単行本 - 日本文学

「文藝」秋季号掲載、遠野遥「浮遊」試し読み

親の無関心を気にもとめず、歳の離れた会社経営の男と暮らす高校生のふうかは、日々、ホラーゲームで悪霊たちから逃げ続け――。現実がどこまでも希薄化する新たなゲーム文学。

 

 

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浮遊

遠野遥

 

 乗り込んだ電車は空いていて、席に座ることができた。コートのポケットからスマートホンを取り出すと、父親からの電話とLINEが来ていた。

 

 ふうかちゃん、期末テストおつかれさまです。今日が最終日でしたよね。予定表を見ました。最近連絡がないけれど、元気ですか。連絡がないということは、とくに困っていることがないということだから、それはそれで良いことなのかもしれませんね。ちなみにですが、お父さんも元気でやってます。

 さっきの電話は、気にしないでください。たまたまテレビで、何年以内に何パーセントの確率で首都直下地震が来るとか来ないとかそういう特集をやっていて、つい心配になってかけてしまっただけです。

 お友達のおうちは、地震が来たときの備えはしてありますか。心配性だと思われそうですが、やはり準備はしておいたほうがいいとお父さんは思います。非常時の水や食料はありますか。懐中電灯とか、蝋燭とかマッチもあったほうがいいかもしれません。言い出したら切りがないのですが、うっとうしいと思われそうなのでこのへんにしておきます。

 テレビでやっていましたが、災害時に必要なものが一式入ったリュックなども売っているそうだから、そういうのを買っておくのもいいと思います。ふうかちゃんも、良かったらネットで調べてみてください。けっこうおしゃれなのも、今はあるみたいです。

 もし気に入ったのがあったら、お父さんが買って送ってあげるので、言ってください。なんでもかんでも買ってあげるのは良くないと思うけど、これはふうかちゃんの命にかかわることだからね。そういうのはなんでも買ってあげます。

 追伸:忙しいと思うけど、気が向いたらたまには帰ってきてね。

 

 思った通り、大した内容ではなかった。父親から来るLINEは、読み手のことを考えていない。スクロールしないと読めないような長文はものすごく一方的だ。短いやりとりならそこまで苦ではないが、こうも色々なことが書かれていると、どこから返事をすればいいのかわからなくなる。

 私は折り返しの電話も返信もしなかったが、蒼(そう)くんに災害対策はしているかとDMを送った。してないかもとすぐに返事が来た。父親と蒼くんはほぼ同い年だが、全然違う。蒼くんの良いところはたくさんあるが、DMの文章が簡潔で、返信が速いところもそのひとつだ。蝋燭とかあったほうがいいかも、買って帰ろうかと送ると、お願いと返事が来た。

 電車を降り、近所のスーパーで缶詰の食べ物と二リットルのミネラルウォーター一本、それから懐中電灯と蝋燭とマッチを買った。食べ物とミネラルウォーターは、もっと買っておかないといけないだろう。でも重いからあとはネットで買ったほうがいいと思った。ネットで買えば、運ぶのは私ではなく配達員だ。いつものように蒼くんのカードで支払い、領収書もお願いした。買い物のときにカードを出したり領収書を頼むと、店員さんが私の顔を見てくるのもいつものことだ。

 家に帰ると、蒼くんは誰かと電話をしていた。話し方や内容から、相手は蒼くんの会社の誰かだとわかった。蒼くんはアプリを作る会社のCEOで、会社をつくったのも蒼くんだ。でも、蒼くんは会社の人みんなに敬語を使う。私は会社で働いた経験がないが、これは普通のことではないと思う。父親が部下の人と話すのを聞いたことがあるけれど、敬語は使っていなかった。学校でも、先生のほとんどは生徒に敬語を使わない。だから、どうしてみんなに敬語を使うのかと蒼くんに聞いたら、CEOというのはただの役割で、他の人より偉いわけではないからだと言っていた。

