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〈古今東西の名作映画×逃げ場のない陰惨な現実〉世界が大注目の奇才!カミラ・グルドーヴァ『楽園の子どもたち』(上田麻由子訳) 冒頭ためし読みを無料公開!

〈古今東西の名作映画×逃げ場のない陰惨な現実〉世界が大注目の奇才!カミラ・グルドーヴァ『楽園の子どもたち』(上田麻由子訳) 冒頭ためし読みを無料公開!

楽園の子どもたち 画像

『楽園の子どもたち』

カミラ・グルドーヴァ 著

上田麻由子 訳

 

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「ワクシー」(『人形のアルファベット』収録)でシャーリイ・ジャクスン賞を受賞し、2023年のGRANTA「若⼿作家ベスト20」に選出された、いま英語圏で最も注目を集める作家のひとり、カミラ・グルドーヴァによる傑作長編『楽園の子どもたち』(原題:Children of Paradise)の本文冒頭を無料公開します。

映画館〈パラダイス〉をめぐり繰り広げられる、前作を超えるグロテスクなイメージ、不条理に満ちたカミラ・グルドーヴァ初の長編作品。

〈映画×労働×グロテスク〉、執拗な描写が陰惨な現実を浮き彫りにする傑作です!

 

ほとんど何も持たずに、この国に引っ越してきたばかりのホリーが働きはじめたのは、前任者が5日で精神を病んだという映画館。同僚の誰からも話しかけられない日々を過ごしていたが、ある日閉館後の館内を覗くとそこには──。

 

ぜひお読みください。

 

 

