
グーグルに神が宿る日はくるのか?人類が辿る道を予言する恐ろしい本──『ホモ・デウス』書評(評者:藤原和博)
藤原和博
恐ろしい本である。 『サピエンス全史』で人類が生まれてからこのかた、どのように「意識」を進化させたかを描き、今度は、これから人類が辿る道を予言している。例によって、ウィットとユーモアのある読みやすい文章でだ。 だから、もし中高生に2冊だけ、3年ずつかけて学ぶ教科書を挙げよと言われたら、私は躊躇なく
2018.10.23人文書
藤原和博
恐ろしい本である。 『サピエンス全史』で人類が生まれてからこのかた、どのように「意識」を進化させたかを描き、今度は、これから人類が辿る道を予言している。例によって、ウィットとユーモアのある読みやすい文章でだ。 だから、もし中高生に2冊だけ、3年ずつかけて学ぶ教科書を挙げよと言われたら、私は躊躇なく
2018.10.23吉川浩満
各所でご高評頂き、おかげさまで発売後2ヶ月弱で重版が決まりました!「まだ読んでないよ」という方、「この秋は“人間とは何か?”を考えてみたい」という方のために、本書の「まえがき」を特別公開します。終わりには刊行記念ブックフェア、トークイベント、youtube番組公開情報と盛りだくさんです。ぜひ最後ま
2018.09.25吉川浩満
吉川浩満さんの新作『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』の舞台裏に迫った特別インタビュー後篇。今回は、近年の吉川さんのご関心の変化、人間の定義をめぐる現状、そして未来についてなど、さらに踏み込んでたっぷりお話をお聞かせいただきました。 ──ベストセラーとなった前著『理不尽な進化』から4
2018.08.13今年1月刊行『裁判の原点』が、発売後6か月で重版となりました。ここで改めて、著者・大屋雄裕氏に、この本の魅力、「裁判について書かれた本」としての新しさについて、お話しいただきます。 —— 発売直後から、新聞・雑誌の書評でも取り上げられ、堅調に売れ続けてきていました。改めて、この
2018.07.28読者のみなさん、こんにちは。ユヴァル・ノア・ハラリです。私の新著『ホモ・デウス』について紹介したいと思います。私の前著『サピエンス全史』では、集合的神話――神や人権、貨幣など――を信じる私たちのユニークな能力が、どのようにして私たちがこの惑星地球を征服することを可能にしたのかについて書きました。『ホ
2018.07.27// // 全世界800万部突破の『サピエンス全史』著者 ユヴァル・ノア・ハラリが 戦慄の未来を予言する新著で、すでに世界で400万部を突破している『ホモ・デウス』の日本刊行が2018年9月に決定しました。発売を前に、本書の一部を先行公開します。ハラリ氏が考える、今後数十年に人類が取り組むべき事柄と
2018.06.29斎藤貴男
『戦争経済大国』刊行に寄せて斎藤貴男 /安倍晋三政権は憲法を改正して戦争のできる国にしようとしている。しかもかつての敵国アメリカの手先として、彼らの世界戦略の片棒を担ぐ形で。戦争は嫌だ。だから私たちは憲法改正を絶対に阻止しなければならない。九条を守れ!――。/いわゆる護憲派に共通する認識だ
2018.05.10大屋雄裕
何のためにあるのか? 期待していいのか?重要判決から考える、正義・民主主義・国のかたち河出ブックス最新刊!『裁判の原点 社会を動かす法学入門』私たちは、裁判に何を期待すべきなのか。ときに不可解、ときに不正義にも見える様々な判決を、法学的にクリアに解説し、社会における裁判の価値を問い直す。知っておきた
2018.01.19全世界500万部突破! 世界に衝撃を与えた『サピエンス全史』は何を伝え、われわれにいかなる未来をさし示しているのか。我々人類が、他の人類種を根絶やしにし、力の強い他の生物を押しのけて、この地球の頂点に君臨できたのはなぜか。その謎をホモ・サピエンスだけが持つ「虚構を信じる」という特殊な能力から読み解き
2017.12.27加島卓
『オリンピック・デザイン・マーケティング』まえがき加島 卓 ■エンブレム問題とは?二〇一五年七月二四日、二〇二〇年に開催される東京オリンピック・パラリンピック(第三二回東京大会)のエンブレムが発表された。一〇四点のなかから選ばれたそのエンブレムは、「TOKYO」「TOMORROW」「TEA
2017.12.11