東日本大震災から10年、フィクションと現実の臨界点を描いた新たな名作 いとうせいこう著『福島モノローグ』(土方正志 評)
評者・土方正志
東日本大震災から10年、フィクションと現実の臨界点を描いた新たな名作――いとうせいこう著『福島モノローグ』(土方正志 評)土方正志 最初にまずは断っておかなければならない。これは書評ではない。というのは、なにせ本書には私の名も登場している。さらにこの十年、いとうさんとは被災地の編集者としてトークイベ
2021.05.06単行本
評者・土方正志
東日本大震災から10年、フィクションと現実の臨界点を描いた新たな名作――いとうせいこう著『福島モノローグ』(土方正志 評)土方正志 最初にまずは断っておかなければならない。これは書評ではない。というのは、なにせ本書には私の名も登場している。さらにこの十年、いとうさんとは被災地の編集者としてトークイベ
2021.05.06
評者・深緑野分
シブヤで目覚めてアンナ・ツィマ 著 阿部賢一 須藤輝彦 訳384ページISBN:978-4-309-20826-8発売日:2021.04.26 評者・深緑野分 これまた変な小説の書評を依頼されたなあ……というのが、本当のところの、正直な感想である。 日本
2021.04.28
「大人の塗り絵」のパイオニア 河出書房新社が、「大人の塗り絵」体験セットを先着3000名にプレゼントすることを決定。年齢性別地域等一切不問。施設や病院等からのお申込みには希望する数を送付する。コロナ禍でのおうち時間を応援するため。河出書房新社は新型コロナウイルス感染拡大のため、急遽発令された緊急事態
2021.04.28
今野真二
10年以上にわたって多彩な視点から日本語をめぐる著作を発表しつづけてきた今野真二さん。その日本語学のエッセンスを凝縮した一冊とも言える『日本語の教養100』が刊行されました。これを機に、今野日本語学の「年季の入った読者」と自任する山本貴光さんとの往復書簡が実現。日本語についてのみならず、世界をとらえ
2021.04.28
J・W・リンズラー 北川玲訳
ハリウッド特殊メイクのカリスマ、リック・ベイカーの50年間におよぶ全仕事を集成した書籍『メタモルフォシス』日本語版が限定1,000部で発売! 『CGのない時代から、この世に存在しないものをデザインし、創りだし、寓話にリアリティを与え、特殊メイクという魔法で映画の可能
2021.04.28
KAGAYA
Twitterフォロワー87万人超! 火球の撮影(2020年7月2日・習志野隕石)では、動画再生回数2000万回超とその写真や映像が注目される、人気の星空写真家&プラネタリウム映像クリエイターKAGAYA。一瞬の永遠を追い求め、天空と地球が織りなす唯一無二の作品を撮り続けるKAGAYAが、待望のベス
2021.04.27
山本貴光
10年以上にわたって多彩な視点から日本語をめぐる著作を発表しつづけてきた今野真二さん。その日本語学のエッセンスを凝縮した一冊とも言える『日本語の教養100』が刊行されました。これを機に、今野日本語学の「年季の入った読者」と自任する山本貴光さんとの往復書簡が実現。日本語についてのみならず、世界をとらえ
2021.04.19
福嶋 伸洋
ウォール・ストリート・ジャーナル他で「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」として紹介され、「20世紀のもっとも謎めいた作家のひとり」(オルハン・パムク)、「カフカやジョイスと同じ聖殿に属する」(エドマンド・ホワイト)、「オブライエン、ボルヘス、ペソアと並ぶ20世紀の隠れた天才」(コルム・ト
2021.03.22
平田駒
感想文の天才・スガリさんと気弱な家庭科教諭・直山先生のコンビが、感想文をヒントに巻き起こる事件を解決する学園ミステリー「スガリさんの感想文」シリーズ。大好評につき、シリーズ第一巻のプロローグと、夏目漱石『こころ』をテーマとした第一話をまるごと公開します。  
2021.03.10
浅沼優子
『アンジェラ・デイヴィスの教え――自由とはたゆみなき闘い』アンジェラ・デイヴィス著 浅沼優子訳46判/本体3,300円(税別)/256ページ 黒人として、女性として、つねに時代の困難に向き合ってきた思想家=活動家、アンジェラ・デイヴィス。レイシズム、フェミニズム、インターセクショナリティ、アボリショ
2021.03.02