エッセイ

寂しいままで、親になる   山崎ナオコーラ『母ではなくて、親になる』

子どもが生まれるまで、出産育児の類の雑誌を読むことができなかった。大きな腹をかかえて笑う妊娠○か月の○○さん、フリルの服をまとった生後○か月の○○ちゃん、あの表紙から「正しさ」の匂いしか嗅ぎとることができなかった自分は、母とは微笑んで腹をなでさするものであり、子のためにふんわり優しい世界に身をゆだね

しょせん料理じゃん? 小林カツ代『小林カツ代の日常茶飯 食の思想』

大学の外でも学問研究を続ける「在野研究者」の本を書いたとき、とても悩んだ思い出がある。「料理研究家」は在野研究者なのか否か。リブロポート社が出していた民間日本学者シリーズには、料理研究家の草分けだった辰巳浜子の評伝があった。成程。栄養学の先生でもないし、まあ、在野なのはいいとして……研究者? 新しい

担当編集者が語る、ECD『他人の始まり 因果の終わり』

ECDは日本でのラップ・シーンの初期から今にいたるまで最前線で活動してきたミュージシャンであるとともに作家・エッセイストとして多くの著書があります。それだけではありません。2003年以降は反戦運動などの現場に身をおきつづけてきましたが、とりわけ2011年以降の反原発運動、そして近年の大久保などでのレ

「十ヵ月の赤ん坊」 『母ではなくて、親になる』続々重版御礼! 試し読みvol.2

『母ではなくて、親になる』(山崎ナオコーラ)続々重版御礼!★表紙・目次イラストはヨシタケシンスケさん!とくに読者からの反響が多かった章(本書書き下ろし)を、2週連続でまるごと試し読み公開します。〜書き下ろし公開vol.2〜27「十ヵ月の赤ん坊」_____________________ 赤

「フェミニンな男性を肯定したい」 『母ではなくて、親になる』続々重版御礼!試し読みvol.1

『母ではなくて、親になる』(山崎ナオコーラ)続々重版御礼!とくに読者からの反響が多かった章(本書書き下ろし)を、2週連続でまるごと試し読み公開します。〜書き下ろし公開vol.1〜20「フェミニンな男性を肯定したい」_____________________エッセイや小説等の書籍には、著者プロフィール

山崎ナオコーラ×ヨシタケシンスケ 異色子育てエッセイW刊行記念のイベントを開催!

山崎ナオコーラさん『母ではなくて、親になる』(河出書房新社)と、ヨシタケシンスケさん『ヨチヨチ父 とまどう日々』(赤ちゃんとママ社)の刊行を記念して、2人のトークショーを開催します。 『母ではなくて、親になる』『ヨチヨチ父 とまどう日々』W刊行記念 作家LIVE「山崎ナオコーラ×ヨシタケシ

Web河出で大反響だったあの連載に、9話の書き下ろしを加え、待望の単行本化!――山崎ナオコーラ『母ではなくて、親になる』

37歳で第一子を産んだ山崎ナオコーラさんが、妊活から子供が1歳になるまでを綴ったエッセイ集を刊行しました。「自然分娩をしてこそ、母親」など、“自然”や“普通”や“常識”と様々なレッテルが貼られて、追い詰められがちな出産・子育て。さて“母親”ではなく“親”の目で、出産・子育てを見てみると、どんな世界が

天才翻訳家が遺した、『ユリシーズ航海記』(柳瀬尚紀)刊行記念 最終回 円城塔によるエッセイ公開

円城塔呼ぶだに得るは、獏、食え捨てる、干せ姉へ、見やる綱誉む、酔えるぜ仮屋。(ヨブ ダニエル ハバクク エステル ホセア ネヘミヤ ルツ ナホム ヨエル ゼカリヤ) ──結局、どんな話?と疑いを持たない口調で問われる。一体いつから小説は、どんな話?と一言で訊いてよいものになったのか。あるい

天才翻訳家が遺した、『ユリシーズ航海記』(柳瀬尚紀)刊行記念 第7回 岡田利規によるエッセイ公開

岡田利規『ユリシーズ』は引き起こす 「独身主義をひきずりひきずり/ひたすら勤しむせんずりせんずり」という一節に第九章「スキュレーとカリュプディス」の途中で出くわしたときは、これ自体が日本語の詩としてあまりにパーフェクトなので、さすがに僕ものけぞりのけぞり、原文に当たってみずにいられなくなり

天才翻訳家が遺した、『ユリシーズ航海記』(柳瀬尚紀)刊行記念 第6回 稲川方人によるエッセイ公開

稲川方人トロリーナ、大丈夫、いつでも会いに来てくれるよ もう新宿角筈あたりにはまともに人と話の出来る店がなくなってしまったので場違いとは承知しつつ、ピカデリー・ビルの地下にある無印良品のカフェで、旧知の編集者・小池三子男に十数年ぶりに会った今年(二〇一六年)の夏の始め、私には久しくその名を

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