 邪魔をしないように、スーパーの袋をそっと床の上に置いた。買い物のときはなるべくエコバッグを使うようにと蒼くんから言われているのに、今日も袋をもらってしまった。学校の帰りにふとスーパーやコンビニに寄りたくなることもあるから、学校にもエコバッグを持っていかないといけなかった。でも、つい忘れてしまう。冷蔵庫に入れないといけないものはないから、買ったものの置き場所はあとで蒼くんに相談すればいいと思った。食料品の置き場所なら知っているけれど、災害用のものは別のところに置いたほうがいいのかもしれない。

 手洗いと着替えを済ませてリビングに戻った。テーブルの上には、私宛の包みがあった。今日届くと伝えておいたから、蒼くんが受け取ってくれたのだろう。包みを開けると、注文したゲームソフトが入っていた。母親がまだうちにいたときはよくホラーゲームをしていたから、それを見ていた私もやるようになった。経験はそれなりにあるから、説明書は脇に置いた。わからないことがあったときに読めばいいだろう。

 テレビの電源を入れ、それからゲーム機の電源を入れた。ゲームの音が漏れないように、イヤホンを耳につけた。蒼くんの仕事の邪魔をしてはいけないし、イヤホンで音を聴いたほうがゲームの世界に没頭することができる。蒼くんが電話しながら立ち上がり、さりげなく部屋の照明を少し落としてくれる。ゲームをするとき、私が部屋を暗くしたがるのを知っているからだ。

 部屋が暗くなると、ソファの隣に置かれたマネキンの存在感が増した。ワンピースを着た百七十センチ近くある女性のマネキンは、ソファの背もたれに手をかけ、のっぺらぼうの顔で私を見下ろしていた。部屋の中にこれほど大きいマネキンがあるのはもちろん不気味だった。

 このマネキンは、蒼くんが数ヶ月前まで付き合っていたアーティストの作品だ。自分の体の寸法を何十箇所も測り、その通りにつくったものだという。もともと展示が終わったあとは蒼くんに渡すつもりだったらしい。私は聞いたことがなかったけれど、若手のアーティストとしては有名な人みたいだった。SNSで名前を検索すると、フォロワーが五万人くらいいた。時々モデルの仕事もしているようだった。蒼くんより十歳くらい年下で、私より十歳くらい年上の人だ。アーティストとしての名前は別にあるけど、蒼くんが紗季と呼ぶから私も紗季さんと呼んでいた。

 紗季さんは以前ここに住んでいて、私は紗季さんと入れ替わりで蒼くんの家へやってきたことになる。蒼くんがあまり話したがらないから私もよく知らないけれど、何かトラブルがあって突然別れることになったらしい。私が来たばかりの頃は、紗季さんの物がまだ残っていた。大体は蒼くんが処分したけれど、蒼くんも把握していなかった物が、引き出しや戸棚の奥から時々出てきた。私が紗季さんの物を見つけるたびに、蒼くんはごめんねと言ってすぐに捨てた。最後に残ったのがこのマネキンだ。

 マネキンは他の物と違って作品だから、処分するには一応向こうに許可をもらわないといけないという。でも紗季さんとは別れて以来連絡がとれず、捨てるにしても細かく切断しないといけなくて、それも大変だという。それにインテリアとして置いておきたいというから、それ以上強くは言えなかった。ここはもともと蒼くんの家だし、私は家賃や光熱費を一円も払っていない。

「おかえり。手洗った?」

 蒼くんが言った。仕事の電話は終わったらしかった。私が手を洗ったかどうかを蒼くんはいつも気にする。手を洗い忘れたことなどないのに、いつもいつも確認されるのはちょっと嫌だった。いつだったか私がそう言ったとき、蒼くんはごめんと謝り、でもふうかちゃんくらいの年齢の子はちゃんと手を洗っているイメージがないと言った。

