「斎藤美奈子」の検索結果 : 12件

ほんとうに社会のことが知りたいなら、小説を読むべきなのである ──高橋源一郎 斎藤美奈子『この30年の小説、ぜんぶ』(河出新書)「はじめに」

高橋源一郎さんと斎藤美奈子さんの初の対談集『この30年の小説、ぜんぶ』(河出新書)が発売になりました!本書では、雑誌「SIGHT」にて毎年行われていた大好評の年末企画「ブック・オブ・ザ・イヤー」を中心に、新規収録分も掲載しております。たくさんの読みたい本が見つかる最高の読書案内ともいえるでしょう。ち

本読み河出スタッフが選んだ、2021年の本(他社本もあるよ!)

今年もまるまる1年、大変な年でした。河出書房新社は幸運なことに、困難はありつつも、例年通りの出版活動に勤しむことができましたが、「本なんか読む余裕ないよ」という方も多くいらしたことでしょう。年末年始くらい、一人でも多くの方が、穏やかにお過ごしになれますように。 もし、一息つけるひとときに、

【特別公開】若草物語、赤毛のアン、あしながおじさん……名作少女小説を現代的な視点から読み直す──斎藤美奈子著『挑発する少女小説』(河出新書)「はじめに」

『小公女』『若草物語』『ハイジ』『赤毛のアン』『あしながおじさん』『大草原の小さな家』……大人になって読む少女小説は、新たな発見に満ちている。懐かしいあの名作には、いったい何が書かれていたのか? 翻訳少女小説の名作の数々を現代的な視点から読み直す、斎藤美奈子さんの新著『挑発する少女小説』(河出新書)

新・芥川賞作家の宇佐見りんはデビューのときなにを綴ったか 第56回文藝賞「受賞の言葉」

 このたび『推し、燃ゆ』で第164回芥川賞を受賞した宇佐見りんさんは、2019年、「かか」で文藝賞を受賞し作家デビューしました(選考委員:磯崎憲一郎、斎藤美奈子、町田康、村田沙耶香各氏)。芥川賞受賞を記念して、第56回文藝賞の「受賞の言葉」を公開します。 受賞の言葉宇佐見りん「遅

14キロ痩せに成功した本から、ジャンプコミックスまで 本読み河出スタッフが選んだ、2020年の本(他社本もあるよ!)

2020年は池澤夏樹=個人編集 日本文学全集が完結した年でもありました。大変な年でした、2020年。  不要不急の代表のような出版業を商う河出書房新社、そんな今年も平時には及ばないものの、近い数の書籍を刊行することができました。なんと600点弱…! 受け止めてくださった読者の皆様のおかげです。ありが

新・芥川賞作家の遠野遥はデビューのときなにを綴ったかーー第56回文藝賞「受賞の言葉」

 このたび第163回芥川賞を受賞した遠野遥さんは、昨年、「改良」で文藝賞を受賞し作家デビューしました(選考委員:磯崎憲一郎、斎藤美奈子、町田康、村田沙耶香各氏)。芥川賞受賞を記念して、第56回文藝賞の「受賞の言葉」を公開します。 受賞の言葉遠野遥 受賞を機に、今までに書いたいくつ

花田菜々子『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』 口コミが広がり3万5000部突破!

「勇気をもらえた」「まさかの感動」「面白すぎ」「思わず一気読み…」花田奈々子の実録私小説『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(通称「であすす」)は、発売直後からSNSを中心に口コミで評判が広がり続け、多数のメディアで絶賛の声が上がり、注目を集め続け

芥川賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』 受賞24日で、50万部突破

第158回芥川賞受賞作 若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社 東京都渋谷区・代表取締役社長小野寺優)が発行50万部を突破しました。同賞の過去10年においては、又吉直樹『火花』、村田沙耶香『コンビニ人間』に次ぐ部数です(出版科学研究所調査による)。若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』は2

63歳主婦のデビュー作がいきなり芥川賞受賞! 『おらおらでひとりいぐも』の若竹千佐子さんってどんな人?

写真:小林紀晴【63歳・主婦が突如、芥川賞作家になるまで。】2017年10月、1つの作品が発表されました。若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』。岩手県遠野市出身の専業主婦・若竹千佐子さんが書いたデビュー作となる小説で、選考委員の藤沢周さん、保坂和志さん、斎藤美奈子さん、町田康さんが絶賛し第54回文藝

江戸から蓮實重彦、柄谷行人まで。日本初の個人編集・解題による批評全史『日本批評大全』刊行記念対談

『日本批評大全』渡部直己『日本小説技術史』の批評家が、江戸後期より蓮實重彦、柄谷行人まで──近現代の批評から70編を精選し解題、日本批評の全貌を俯瞰・総括する初の個人編集による批評集生。前人未到の比類なき偉業。——————

恋愛小説への挑戦状『報われない人間は永遠に報われない』

『報われない人間は永遠に報われない』李龍徳 【評者】斎藤美奈子恋愛小説への挑戦状 浪人中の若者がキャバクラ嬢に洗脳されて破滅への道を歩む。─文藝賞を受賞した李龍徳のデビュー作『死にたくなったら電話して』は、安部公房『砂の女』の現代版みたいな小説だった。李龍徳の第二作『報われない人

1980年代ってどんな時代だったの?

『1980年代』斎藤美奈子/成田龍一編著『1980年代』斎藤美奈子+成田龍一 【はじめに】なぜいま「一九八〇年代」か ■それはどんな時代だったか一九八〇年代に、あなたはどんなイメージを持っているでしょう。世の中全体が浮かれていたバブルの時代。サッチャリズム、レーガノミックスが台頭

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