19評者:東直子(歌人・作家)
『たのしい保育園』滝口悠生 著 評:東直子(歌人・作家) 芥川賞作家・滝口悠生、初めての「父」小説となる最新刊『たのしい保育園』が刊行。本作の魅力を歌人で作家の東直子さんが語る。 *** こんなに不穏な世の中だけど、子どもはそんなこ
2025.05.16評者:星野概念(精神科医)
『物語じゃないただの傷』大前粟生 著 評:星野概念(精神科医) 『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の著者・大前粟生による最新作『物語じゃないただの傷』が刊行。本作の魅力を精神科医の星野概念さんが語る。 *** 自分は、
2025.05.15評者:木村紅美(作家)
『影犬は時間の約束を破らない』パク・ソルメ 著斎藤真理子訳 評:木村紅美(作家) 韓国・光州生まれの作家パク・ソルメの小説『影犬は時間の約束を破らない』が斎藤真理子による翻訳で刊行。本作の魅力を作家の木村紅美さんが語る。 *** フィッシュマンズのアル
2025.03.04評者:荻堂顕(作家)
『鹽津城』飛浩隆 著 評:荻堂顕(作家) 日本SF大賞2冠の巨匠・飛浩隆による8年ぶりの作品集『鹽津城』が刊行。本作の魅力を作家の荻堂顕さんが語る。 *** アンリ・マティスが「黒によって光を表現することができる」と言っているが、小説にも余白という光が存在する
2025.02.26評者:千種創一(歌人・詩人)
『物語ることの反撃』リフアト・アルアライール 編藤井光 訳岡真理監修・解説 評:千種創一(歌人・詩人) 現代パレスチナを代表する詩人リフアト・アルアライール編み遺した、ガザの若き作家たちによる23篇を収めた作品集『物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集』(藤井光 訳、岡真理
2025.02.25評者:はらだ有彩(テキストレーター)
『熊はどこにいるの』木村紅美 著 評:はらだ有彩(テキストレーター) 独創的な小説世界で注目される作家・木村紅美による最新作『熊はどこにいるの』が刊行。本作の魅力をテキストレーターのはらだ有彩さんが語る。 *** 先日、薬局で順番を待ってい
2025.02.20評者:榎本空(人類学者)
『DTOPIA』安堂ホセ 著 評:榎本空(人類学者) 文藝賞出身の気鋭作家・安堂ホセによる最新作『DTOPIA』が刊行。同書は第172回芥川龍之介賞の候補作に選出された。本作の魅力を人類学者の榎本空さんが語る。 *** 安堂ホセの
2025.02.17