「期末お疲れ。ケーキ買ってあるよ。苺のショートケーキ」

「え! ありがとう」

「もっと暗くしていいよ。僕、ちょっとだけ部屋で仕事する。終わったらハンバーグ食べない? 材料買ってきた。サラダもあるし」

「ハンバーグ作ってくれるの。蒼くんも仕事して疲れてるよね」

「うん、お料理代行の人が作ってくれたのは食べ切ったし。もうハンバーグの口になってるから作らずにいられない。ケーキはごはんのあと食べようね」

「嬉しい。ケーキはごはんのあとね」

 蒼くんは時々自分の食べたいものを作ってくれる。ハンバーグは蒼くんの好物で、一緒に外食するときもよく食べていた。

「それじゃ後で」

 蒼くんがリビングから出ていった。私は災害に備えて買ってきた蝋燭に火をつけ照明を消した。普段から使っておいたほうが災害のときにうろたえなくて済むと思った。

 テレビの画面に、ゲームのタイトルが表示された。不気味なフォントで『浮遊』と書かれている。始めたあとで動きたくないから、ウォーターサーバーの水をグラスに注いでソファに戻った。コントローラーを操作し、ニューゲームを選択した。

 突然、何かの目が画面いっぱいに現れた。思わず体に力が入る。この家のテレビは大きいから迫力がある。徐々に視点が引いていき、顔全体が見え、やがてその生き物の全身が見えた。ふくろうだった。本物ではなく剥製のようだ。一体だけではなく何体もある。あまりにも数が多く、向こう側にある壁が見えにくいほどだった。ふくろうは頭上にもおり、天井もほとんど見えない。ふくろうの群れが照明をさえぎっているからか、室内は暗い。

 視点が切り替わり、女の子が画面に映った。彼女はふくろうの剥製に囲まれていた。ということは、先ほどまでの映像はこの子の視点だったのだろうか。歳は私と同じくらいに見えた。季節は冬なのか、ダッフルコートを着て、マフラーまで巻いていた。私と同じで、彼女も状況が理解できていないらしい。落ち着きがない様子でふくろうの群れを見回していた。

 不意にアナウンスが流れた。彼女が少しだけ悲鳴を漏らす。私は悲鳴こそ漏らさなかったが、少しだけ肩が跳ね上がってしまった。

 館内の皆様にお知らせです。当美術館は、まもなく閉館時間です。繰り返します。当美術館は、まもなく閉館時間です。

 ふくろうの合間を縫うようにして歩き、彼女は部屋の外に出た。外は廊下になっていて、照明のあかりが十分にあり、何組かの客が歩いていた。手を繋いで歩いている若いカップルがいて、小学生くらいの男の子を連れた裕福そうな夫婦がいた。どの人間も、暖かそうなコートに身を包み、満たされたような笑みを浮かべていた。彼女はまだ事情が吞み込めていないようだが、少しだけ落ち着きを取り戻したように見えた。

 ここでようやく私がこの女の子を操作できるようになった。あたりを見回してみる。壁に掛けられた時計を見ると、時刻は二十二時になろうとしていた。うろうろと歩き回ってみる。操作性は悪くなかった。ゲームの基本として廊下を歩く人たちに話しかけようとするが、会話は発生しない。目についた扉を調べようとすると「早く外に出なくちゃ」というテキストがそのたびに表示され、あきらめてエレベーターに乗るしかなさそうだった。

 視界の端で何かが光り、そちらを見ると蒼くんがキッチンの小さな明かりをつけたみたいだった。ゲームに集中していて、リビングに入ってきたのに気付かなかった。蒼くんが笑みを浮かべた。悪戯がばれた子供みたいな笑い方だった。ゲームの邪魔をしないように、音を立てずにキッチンまで歩いたのだろう。私もコントローラーを顔の前で小さく振ってみせた。蒼くんが手を洗い始めた。蒼くんは手洗いに毎回一分以上時間をかける。手をさっと濡らしてすぐにハンドソープをつけるのではなく、まず流水だけでしっかりと予洗いを行う。それから液体タイプのハンドソープがもこもこと泡立つまで手のひらで育て、手全体に広げていく。爪と指の隙間や手首まで丹念に洗う。蒼くんの影響で、私もいつしか丁寧に手を洗うようになった。

