外国文学

「アメトーーク!」にてカズレーザーさん大推薦 『アライバル』の「とんでもねえ細密な絵」少し見せます!

「アメトーク!!」読書芸人でカズレーザーさんが「絵がとんでもねえ緻密」「全員が感動できる」とおすすめしてくれた『アライバル』。放送記念でとんでもねえ緻密な絵を少しだけお見せします。文字がまったくない本ですが、「絵が物語る力」の強さを思い知らされます。『アライバル』は不思議な架空の国が舞台。主人公の故

知の巨人ウンベルト・エーコ最後の傑作は悪しきジャーナリズムの陰謀を描くミステリー!

『ヌメロ・ゼロ』ウンベルト・エーコ中山エツコ訳 全世界で1000万部以上売れているベストセラー『薔薇の名前』を著したイタリアの知の巨人ウンベルト・エーコの遺された最後の傑作!ある新聞のパイロット版を手がけるという名目のもと、「握りつぶされた真実を告発する新聞の創刊」を目指す編集部。しかしそ

2014年度ピューリッツァー賞受賞、300万部を超える世界的ベストセラー!

『ゴールドフィンチ1〜4』ドナ・タート 岡真知子訳 美術館爆破テロで母を亡くした少年・テオは、その時美術館から1枚の名画を持ち去った――レンブラントとフェルメールを結ぶ画家、ファブリティウスの「ごしきひわ」。孤児となったテオはそのオランダ黄金時代の小さな名画とともに、波瀾万丈の運命を辿って

異色作家ソローキン「氷三部作」完結記念!『23000』試し読み公開

『23000』ウラジーミル・ソローキン 著松下 隆志 訳  「原初の光」を目指す教団は、二万三千の金髪碧眼の仲間を捜索し、ある少年を得る。対する肉機械(=人間)達は教団を揺さぶる。二〇世紀初頭ツングース隕石に始まる驚異の氷三部作、完結。  究極の前衛、奇跡のよ

『青い脂』のモンスター、ソローキン「氷三部作」完結記念、『ブロの道』試し読み公開

『ブロの道』ウラジーミル・ソローキン 著松下 隆志 訳ツングース隕石探検隊に参加した青年が巨大な氷を発見し、真の名「ブロ」と「原初の光」による創造の秘密を知る。20世紀ロシアの戦争と革命を生きた最初の覚醒者をめぐる始まりの物語。 アヴァンギャルドから物語の最前衛へ。ソローキンにしか書けない

『青い脂』のモンスター、ソローキン。「氷三部作」完結記念、『氷』試し読み公開

『氷』ウラジーミル・ソローキン 著松下 隆志 訳21世紀初頭のモスクワで世界の再生を目指すカルト集団が暗躍する。氷のハンマーで覚醒する金髪碧眼の男女たち。20世紀を生き抜いたそのカリスマ的指導者。世界的にも評価の高まる作家の代表作。 氷の大槌が肉機械を生者に変えた。妄想と暴力で編まれたソ連

第二回日本翻訳大賞 受賞式挨拶

このたびは、日本翻訳大賞という、愛すべき語り部ソリボにこれほどふさわしいものはない賞を頂き、本当にうれしく思っています。というのも、この、『素晴らしきソリボ』という小説は、それ自体が、作者と翻訳者、書かれた作品と翻訳者の対話としても読めると思うからです。語り部ソリボが最後に残した言葉を何とか紙の上に

開かれすぎの心。『コドモノセカイ』岸本佐知子

『コドモノセカイ』岸本佐知子『コドモノセカイ』【編訳】岸本佐知子 【評者】津村記久子開かれすぎの心 子供でいることほど心もとないことはなかった。かといって大人になれば無事になるとも思えなかった。だからわたしは心もとないなりに、恐ろしいほど今を生きていた。ほとんど毎秒が綱渡りと言っ

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