***

真夜中のカーボーイ

ジョン・シュレシンジャー監督
一九六九年
 
 
  パラダイス・シネマのなかは仰々しく飾り立てられ、甘ったるいポップコーンとかびのにおいが立ち込めていた。第一次世界大戦がはじまったころアパートの一階部分に造られた映画館で、建物のぽっかり開いた口のような玄関は、薄黄色のネオンでパラダイスと書かれたぴかぴか光る張り出し庇ひさしの歯を見せ、にかっと笑っているみたいだった。映画館を入れるために、アパートが何室か取り壊された。わたしは頭のなかで、巨大なケーキナイフを持った人が、まだ住人のいる居間や寝室をまるごと切り取って捨て、平凡で退屈な暮らしを、華やかなハリウッドの日々に置き換えるところを想像した。
 ほこりまみれの大きなガラスのドアに「スタッフ募集中」という手書きの張り紙がなければ、わたしはパラダイスに目もくれず通り過ぎていただろう。わたしはこの街に、この国に、列車でやってきたばかりで、仕事が必要だった。
 わたしはホリーと名乗ることにしよう。『バッドランズ』の少女のように[テレンス・マリック監督、一九七三年。語り手のホリーが十五歳のころ、場当たり的に人を射殺する十歳年上の青年キットと逃避行した日々を淡々と振り返る。旧邦題『地獄の逃避行』]。
 パラダイスの現支配人はサリーという名前だった。三十代後半に見えたが、あとで聞いた話によるとじっさいには五十近いらしい。服装はロカビリー風で、ヴィンテージのワンピースに白いファーコートを羽織り、ベティ・ブープのバッジをつけていた。美人コンテストで何度か優勝し、その賞金で大学に行ったのだと教えてくれた。顔じゅうにそばかすがあったが、化粧に隠れてほとんど目につかなかった。頭に五〇年代風のターバンを巻いているせいで、覗いているのは赤い前髪だけだったが、それでもジュディ・ガーランドみたいな顔をしているのはわかった。彼女も外国人で、アメリカ中西部の訛りがあり、出身は『オズの魔法使』の舞台と同じ州だという。なんでまた、こんなところに引っ越してきたりしたのだろう。彼女のような人なら、ヴィンテージのワンピースがぎっしり詰まったスーツケースと美人コンテストの賞金の残りを手に、当然ハリウッドに行き着いているものなんじゃないか——墓地だらけのこんな国なんかではなく。おそらく彼女のほうもわたしを見て、なんでこんなところに引っ越してきたりしたのかと思ったことだろう。
 面接中にサリーから好きな映画のジャンルを尋ねられ、とっさに頭に浮かんだことを口にした——目の前に座る彼女が五〇年代風の淡いブルーのタフタ生地でできたワンピースを着ていたので「ピエロ。ピエロが出てくるものなら何でも」と答えたのだ。「あとチャーリー・チャップリンも」わたしたちは映画館のロビーに併設された小さなバーにひとつだけ置かれたテーブルをはさんで座り、残るひとつの椅子には彼女のコートがばさっとかけてあった。白いファーはところどころ黄みがかり、ポップコーンを思わせた。
 バーでは、客が飲み物を買って座席に持ち込んだり、ひとつだけ置かれたテーブルや、亜鉛板のカウンターのそばに二脚並んだぐらぐらする背の高いスツールに座って飲んだりできた。わたしがテーブルに触ったり、足を動かしたりするたび、バー全体ががたがたと揺れているようだった——棚に並んだ名も知れぬカクテル用の奇妙な形のグラス、くすんだ色の酒、瓶入りの卵のピクルス、小さな赤い舌を覗かせたオリーブ、濁った液にナメクジの死骸のように浮かぶコルニッションとハラペーニョ、ルクサルド社のマラスキーノ・チェリー、ほこりをかぶったピーナッツまでもが。オスカー像が一体、瓶のあいだで見張りをしていた。誰の物だったのだろう。有名な監督や俳優の写真が、金色の額縁に入れられて壁一面に飾ってあった——グレタ・ガルボ、ジョーン・クロフォード、キム・ノヴァク、エロール・フリン、ユマ・サーマン、アンナ・メイ・ウォン、クラーク・ゲーブル。それから映画のポスターも——『ピンク・フラミンゴ』、『ブレックファスト・クラブ』、『レザボア・ドッグス』、『ヘザース/ベロニカの熱い日』。バーテンダーはブロンドの髪を短く刈った背の高い男で、トーキング・ヘッズの曲をかけていたが、サリーが面接しているのを見てボリュームを下げた。何を話しているのか聞こうとしているのは明らかだった。パラダイスにはほとんど陽ひが入らなかったが、バーテンダーは真っ黒に日焼けしていて体格が良く、テクニカラー映画に出てくる兵士のようだった。
 サリーによると、このバーは四〇年代後半に設けられて以降、手が加えられていないという——ポスターや顔写真、映画のスチール写真などが張られてごちゃごちゃと壁を覆っていったほかは。そこにひしめく写真やポスターを眺めていると、いまにもいっせいに動きだし、何百もの声や身振りがあふれだしそうだった。
「パラダイスのこと何か知ってる?」ともサリーは尋ねた。
「すごく古いです」と、あたりをさっと見まわし、サリーがくれた大きなグラスに入ったぬるいペプシに口をつける前に当てずっぽうに答えたら、結果的には正しかった。彼女もペプシを飲んでいて、赤い口紅が取れないよう気をつけながら、緑と白のストローですすっていた。
「そうね」と彼女は答えた。「この街で営業しているなかではいちばん古い映画館。映画祭は、以前のオーナーのひとりがはじめたの。あらゆる映画がここで上映された。いまは街の映画祭の会場に使われていないけれど、そろそろ状況が変わってほしいわね。見てのとおり、彼ちょっとくたびれているでしょう」その「彼、」がパラダイスのことだと気づくのに、しばらく時間がかかった。