 手を洗い終えると、蒼くんは包丁で具材をカットしはじめる。蒼くんは料理の手際が良い。ごはんができあがるまで、そう時間はかからないだろう。しっかりと手を洗ってくれるから、蒼くんが作るものは安心して口に入れることができた。父親の手料理とは大違いだ。父親が作ったものを、私はどうしても口に入れる気にならなかった。が、父親が手を洗っていなかったわけではない。

 エレベーターから降り、美術館の外に出た。外に出てから気付いたが、私は小学生のときにこの美術館に来たことがあった。両親と一緒だったから、まだ低学年の頃だ。スヌーピー展をやっていた。チャーリー・ブラウンとルーシーの大きな人形があって、そこで記念撮影をした。私はチャーリー・ブラウンとルーシーの間に立った。チャーリー・ブラウンの隣に母親が立ち、ルーシーの隣に父親が立った。ということは、写真はスタッフか、別のお客さんが撮ってくれたのだろう。私はそのとき、父親と母親の立ち位置は逆にしたほうがいいのではないかと考えていた。今となってはどちらでもいいことだ。

 彼女は再び私の操作を離れ、落ち着かない様子で周囲を見回した。閉館時間だから建物の外に出てきたものの、自分が置かれている状況がまだ吞み込めていないみたいだった。

 彼女の視点なのか、案内板がテレビの画面に映った。右に行けば麻布十番駅があり、左に行けば乃木坂駅があると書かれていた。どちらの駅名も、彼女には覚えがないらしい。それどころか、彼女は自分の家がどこにあるのかさえも思い出せない様子だった。

 時刻はもう二十二時を過ぎたはずだが、あたりにはまだいくらか人通りがあった。彼女は往来の邪魔にならないように道の端に寄り、自分の持ち物を点検した。彼女は肩から小ぶりな鞄を提げていた。彼女の持ち物のはずだが、見覚えはないようだった。鞄の口を開けて中を覗いた。何も入っていなかった。コートのポケットに手を入れてみても、同じく何も入っていなかった。財布も持たず、美術館の中に入ったことになる。彼女は混乱しかけたが、無料で入れるスペースだったのだと自分で自分に言い聞かせた。

 操作が私に戻った。手がかりが何もないから、とにかく大通りに沿って歩いた。あちこちにイルミネーションの光が見え、クリスマスツリーを出している店もあった。しばらく行くと、交番があった。警察に助けを求めるべきだと思ったが、交番には人の気配がなかった。大きな交差点にぶつかり、あてはないけれど左に曲がった。今まで歩いてきた道は六本木通りで、これから歩いていく道は外苑西通りというらしい。調べられそうな箇所はすべて調べながら外苑西通りを進んだ。しかし、イベントは何も起こらない。道行く人に話しかけようとしても、相変わらず会話は発生しない。途中、コンビニに寄ることができたけれど、何の情報も得られず、買い物をすることさえできなかった。

 南麻布四丁目という街区表示板が目に入った。美術館からここまで、それなりの距離を歩いてきたはずだった。目の前にはまた大きな交差点があった。どちらに進めばいいのか見当もつかない。歩道橋が見え、階段を上った。真下の大きな道を何台ものタクシーが通過していく。もしかしてタクシーを拾って色々な場所を回ることができないかと思ったが、この子は財布を持っていない。

