天才翻訳家が遺した、『ユリシーズ航海記』(柳瀬尚紀)刊行記念 第7回 岡田利規によるエッセイ公開
岡田利規
岡田利規『ユリシーズ』は引き起こす 「独身主義をひきずりひきずり/ひたすら勤しむせんずりせんずり」という一節に第九章「スキュレーとカリュプディス」の途中で出くわしたときは、これ自体が日本語の詩としてあまりにパーフェクトなので、さすがに僕ものけぞりのけぞり、原文に当たってみずにいられなくなり
2017.06.19外国文学
岡田利規
岡田利規『ユリシーズ』は引き起こす 「独身主義をひきずりひきずり/ひたすら勤しむせんずりせんずり」という一節に第九章「スキュレーとカリュプディス」の途中で出くわしたときは、これ自体が日本語の詩としてあまりにパーフェクトなので、さすがに僕ものけぞりのけぞり、原文に当たってみずにいられなくなり
2017.06.19稲川方人
稲川方人トロリーナ、大丈夫、いつでも会いに来てくれるよ もう新宿角筈あたりにはまともに人と話の出来る店がなくなってしまったので場違いとは承知しつつ、ピカデリー・ビルの地下にある無印良品のカフェで、旧知の編集者・小池三子男に十数年ぶりに会った今年(二〇一六年)の夏の始め、私には久しくその名を
2017.06.18高山宏
昨年7月、ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀さんが逝去されました。1993年、翻訳不可能と言われていた『フィネガンズ・ウェイク』を個人で初めて完訳して話題を集め、亡くなる直前まで、ジョイスの最高傑作『ユリシーズ』の完訳を目指して翻訳中でした。そんな天才翻
2017.06.17四方田犬彦
昨年7月、ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀さんが逝去されました。1993年、翻訳不可能と言われていた『フィネガンズ・ウェイク』を個人で初めて完訳して話題を集め、亡くなる直前まで、ジョイスの最高傑作『ユリシーズ』の完訳を目指して翻訳中でした。そんな天才翻
2017.06.16柴田元幸
昨年7月、ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀さんが逝去されました。1993年、翻訳不可能と言われていた『フィネガンズ・ウェイク』を個人で初めて完訳して話題を集め、亡くなる直前まで、ジョイスの最高傑作『ユリシーズ』の完訳を目指して翻訳中でした。そんな天才翻
2017.06.15朝吹真理子
昨年7月、ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀さんが逝去されました。1993年、翻訳不可能と言われていた『フィネガンズ・ウェイク』を個人で初めて完訳して話題を集め、亡くなる直前まで、ジョイスの最高傑作『ユリシーズ』の完訳を目指して翻訳中でした。そんな天才翻
2017.06.14いしいしんじ
昨年7月、ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀さんが逝去されました。1993年、翻訳不可能と言われていた『フィネガンズ・ウェイク』を個人で初めて完訳して話題を集め、亡くなる直前まで、ジョイスの最高傑作『ユリシーズ』の完訳を目指して翻訳中でした。そんな天才翻
2017.06.13[レビュアー]星野智幸
『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著もうフェミニストって名乗ってもいいでしょ?[レビュアー]星野智幸(ほしのともゆき)先日、仕事先の女性から、自分はフェミニストだと思うのだけど、あまり公には口にできない、という話を聞いた。そんなことを言おうものなら、たちまちのう
2017.06.01[レビュアー]中原昌也
『約束』イジー・クラトフヴィル 著 阿部賢一 訳 エンターテイメントに富んだ傑作ミステリ [レビュアー]中原昌也 クラトフヴィルなんて作家は聞いたことないし、どこの馬の骨だかわからない人間には極力関わらないに越したことはないが、そのような見ず知らずの人間に唐
2017.03.02イジー・クラトフヴィル
『約束』イジー・クラトフヴィル阿部賢一訳 現代チェコ文学を代表する作家にして、ミラン・クンデラの後継者、イジー・クラトフヴィルの代表作『約束』がついに日本初邦訳!舞台は1950年代チェコの都市ブルノ。戦時中にナチの鉤十字型邸宅を手がけたばかりに、戦後は秘密警察に追われ、最愛の妹を失った建築
2017.02.10世界基準の教養 for ティーンズ はじめての法律
山本 龍彦 日本語版監修川野 太郎 訳ララ・ブライアン 文ローズ・ホール 文アンナ・ハーディ イラストミゲル・ブストス イラスト
高峰秀子と作家たち
/高峰 秀子 著