単行本 - 日本文学
業界初! 書籍のプロモーションのため“だけ”の、本格アニメPV制作はどうやって実現したのか? 山田悠介『僕はロボットごしの君に恋をする』
2017.10.27
4年ぶりの山田悠介さんの新作『僕はロボットごしの君に恋をする』が、10月21日に発売になりました。
長く編集を担当させていただいてますが、山田さんから第一稿が送られてきたときの衝撃が忘れられません! ネタバレになるので、その理由はぜひ本書をお読みください!!
そんな快心の作品を、なんとか最高の形で盛り上げたい。小説の面白さを少しでも多くの方に届けるにはどうしたらいいか。とにかく幅広い年齢層、小説ファンだけでなくすべてのエンタメファンに届けたい。そこで計画したのが「アニメPV」の制作でした。
言葉の定義の問題もありますが、おそらく「書籍のプロモーションのため“だけ”の、本格アニメPV」は業界初ではないでしょうか。
そのため、計画したはいいけれど、右も左も分からず、当初は手探りの状態でした。
そんな中で助けられたのが、これまでの山田さんの輝かしい実績でした。
「ファンです」「学生時代読んでました」という20代30代の若いクリエイターの方たちが、「山田さんの作品のためなら」と当プロジェクトに賛同してくれたおかげで、我々の無謀なプロジェクトは、これ以上ない最高の形で動き始めました。
それから数ヶ月―― キャラクターデザインが上がったとき、テーマソングを初めて聴いたとき、絵コンテが上がったとき、カバーデザインが上がったとき、そしてアニメPVが完成したとき、そのたびに、小説同様数々の「衝撃」を味わうことができました。
無茶なお願いにもかかわらず、皆さん一切妥協なく、「最高のアニメPV」のためにギリギリまで追求していただきました。この場を借りて、改めてお礼を申し上げます。
この感想は、『僕ロボ』アニメPVを実際にご覧いただいた方には、理屈抜きで実感いただけると思います!(まだの方はぜひ弊社特設サイトと書店店頭に足をお運びください。
http://www.kawade.co.jp/bokurobo/ )
山田悠介さんも驚嘆した、有隣堂横浜駅西口ジョイナス店の店頭展開
いじらしく、切なく、スピーディでサスペンスフル、そしてラストに向かって畳みかけるどんでん返しと驚愕の真相。その果てに感動の結末が待ち受けています! そしてその感動は、アニメPVと一緒に楽しむことで、何倍にも増幅されると思います。
山田悠介さんの最高傑作『僕はロボットごしの君に恋をする』、ぜひアニメPVともども楽しんでください。
(編集部TN)