 ここで私から操作が離れた。彼女が何かを見つけたみたいだった。歩道橋の向こう側に病院が見えた。彼女はその場所に興味を持ったらしい。自分の帰るべき家が思い出せないのは頭を打ったか何かしたからで、病院で医師の診察を受けたほうがいいというのが彼女の考えのようだった。私はまず警察に行くべきだと思った。が、彼女の意見に従って病院に向かった。

 正面入口はもう閉まっているようで明かりもついていなかった。この時間では仕方のないことだ。立往生していると、救急車のサイレンが聞こえた。音の聞こえたほうへ行くと、病院の敷地内に救急車がゆっくりと入ってくるところだった。救急車のバックドアから救急隊員の手で患者が運び出され、それを看護師が出迎えた。付き添いの人間が荷物を持って救急車から降り、心配そうな様子であとに続いた。彼女はしばらく躊躇していたが、最後尾に連なるようにして病院の中に入った。

 深夜にもかかわらず、病院の中は慌ただしかった。患者なのか、患者の家族なのか、年配の女の人が看護師と大声で何かを言い合っていた。若い医師が駆け足で処置室の中に入っていった。姿は見えないが、どこかの部屋から痛みを訴える大きな声が聞こえた。眼鏡をかけた受付の若い男は左手で受話器を持ち、右手で書きなぐるようにメモをとっていた。彼女は受付の男が受話器を置いたタイミングを見計らい、あの、と声をかけた。しかしすぐに次の電話が鳴り、取り合ってもらえなかった。通りかかった看護師にも声をかけたが、声が小さすぎたのか、彼女には目もくれず歩いていった。

 ここで操作が再び私に戻った。近くにいる人間に何度か話しかけてみたが、誰も彼女の話を聞かない。仕方がなく、廊下を奥のほうへと進んだ。いくつか並んだ診察室の前を通り過ぎ、第二CT室と書かれた部屋を右手に見ながら細長い廊下を歩いていった。進むにつれて人気がなくなり、やがて誰の声も聞こえなくなった。診療エリアから出たのか、途中から廊下の明かりも途切れた。それでも奥へ進んでいった。廊下は不自然なほど長かった。

「どうしましたか」

 突然声が聞こえ、思わず息を吞んだ。イヤホンをつけていると、まるで自分のすぐ後ろに誰かがいるかのようだ。テレビの中の彼女も短く悲鳴を上げた。彼女が振り向く。すぐ近くに、白衣を着た年配の男性が立っていた。頭髪には白髪が混じっていて顔にはシワが目立ち、左頬のあたりに大きなシミがあった。シミのかたちには特徴があり、長野県のかたちによく似ていた。

「面会ですか」

 初めてまともに話を聞いてくれそうな人が現れ、安心したのだろうか。彼女は少しほっとした様子だった。面会ではなくて、と彼女は答えた。気付いたら記憶がなくなっていて、こんな時間に申し訳ないけれど、できれば診てもらいたいのだと彼女は言った。

 突拍子のない話だが、医師はすぐに事情を吞み込んだようだった。

「それは心細かったでしょう。ついてきてください、すぐに診てあげますからね」

 医師は病院の奥のほうへ歩き出した。診察室は逆ではないかと彼女が聞くと、医師は先ほどの言葉を繰り返した。

「ついてきてください、すぐに診てあげますからね」

 不審に思った彼女は、その場から動かなかった。すると前を歩いていた医師が振り返り、彼女にゆっくりと近付いてきた。

「どうかしましたか。早く処置しないと手遅れになるかもしれませんよ」

 何か様子がおかしかった。どこからか、逃げろ、という声が聞こえた。その声に背中を押されるようにして、彼女は走り出した。

続きは2022年7月7日発売 「文藝」秋季号でお楽しみください。

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著者

遠野遥

1991年、神奈川県生まれ。2019年『改良』で第56回文藝賞を受賞しデビュー。2020年『破局』で第163回芥川龍之介賞を受賞。

Twitter→@TONOHARUKA

 

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