
日本SF史上初!? 女性作家のみの書き下ろしSFアンソロジー、 大森望責任編集『NOVA 2023年夏号』序文公開
大森 望
中国SF『三体』の翻訳でも有名な大森望氏が責任編集を務める、日本SF書き下ろしアンソロジー『NOVA』シリーズ。 日本SFの大御所から新人まで、魅力的な作家陣による読切SFが発表されてきた本シリーズの最新刊『NOVA 2023年夏号』(河出文庫)は、全13作を収録。 いつもどおり、日本SFシーンの
2023.04.06ためし読み
大森 望
中国SF『三体』の翻訳でも有名な大森望氏が責任編集を務める、日本SF書き下ろしアンソロジー『NOVA』シリーズ。 日本SFの大御所から新人まで、魅力的な作家陣による読切SFが発表されてきた本シリーズの最新刊『NOVA 2023年夏号』(河出文庫)は、全13作を収録。 いつもどおり、日本SFシーンの
2023.04.06西加奈子
西加奈子『くもをさがす』 蜘蛛の多い家だった。 木造の、古い家だ。一軒家を二つに割って隣家と共有するduplex(デュプレックス)は、こちらではよくある構造で、でも、我が家は変わっていた。5階建てなのだった。ベースメントと呼ばれる半地下(これも、カナダではよくある)に一つ目のベッドルーム
2023.03.08ジュリー・スミス
TIKTOK「トップ・クリエイター100人」に選出され、「いいね」2000万超を集めた心理学者・臨床心理士ジュリー・スミスによるセルフケアガイド『一番大切なのに誰も教えてくれない メンタルマネジメント大全』を刊行します。 気分の上下、不安、ストレス、やる気……日々のメンタルを整える簡単で実用的な方法
2023.02.20遠野遥
文藝賞受賞の鮮烈デビュー作『改良』、2作目にして「平成生まれ初」の芥川賞を受賞した『破局』、異常な学園を生きる少年を描き「かつてない読書体験」と大きな反響をよんだ長篇『教育』。デビュー以来、次々「分類不能」で「挑発的」な作品を発表し、日本文学界と読者を揺さぶり続ける作家、遠野遥。その第4作となる『浮
2023.01.20橋本治
橋本治さんの名著と名高い『完本 チャンバラ時代劇講座』が単行本刊行の1986年から初37年の時を経て、初文庫化となりました!チャンバラ映画論として大変優れているだけでなく、文学やテレビなど広範囲にわたるジャンルを語ることによって、日本の近代史が浮かび上がるというとてつもない内容となっております。今回
2023.01.06恩蔵絢子
=====試し読みはこちら=====脳科学者の母が、認知症になる「医者ではなく脳科学者として、母を見つめる」 母親が六五歳でアルツハイマー型認知症と診断された。 母の異変に気付いてから、一〇ヶ月後のことだった。 認知症は、今のところ治なおす薬や方法がない。それゆえ
2023.01.05ウディ・アレン著 金原瑞人/中西史子訳
現代アメリカを代表する映画監督のひとりにして、多くの俳優から尊敬を集めてきたウディ・アレンは、#MeToo運動で過去の児童性的虐待疑惑(アレンいわく「事実無根」)が再燃し、アメリカ映画界から追放状態となりました。書き下ろしの自伝もまた、直前になって出版中止に追いこまれます。 その直後に別の出版社か
2022.12.22元永知宏
古舘伊知郎と佐藤孝(古舘プロジェクト会長)、表裏一体にして水と油。二人の異才が産んだ奇跡の舞台がある。ステージに立つのは古舘ただ一人。マイク一本で観客に挑む「真剣勝負」。稀代の語り部の本当の顔に迫る傑作! =====試し読みはこちら=====トーキングブルースをつくった男「はじめに」&nb
2022.11.30安堂ホセ
着ていたTシャツに隠されたQRコードから過激な動画が流出し、職場で嫌疑をかけられたジャクソンは3人の男に出会う――。痛快な知恵で生き抜く若者たちの鮮烈なる逆襲劇!第59回文藝賞を受賞した、安堂ホセの話題作。 安堂ホセ『ジャクソンひとり』(河出書房新社) 1400円+税 安堂ホセ『
2022.11.25日比野コレコ
絶望をドレスコードにして生きる高校三年生の静とナナは、「ことばぁ」という老婆の家に毎週通っていて――。まるで日本語ラップのリリックのような鮮やかなパンチラインで、若者の生の切実さを描き出す。第59回文藝賞を受賞した、日比野コレコの注目作! 日比野コレコ『ビューティフルからビューティフルへ』
2022.11.25