単行本

身に覚えのある未来『消滅世界』【評者】小島慶子

『消滅世界』村田沙耶香『消滅世界』村田沙耶香 【評者】小島慶子身に覚えのある未来 びっしりと産み付けられた虫の卵を見てギョッとしたことはないだろうか。親虫は本能のままに産卵したのだろうが、私はその母虫の執念よりも、母虫をそのように生かしめている摂理が怖い。『消滅世界』は、そうした

河出書房新社創業130周年記念 かわくらセミナー「〈日本〉を考える」第2回 水野和夫 「世界史のなかの日本経済」

【参加募集中!】河出書房新社は本年、おかげさまで創業130周年を迎えています。河出クラブ(かわくら)ではそれを記念して、この国の現在・過去・未来を問い直す連続セミナー「〈日本〉を考える」を企画いたしました。ここに第2回の参加募集を開始いたします。皆様のご参加をお待ちしております。* * * * *河

パートナーを愛していますか?『夫婦という病』

『夫婦という病』岡田尊司『夫婦という病』夫を愛せない妻たち岡田尊司(精神科医) パートナーを愛していますか? 夫婦やパートナーとの関係で悩んでいる人が、とても増えている。夫と、妻とやっていくのが無理だと感じている人も多い。経済的な問題や子どもへの影響を考えて、どうにか夫婦を続けて

世界が待ちわびた全108枚、幻のオリジナル版を限定復刻。荒木経惟『センチメンタルな旅』

『センチメンタルな旅』荒木経惟『センチメンタルな旅』荒木経惟 1971年私家版で刊行された幻の写真集『センチメンタルな旅』。誰もが知るこの有名写真集をこれまで我々は長きにわたって新潮社版の『センチメンタルな旅・冬の旅』に収められた21枚のダイジェストでしか見ることができなかった。今回ついに

虚構のなかの現実を生きる『小松とうさちゃん』

『小松とうさちゃん』絲山秋子『小松とうさちゃん』絲山秋子  【評者】内山節虚構のなかの現実を生きる 今しがた、私は駅の券売機で切符を買っていた。新幹線の切符なのだが、以前とはタッチパネルのつくられ方が変わっていて、画面が私に問いかけてくるようになっていた。その問いに答え

【40名限定】古典ビギナーでも大丈夫!人気作家による「作家と楽しむ古典」連続講義がスタート

累計25万部を突破した大好評の「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻)。 この1月から第2期の刊行が始まり、このたび多くの読者からの要望を受け、好評既刊の古典新訳を少人数でじっくりと読み解く「作家と楽しむ古典」連続講義の開催が決定しました。イベント参加者には対象書籍を読んだ上での参加を推奨し

ドローンで完全監視される近未来。独ベストセラー作家による21世紀版『1984』

『ドローンランド』『ドローンランド』トム・ヒレンブラント【訳者】赤坂桃子 ドイツ語圏の主要ミステリ賞・SF賞受賞! 本書『ドローンランド』は、ドイツで二〇一四年に刊行されたトム・ヒレンブラント作Drohnenland(Kiepenheuer & Witsch)の翻訳である

「大人の塗り絵」の進化がヤバい……! 大ブーム!  第10回「大人の塗り絵コンテスト」展覧会 2月20日より

「これが塗り絵?」と驚く力作 297点を一堂に展示     すべて一番右の線画を元に塗った『大人の塗り絵 フェルメール編』から「真珠の耳飾りの少女」の塗り絵4作品。それぞれのアレンジ意図が読み取れて面白い!昨年から一大ブームを巻き起こしている「大人の塗り

永遠に死ぬことがない吸血鬼夫婦の倦怠期。『レモン畑の吸血鬼』

『レモン畑の吸血鬼』カレン・ラッセル 松田青子訳『レモン畑の吸血鬼』カレン・ラッセル【訳者】松田青子 二〇〇六年に初短編集『狼少女たちの聖ルーシー寮』(拙訳、河出書房新社、二〇一四)を刊行してからというもの、カレン・ラッセルに対する評価は高まるばかりだ。作品を発表するごとに、ミチコ・カクタ

BLを知ると世界が変わる。毎日が光り輝く。

『俺たちのBL論』サンキュータツオ/春日太一『俺たちのBL論』サンキュータツオ/春日太一 BLを知ると世界が変わる。毎日が光り輝く。頭でだけでなく心と身体で理解したとき、この世は一変する! それは、まるで「解脱」を経験するかのように、一瞬にして世界が変わる稀有な体験である。ある日突然自転車

イベント

イベント一覧

お知らせ

お知らせ一覧

河出書房新社の最新刊

[ 単行本 ]

[ 文庫 ]