 わたしが育ったアパートの敷地内の庭には、ごみ捨て場から拾ってきた、古ぼけて腐りかけた映画館の番号つきの座席が置いてあった。子どもたちはそこに座って、映画館ごっこをするのが好きだった。サリーを感心させようとそんな話をしてみたが、彼女は悲しげに微笑んだだけだった。立ちあがって、飲み物はテーブルに置いたままにしておいて、オットー——バーテンダーの名前だろう——が片づけるから、とわたしに言った。
「パラダイスは最新作やヒット作もかけるけど、ハリウッドの古典映画もかける。『素晴らしき哉かな、人生!』、『ワイルドバンチ』、『大脱走』、『アフリカの女王』、それから『オズの魔法使』」とサリーは言った。
 わたしのなかではどれも、子どものころ祖父母の家に遊びにいったときに、往年の名作映画の再放送チャンネルに一日じゅうあわせっぱなしの木枠のテレビで断片的に観たような映画ばかりで、毛足の長いカーペットや、小さな陶器の置物、部屋に澱んだ煙草の煙や、ぬるいソーダ水と同じようなものだった。『アフリカの女王』の名前を出したとき、サリーの目が輝いたことに気がついた。お気に入りの映画なの、と彼女はつけくわえた。
「開館当初、パラダイスではバスター・キートンやロン・チェイニーの無声映画が上映されていた」そう言って彼女は、字が読めない年配の女性たちが観にきては、持ってきた袋入りのお菓子を隣に座らせた子どもたちに食べさせ、耳元でタイトルを囁いてもらっていた話をしてくれた。
 彼女は建物全体を案内してくれた。どうやら採用らしい、とわたしは思った。なぜわたしを雇ったのかはわからないが、のちにサリーが何事も謎めいたやり方をするたち、、なのを知った。パラダイスは、フランケンシュタインの生みだした怪物のような場所だった。長年にわたって、部屋が増築されたり改装されたりしたが、いつも同じ古ぼけた腐りかけの建材がもちいられ、同じ赤、白、金のペンキが上から塗り直されて、層になっていった。
 ロビーにはシャンデリアがひとつ、床は赤いカーペット敷きで、白い壁には金の縁どりがあり、幅の広い鏡と狭い鏡が遊園地のミラーハウスのような雰囲気を醸しだしていたが、この鏡のおかげで頭上にある何部屋ものアパートに——何層にも積み重なった家具や食器類や人々の生活に——押し潰されそうな感覚が紛らわされてもいた。チケット売り場は壁をくり抜いた洞穴のようになっていて、ここではポップコーン、お菓子、カップに注ぐペプシも売られていた。売り場にはガラスの檻を思わせる、昔ながらの巨大なポップコーンマシーンがあり、毎朝スタッフが温めて、とうもろこしの実を入れなければならなかった。その日の最初の上映がはじまる前にやっておくのがすごく大事なの、とサリーは言った。実がはじけるとき、小さな爆発がいくつも起こっているような音がするから。金色の鉢に植えられたほこりをかぶった巨大なテーブルヤシが何本か、シャンデリアの放つかすかな光のもとで生きながらえ、銅のラックには白黒のコピー機で刷ったパラダイスのプログラムが並んでいた。
 レジはかなり古めかしく、まるでカウンターの上にヴィクトリア朝の教会が載っているみたいだった。小さな「入場券」タイプのチケットは、淡いピンク地に黒い文字で刷られ、タトゥーの入った小さな指を思わせた。映画のタイトルは書かれていなかった。客が入場するときに案内係がチケットを破って、別の映画に使いまわされないようにしなければならなかった。サリーがチケットをほぼ半分に破って、近くのごみ箱に捨てるやり方を見せてくれた。「細かくちぎっちゃだめ」と彼女は言った。「記念にとっておきたがるお客さんがけっこういるのよ」
 ふと壁を見ると、パラダイスで行われた映画祭にオーソン・ウェルズが出席したときの新聞の切り抜きが額に入れられてかけてあり、こんなことが書いてあった。「昨日、オーソン・ウェルズが映画祭の上映館に足を引きずってあらわれ、こう語った。『映画界は死にかけだ、死にかけだ、死にかけなのだ』」
 チケット売り場の向こうには客席につづく扉が並び、その上には「客席はこちら」という案内板が灯っていた。上映のあいまだったので、サリーはわたしを客席のなかに連れていった。
 サリーはひとり話しつづけた。「パラダイスを描いたあの有名なフランスのアニメーション、観たことあるでしょ?」無知を悟られまいと、わたしはうなずいた。わたしの返事なんて関係なかった——どのみち話してくれるのだから。「映画のなかで男がひとり、おどけた様子で映画館に駆け込んできて、ジャック・タチの映画が上映中なのを見て飛びだしていくでしょう。あのアニメーションのファンがときどきやってきて、同じことをしようとするのよ。わたしが来てからジャック・タチの映画はかけたことないと思うけれど。かけたほうがいいのかもしれないわね」
 彼女は少し間まを置いた。「チェーン系の映画館と違って、うちのスクリーンはひとつだけ。スクリーンがいくつもあるなんて想像してみてよ。脳がいくつもあるようなものじゃない」と彼女は嫌そうに言った。
 客席にはギリシャ風の円柱が並び、その上部では美しいニンフを思わせる、石膏でできた巻き毛の男の半身像が両腕をあげ梁を支えていた。そのニンフに瓜二つの、黒髪で黒い服を着た若い男がひとり、客席を大急ぎで掃除していた。広々とした、ほんのいっとき人気ひとけのなくなった客席のなかで、男はひどく小さく見えた。肌は白に近い灰色で、まるでサイレント映画からいままさに抜けだしてきたかのようだった。サリーは彼のことは何も話さなかった。
 マスタードイエローのカーテンが、上映がはじまるまでスクリーンを覆い隠していた。天井は湾曲していて、ひびだらけだった。水染みがいくつも広がり、キスを交わすカップルたちをかたどった石膏の装飾(人間とは微妙に違うらしく、耳は長く尖り、角が生えていた)が縁に沿ってほどこされていた。こぶ状に湾曲した天井にあわせて、上階のアパートとのあいだに背の低いデッドスペースができていたに違いない。最前列の座席近くにある天井の一部が、テープとビニール袋のようなものでふさいであった。「じき修理するから、落ちてくるかもって心配しないで」と、わたしがぽかんと見あげているのに気づいたサリーが言った。
「さあ、見てほしいものがあるの。ここにいて」と言いながら、彼女は姿を消した。間まもなく、すべての灯りが消された。彼女が戻ってきて言った。「天井を見あげて」
 弱々しく瞬く星々が一面に広がっていた——小さなライトが占星術めいた配置で並べられていたが、わたしにはひとつの星座もわからなかった。ライトの半分が壊れているせいだと気づくのに、少し時間がかかった。
「映画を観ているあいだに天井を見あげる人はほとんどいない。でも見あげれば、驚きが待っている」暗闇のなか、サリーの歯と目が白く光った。
 彼女がふたたび灯りを点けると、掃除をしていた若い男は姿を消していた。
 客席のカーペットの下には跳ねあげ戸が何か所か隠れていて、そこから下水道のトンネルにじかにつながっていた。サリーが扉をひとつ持ちあげ、真っ黒で流れの速い、ひどいにおいのする川を見せてくれた。下に降りるための金属の梯子はしごもついていた。「絶対にお客様の目に入れないで」と彼女は警告した。悪臭が立ちのぼり、汚い水がいまにも染みだしてきそうだった。
 サリーが蛍光ピンクの芳香剤のボトルをワンピースのポケットから取りだしてスプレーし、立ち込めたにおいにわたしはむせそうになった。効果といえば、エリザベス一世女王の顔にさらに鉛の白粉おしろいを塗り重ねるようなものだった。芳香剤を撒いてもなお腐ったようなかびのようなにおいが残っていたが、わたしは気にしなかった。
 客席には六百人収容でき、それぞれの座席には番号が書かれた金属のプレートがつけられ、それぞれアルファベットの文字が振られた列が、全部で二十六あった。サリーのあとを追って、わたしは客席を出てロビーに戻った。いたるところに客が立っていて、テーブルヤシや鏡のあいだで次の上映を待ちながら、ポップコーンを食べ、飲み物をすすり、まばたきをして、池の水面でぷくぷく泡を吐く魚のように口もきかず、やがてわずかな光しか差し込まない暗闇の奥底に戻っていった。
 パラダイスのロビーには、ポスターの額縁の後ろに隠された秘密のドアがいくつもあって、そこから映写室、倉庫、販促物の倉庫、事務所につながっていた。
 映写技師は長い白髪の男で、映画のフィルムが入った金属製のケースが所狭しと置かれた狭い階段をのぼってわたしたちが映写室に入っていくと、ぶつぶつ文句を言った。
「ふだん表方のスタッフはここには入れないの」とサリーが言った。年代物の映写機は、まるで列車とミッキーマウスをかけあわせたかのような姿をしていた。ほかにも巨大な何かよくわからない、冷戦時代のコンピューターか冷蔵庫のような機械が、ぶんぶん音を立てながら人々の囁くような話し声を発していた——いま上映している映画の音声だ。部屋は異様に暑かった。
 大量の上映用のフィルムや、それよりもっと多くのフィルムが詰まったスーツケースがいくつか置いてあるほかに、ディズニーのピノキオが父ゼペットの奏でるアコーディオンにあわせて踊っているポスターや、こんなことが書かれたグルーチョ・マルクスのポスターがあった。「素晴らしい夜を過ごしました。今夜のことじゃありませんが」映写技師のピートはジーンズを穿き、ドナルドダックが描かれた色褪せたグレーのスウェットを着ていた。コカ・コーラの空き缶がたくさんあった——パラダイスでカップに注いで売っている炭酸飲料はペプシなのに。ピートは自分のケトルとおやつを持っていて、スツールもひとつ机のそばに置いてあった。机に所狭しと並ぶのはリールを修理するための工具——というのが彼の言い分だった。不恰好なやっとこや金属クリップが一式揃っているのをわたしがじっと見ていたら、そう教えてくれた。客席を見おろす小さなガラス窓もひとつあった。
 サリーはロビーの下にあるボイラー室と倉庫にも連れていってくれたが、どちらも気味の悪いところだった——やはり鏡がたくさんあったものの、薄汚れていてろくに映らなかったし、掃除用具も表面がかぴかぴになっていて、触ったところをことごとく汚してしまいそうだった。だが、サリーによるとトイレ用の石鹼やモップはここに取りにこなければならないという。倉庫には段ボール潰し機が置いてあって、サリーがその場で使い方を教えてくれた。段ボール潰し機はくすんだ色の金属でできた醜い箱型の機械で、雑誌から適当に切り取られたホラー映画のスターの写真がびっしり貼られていた——『シャイニング』のジャック・ニコルソン、ペニーワイズ、フレディ・クルーガー、ノスフェラトゥ。誰かがこのなかで指を一本、あるいは片手をまるごと潰されでもしたのだろうか。
 倉庫のほかの場所は、炭酸飲料の缶やビール、小さな目玉焼きやワニの形をした砂糖菓子、瓶入りの黄色い歯のようなポップコーン用の実であふれかえっていた。「映画のチケットでは儲からないの——そのお金はスタジオに入るから。お菓子や物を売ることでようやく儲けがでるのよ」とサリーは言った。

 

***続きは『楽園の子どもたち』でお読みください***

 

 

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『楽園の子どもたち』

カミラ・グルドーヴァ 著

上田麻由子 訳

 

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